釣りをしているトトロたち

2012年12月28日 | 風景

早いもので、もー年末、師走の28日だ。
隠居生活に入って早二年半、年間50~60回ほど出かけていた大好きな釣りにもほとんど行かず、毎日絵を描きながら送る毎日。
当初の頃は考えただけでも気の滅入るようなインドア生活だが、人間慣れれば、こんな生活でも、
一年365日が “あっ” と言う間に過ぎて行機、また新しい正月を迎える。
子供の頃、大人になりそして朽ち果てるまでの無限と思われた長き時間も、振り返ればほんの瞬きの一瞬。
あぁ 時間が早く過ぎていくと感じるのは・・ 私が歳をとったから? (ToT)

とは書いたものの、やっぱりその日一日の時間は持て余す。
過ぎた時間が早いのであって、過ぎようとする時間は長いものなのだ。
絵を一日日中描いているのも良いが、またネットに溺れるのも良いが、やっぱマンネリのそれだけでは身をもてあそぶ。
人間、たまにーは違うこともやらなきゃ脳が縮む。

そこで平面から脱皮し、像の世界へ♪
しかし銅像、木彫り、焼き物・・・ みなみな道具だ、材料だと金掛かり、時間もかかる。
貧乏人には重大な問題点・・ ん!紙粘土♪紙粘土だと安く楽しめる。
二次元から三次元へ!そしていつかは四次元世界に羽ばたこう!

で・・・ できたのはこれ、そう、大好きなトトロ達が釣りしている様子。
しかし見るのとやるのは大違いなのね。
あははは 大口たたくのではなかったわ ^^;


天使のスリッパ

2012年12月22日 | 情景

数日前、わが家に遊びに来ていたかあちゃんの友人が、“スリッパ”を描いてくれと言う。

「なんじゃそれわっ?」と聞き返せば、「蘭の」花」だと言う。

「名前はパテオ・・ パフィオ・・ パフオ・・  あ゛ーっ思い出せない! まっ、とにかく、通称“神様のスリッパ”か“天使の・・”ぅう~ん・・ まっ、よろしく♪」

“天使の羽”とか“天使の誘惑”、“天使のココア”なら、まだ聞いたことがあると思うが、スリッパね~・・・  どんな花なのか、まったく思い浮かばない。うひょー ・・・ また難しい仕事を。

なんせ こちとらこの世に「おぎゃぁ」と生まれて以来、自分に一番そぐわないものは・・・と聞かれれば、躊躇無く「 花 」と答える私に向かって、“花”を描けとは ねぇー、世も末である。
確かに昨日は、かの有名な“マヤ暦”で言うとこの、『世界終焉の日』であったな ^^;

顔の前に指を一本立て、左右に振りながら、「チッチッチ 、お嬢さん(オバサン)、俺には花は似合わないぜ」と言って、まともに花なんぞ描いたことない私に、花描けとわ!それも、依頼主さえ名前の思い出せないほどの花の絵など・・・ (T_T)

ネット検索。

“スリッパ”  出てくる画像は間違い無く『スリッパ』

“神様のスリッパ”  該当なし

“天使のスリッパ”  スリッパに紛れて蘭の花。
  いくつか検索した中にあったが、さて目的の花かなのか・・


“天使のスリッパ  蘭”と入力。
  次から次と蘭の花!
  色、形、大きさと、どれがどれだか^^;
  検索した写真の中に、“天使のスリッパ”の文字と、花の本名なのかカタカナで記入された長い文字列”。
  本当の名前は、『パフィオペデュラム』と舌を噛みそう。

やっと本命の花の名発見か!

