奇妙山

2012年09月18日 | 風景

本日は久しぶりに水彩色鉛筆を使って風景画を描いてみた。
モデルとなった山は、わが家より東方向に見える奇妙山、標高1099.5メートルの山まである。身近にある山のことゆえ、たびたび風景画のモデルとしてわがブログに登場していただいている。

奇妙、奇妙と名前は奇妙なれど、前にも書いたと思うが、この山は眺める方向によって、なだらかな尾根続く優しげな姿だったり、反面岩塊ゴロゴロの難攻不落の山城築ける岩山だったりと、著しくその山容が変化する。丁度この絵の方向が荒々しい奇妙山の姿で、私の好きな姿だ。

いくつかのハイキングコースもあり、低い山にしては、西の北アルプス、北の黒姫・妙高の北信五岳の眺望よろしく、眼下には真田十万石の松代城下町が一望できる。
古くは信仰の山らしく、あっちこっちに石仏が置かれ、北西斜面には何百の小型古墳が置かれた大室古墳塚群がある。

春、山も南斜面裾は杏花でピンクに染ま理、雪のアルプスと共演する。今年の春、その絵を描こうと出かけ、何枚も写真に収めたが、技量未熟のため断念。また何時かの機会に挑戦・・・ まっ 一生無理か。(笑)


中条の棚田

2012年08月26日 | 風景

えー 先週は甥っ子の結婚式に出席。
場所は京都、足は姉のダンナのミニバン。運転担当は、もちろん車の持ち主の義兄と姉、私とかあちゃんはただの乗り手。朝の八時に長野を出て、北陸道回りで滋賀県入り、京都入京(ホテルチェックイン)午後の五時。翌日挙式でもう一泊、帰りの道は東名経由で中央道、乗ってるだけでも疲れたWa ^^;
しかし考ええみれば、かあちゃんと連れ合って三十年、車中泊の旅行は何度もあるものの、ホテル移動無しの旅行は新婚旅行以来、しかもリゾートホテル、ホテルをとってくれた甥っ子夫婦に感謝です。

本日の絵はそんな京都か結婚式の絵でもと思ったが、日々35度超えの京都の暑気か、旅疲れ・・・ 帰宅してから一枚も描いてない。
しかしブログをやっている以上はこんなこともあろうかと、前よりちょこよこ描き貯めておいた絵でお茶濁す ^m^

ってことで、本日の絵は長野市の西部にある中条地積(合併前は下水内郡中条村)板倉の棚田。五月末か六月初めの田植え後の棚田の風景。というのも、またも長野市広報の写真から描きました故^^;。
っしかしなんですかねー、最近山に行っても農地の荒廃が進んで描いたような棚田も少なくなりました。
整然と耕された棚田も少なくなりましたが、人口問題、都市の集中化、行政の合理化等の流れなんでしょうかねー、最近の合併で由緒ある郡名も棚田同様消えていきますね。近い例で今回の平成の大合併で私が生まれた郡名、『更級郡』が地図から消えました。
そう・・・ 更級そばの更級。そして南安曇野郡も消えました。
みんな隣村の市へと吸収され、山間部はいよいよ人口流出、田を守れる老人はもう限界状態。
草刈も難儀な状況です。
今回の板倉の棚田は、全国棚田百選に選ばれており、このような棚田はなんとか地元民の協力、ボランティアの手などで辛うじて維持されてますが、ほとんどの山の田は元の山の姿に戻りつつあります。
わが家の山の田も、義父は九十、義母八十八入院中で耕作したくとも手が無く昨年耕作放棄、田は雑草に覆われました。
風景としては残していきたいが、実際はね ^^; 
偉そうなこと言ってわみたものの、 私ってダメ ねー (T T)


こころのふるさと

2012年07月26日 | 風景

今日の絵は久しぶりの風景画。
場所は最近長野市と合併した信州新町という山間の町。
その街の中心地をちょっと高所より眺めた図である。
街中央を流れる、犀川を堰き止めて出来た『ろうかく(琅鶴)湖』、その背景に北アルプスが列なる。
このすぐ下流に、「キジも鳴かずば」伝説の地で有名な、犀川の絶景ポイント『久米路峡』もあり、多くの画家、詩人が訪れ愛された。           
『ろうかく(琅鶴)湖』とは、水の色が琅玕と呼ばれるヒスイ色、その形が鶴が翼を広げたようだと言うことで、画家の有島生馬が名づけた。また有島の美術館には、鎌倉より移された、有島のアトリエ兼住居が併設されている。
目を満たせば腹もねっうんで、この地はジンギスカンが名物料理。北海道のジンギスカンとはまた違ううまさがある♪
ここには食用の羊、サフォ―クスの牧場もあり、その肉は、ステーキや骨付き肉、しゃぶしゃぶがなどで提供されている。
甘い香辛料の味付けが苦手な私、ジンギスカンよりサフォ―クスのラムステーキがおすすめよ♪

