天使のスリッパ

2012年12月22日 | 情景

数日前、わが家に遊びに来ていたかあちゃんの友人が、“スリッパ”を描いてくれと言う。

「なんじゃそれわっ?」と聞き返せば、「蘭の」花」だと言う。

「名前はパテオ・・ パフィオ・・ パフオ・・  あ゛ーっ思い出せない! まっ、とにかく、通称“神様のスリッパ”か“天使の・・”ぅう~ん・・ まっ、よろしく♪」

“天使の羽”とか“天使の誘惑”、“天使のココア”なら、まだ聞いたことがあると思うが、スリッパね~・・・  どんな花なのか、まったく思い浮かばない。うひょー ・・・ また難しい仕事を。

なんせ こちとらこの世に「おぎゃぁ」と生まれて以来、自分に一番そぐわないものは・・・と聞かれれば、躊躇無く「 花 」と答える私に向かって、“花”を描けとは ねぇー、世も末である。
確かに昨日は、かの有名な“マヤ暦”で言うとこの、『世界終焉の日』であったな ^^;

顔の前に指を一本立て、左右に振りながら、「チッチッチ 、お嬢さん(オバサン)、俺には花は似合わないぜ」と言って、まともに花なんぞ描いたことない私に、花描けとわ!それも、依頼主さえ名前の思い出せないほどの花の絵など・・・ (T_T)

ネット検索。

“スリッパ”  出てくる画像は間違い無く『スリッパ』

“神様のスリッパ”  該当なし

“天使のスリッパ”  スリッパに紛れて蘭の花。
  いくつか検索した中にあったが、さて目的の花かなのか・・


“天使のスリッパ  蘭”と入力。
  次から次と蘭の花!
  色、形、大きさと、どれがどれだか^^;
  検索した写真の中に、“天使のスリッパ”の文字と、花の本名なのかカタカナで記入された長い文字列”。
  本当の名前は、『パフィオペデュラム』と舌を噛みそう。

やっと本命の花の名発見か!

検索窓に”パフィオペデュラム”と入力。
と・・・ 

えっ!! 一つの花なのに・・・ そこには百花繚乱、千差万別の花写真。
蘭だけでも25000種以上、パフィオペデュラムの原種だけでも80種以上!
今回探して描いた絵も彼女の本命に非ずとか・・

だめだ こりゃ ^^;


女性の一番美しいとき

2012年11月08日 | 情景

そりゃ やっぱし 産まれたばかりのわが子に初めて母乳をあげている時でしょうな。

子育て放棄とかがいろいろ問題を起こしている昨今ですが、この時点ではそんなこと考えている母親はまず100%ひとりもいないと思いますね。
母親の愛情がすべて生まれてきたわが子に注がれる一瞬でもあります。
この瞬間、母親は赤ちゃんのことしか頭になく、共同体の亭主のことなんか頭のどこのすみっこ探してもみつからないだろうな、きっと。

母親は強し
  されど亭主は弱し

なんてことは我が家だけ?

そんな想いを込めながら、今回は母乳を赤ちゃんにあげてるお母さんの絵を油性色鉛筆とケント紙で描いてみた。
はじめ鉛筆画にしようとして描き始めたが、途中から色鉛筆に変更。でねっ・・・ もっと淡い色にしたかったんだけど、鉛筆の色が色鉛筆の色に移っちゃって失敗しました。

いま、次の絵として水彩色鉛筆と画用紙の組み合わせで同じ題材を描いています。
こちらの方も描きあがったら載せたいと思いますが、まっ私のうでじゃ、次回作も他人様に見せられるようなもんじゃないのは間違いないでしょうな。


投網漁

2012年09月07日 | 情景

いつもの暑苦しさと違い、昨夜は開け放した窓より流れ込む涼しい夜気に誘われて、今朝がたは起きたつもりが、ついの二度寝、定時の散歩時間を大幅に遅刻して起床。
二階の窓から眺める山の景色は、ほんのり白い霧色の山。身支度整え散歩に出かける。
耳に差し込んだラジオのイヤフォンより聞こえる天気概況。

「久しぶりに涼しい朝を迎えました。今日は『白露』、草木の葉っぱに露が降りる日です」と。
また、「長野県の菅平では、朝の最低気温が10℃を切った(9.8℃)のは、六月中旬以来です」とも言っている。

この菅平とはわが家より毎日仰ぎ見ている山である。ちなみに長野市の最低気温は18.4℃。

「北関東各地、長野北部・中部、朝のうち濃霧注意報が・・・」

おおっ いよいよ秋本番、過ごしやすい秋である♪

「朝の霧は日中はよく晴れると言われますが、間違いなく今日の日中はよく晴れた一日になるでしょう」

たしかによく晴れた。
おかげで気温もぐんぐん上昇し、長野市の最高気温は32℃へ!
昼、用事で近くの信州新町へ出かけたが、途中の道路上にある温度計は35℃を表示!!
これじゃ・・ からだがもたん(T_T)

通ってことで、今日の絵は、『朝霧立つ千曲川の投網漁』
なお、川の景色と投網漁の景色は、もともと別の写真だったものを合成しましたので ^^;


本を読む少女

2012年03月10日 | 情景
先月亡くなった父の身辺整理。
どっかに隠し財産でもありゃしないかと、兄妹一同目を皿のようにして探したが
、金目のものはなんも無い。
となると、金の延べ棒、証券・証書なんて有る訳無い。
父の部屋に残されていたものといえば、昔からの“家族アルバムのみ。
これじゃテレビ・映画でおなじみの相続争いの“あ”の字も起こらない。あらためて我が家の貧乏さを再確認。
財産探しをあきらめ、兄妹がん首そろえアルバムの整理へ。
「これ、わたし♪」 「やだぁ 全裸じゃない♪」 へー お母さんの産湯写真♪」
いつしか全子供(内孫・外孫)加わり、全員で“あはは”“おほほ”とアルバム鑑賞会。
金目のものは残さなかった父が、残された者に唯一残した財産、それは【家族の和】でしたとさ、チャンチャン♪

そのアルバムの中に“気になった”一枚の写真。
屋外の日当たり良い場所に、手製の籐椅子だし、熱心に本を読む少女の写真。
うー・・・誰も見覚えなし。
すわっ! 隠し子か!!

いやいや、何回か中国旅行に行った時、撮影したスナップ写真の一枚。
1991年7月10日、場所は無錫の路上にてと書いてありました。
^^;

あつ! 今日昼、閲覧者が100,008人越しました。
感謝です♪ <(_ _)>