検索窓に”パフィオペデュラム”と入力。
と・・・ 

えっ!! 一つの花なのに・・・ そこには百花繚乱、千差万別の花写真。
蘭だけでも25000種以上、パフィオペデュラムの原種だけでも80種以上!
今回探して描いた絵も彼女の本命に非ずとか・・

だめだ こりゃ ^^;


秋の挽歌。

2012年12月16日 | 風景

北アルプスにも何度目かの雪が降り、錦織りなす里山越に見える白馬岳も白馬のごとく冬化粧。冷たい北風が吹くたびに赤く染まった桜の葉が枝を離れ、黄色く染まったイチョウの葉が葉が空を舞う。
うん、なかなか風情があるな。

ヒューヒューと、北風吹く横笛を吹く。
カサカサカサと葉が歌う。
風とひと時遊び、空と別れ告げて舞い降りたイチョウの葉達。
もっと遊ぼうと北風が言い、さらに強く笛を吹く。
時には強く、また弱く。
その音に合わせてクルクルクルと舞い上がり、輪になって踊るはつむじとイチョウ。

北風の笛の音は、、踊りつかれたイチョウとつむじ、車の屋根や畑の野沢菜、収穫終えた豆畑、ところ構わずいっぷくの休憩。
それを見た北風がビュービューと、さらに強く笛を吹く。
負けじと山々にこだまするのは鹿の声。

ことさら強く吹く笛に、コーン コーンと打ち鳴らす音が響く加わる打楽器の音。
風が強くなれば激しくたたくドラムの音。
オレンジ色に熟したギンナン坊やが車の屋根を太鼓代わりに打ち鳴らす音。
まるで黄色いさくらんぼう。
北風が笛を吹き、落ち葉枯が歌うたう。山から鹿が、空にはトンビ。
黄色いさくらんぼうが参加しての秋の挽歌の大演奏会

風が強く吹くたびに、車は黄色い葉っぱに覆われ、屋根やボンネットをダダダッと打つさくらんぼう似の銀杏の実。
しかし姿は黄色いさくらんぼうで可愛くとも、その実態は・・・

 つまんでごらんよ ワァ~ン しゃぶってごらんよ ツゥー 甘くてしぶいよ スリィ~
   ワン ツ スリー~

あっ  くっさ・・・ 


浅田美代子

2012年12月08日 | 似顔絵

境正章の「おかみさん 時間ですよ」と、♪パァ~パパパ パァ~パパパ パッパァ~ンと流れるオープニング曲の甘ったるいコーラスで始まる、TBSドラマ『時間ですよ』。

裸のお付き合いができた今は数少なくなった公衆浴場の銭湯。昭和四・五十年代の東京下町にある、その銭湯がドラマの舞台。
銭湯のおかみさん役には、先日お亡くなりになった森光子さん。銭湯の経営者、つまり旦那さん役には船越英二さん。
他に大空真弓さん、松原智恵子、松山栄太郎さん、境正章さん、川口晶さん、樹木希林さん、江戸家猫八さん、左とん平さん、研ナオコさん、藤竜也さん、篠ヒロコさんと、今思えばそうそうたるメンバーと、週に一回お茶の間で観られる若き女性の入浴&着替えのシーン!♪
今思えば他愛のない裸シーンなのだが、当時の若いアンチャン達には現在の若者ほど情報の入手手段がなく、若者はオープニングのはじまる前からテレビの真ん前を占拠し、この程度の映像で茶の間は鼻血の海に沈んだものだった。
もちろん私も放送はじまる9時30分前にはテレビの前に正座し、噛り付いてみたもんだった
なに?スケベイってか
いやいや当時の私は川口晶さんの大ファン、女性の裸なんぞに見向きは・・・ まー ほんのちょっとwa

さて今日の絵はその『時間ですよ』でデビューした浅田美代子さん。
浅田さんの前は、天地真理さんもこの番組からデビューし大人気アイドル歌手になった。その天地真理さんの代わりに抜擢され出演したのがきっかけで、どこにでも いそうなちょっとかわいい女の子から大人気アイドル歌手へと、彼女も変身遂げたのだった。
ドラマの中、劇中歌『赤い風船』を歌う彼女はほんと初々しく可愛いかった。一目で大ファン
ただ、 もうちょい歌が・・・ ねっ 

なに? 私の絵もだってか
たしかに