じつはこの山間の街の病院に、かあちゃんのかあちゃんが入院。つまり妻の実家の母親だが、寄る年波に勝てなく病院(絵の下中央の建物)のお世話になっているので、ほぼ毎日通ってる。
川筋と並行に走る国道からの眺めは、四季折々の色がありまるで観光ドライブ。しかし建前が建前、ゆっくり写生や写真も撮ってるわけにもいかず、それと低地の国道からはアルプスが見えるには見えるのだが・・・ ^^;
と!ある時、信州新町の市支所に寄った時に、この町の観光パンフレットが置いてあり、この表紙にこの写真が載っていた。これはラッキーと早速色鉛筆で描いたのがこの絵。

あはは 無断借用スンマセンm( )m
ナニ?もっと上手にってか・・・ 限界です(ToT)


絵は難しい

2012年05月10日 | 風景

連休の時にUPした“桜”の写真。その写真を撮りに行ったのは、4月28日。そう東京ではとっくの昔に散ってしまい、日本列島を南からやってきたの桜前線も、やっとこさ津軽海峡に到達し、海を渡る準備体操している頃。
春遅いといわれるこの田舎でも、淡いピンク色から緑まぶしい桜に変身完了。
でもどっこい、里の桜は散っても、ちょっと山に登れば、桜は満開、山に響く“鶯”の声なのである。

標高500~600メートル。
100メートル上がる毎に、一度気温が下がるという。わが家の標高は東京タワーのてっぺんの330メートル。
前に載せた桜の写真や今日の絵の、クルマで2・30分程のかあちゃんの実家近くのこの池は、今話題の東京スカイツリーのてっぺんとほぼ同じ。
今月21に開業のスカイツリーのエレベーターは俊足らしいが、桜のエレベータは、亀足カタツムリ、この高さまで上るのに約半月、15日程、まー時間の掛かる事で。

まーそんなとこで、GW連休中でも十分に花見のできるこの池に、連休初日に桜の写真を撮りに行った。
また、この池付近はアルプスの眺望よろしく、絶景の隠れ撮影ポイントで、今までも何枚か公開してるし、絵も描いてきた。
釣り専科で買った私の安物デジカメ、高価な一眼カメラやレンズ交換できるミラーレスに十分対抗できる写真が撮れる。
ましてやこの日は朝から快晴、雲が無い
うまくすると“池”“桜”“アルプス”の三位一体写真も撮れるかも

ほれっ かあちゃん いつもみたいに午前中から山の家へでかけましょ
えっ ナニ 今日は午後一ってか。
うううっ 午後は逆光、雲が出やすく、晴れていてもこの時期、空気中の水蒸気多くて・・・ 

案の定、着いた時刻にゃ、アルプスの容姿薄く、近間の白馬や鹿島の槍は写っても、遠くの槍や穂高はフィルター無き安物デジカメじゃ、ハッキリした山容が写らない。
それでも苦労して“三位一体”の撮影に成功。
写真じゃ薄いが、農作業の時期を控えて、満水の池。満開の桜。そして池奥手の前山の山肌は新芽の緑に染まり始め、ところどころにほんのりピンクの山桜。その前山の後ろには白き雪をいまだに被る穂高や槍の各名峰
この図を絵にしなくちゃ、絵好きの名折れである

9連休のGW,どこにも行かず、ブログの投稿もせずに、早くブログにこの絵をと・・・ 描く毎に失敗作の積み重ね。描いた枚数ひとにも言えず、名折れであると高言はいたが、名折れどころか、鉛筆折れた
まっ いままでもけっこうひどいもん公開してるし、いまさら上手くなるものでもないし。面の皮の厚さと、心臓の毛の多さは自慢もの
て・・・ 言うんで、今回自分でお失敗したと思ってる絵を、失敗作から選りすぐり、三枚公開。

まず、水彩色鉛筆で
えー 描いてて気付いたこと
桜の木の描き方がわかんないってことに

次、12色の水彩絵の具で
あはは 色の作り方が・・・ わっかーんないや

そして油彩色鉛筆
これも山の色、が思っていた色からだいぶかけ離れてしまい
それと色鉛筆を用いた桜の木の描き方と色、ネットで調べたんですが、よく判らなく、自己流で描いたら・・・
こんなんに

次はもっとうまくなれるよう頑張ります。
って・・・ 無理か^^;