*2018年10月22日に投稿しましたが、その後の調査により大幅に改変し再投稿しました。今回は拝殿です。
拝殿は向拝部、身舎頭貫が後補で嶋村円哲の作(元禄12年、本殿と同時期)を推定します(後述)。
●拝殿写真
・拝殿平面図
拝殿は、奥の幣殿と一体化した凸型。
拝殿部は3x3間で、四隅と正面2ヵ所に「獅子」(青の五角形)の頭貫が付いています。
向拝部以外には、地紋彫はありません。
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*2018年10月22日に投稿しましたが、その後の調査により大幅に改変し再投稿しました。クローズな会(北関東宮彫研究会)の会報として作成したものですが、宮司様のご許可を得て、一部をこちらに投稿します。
彫工:嶋村円哲、藤田孫兵衛、元禄十二年(1699)
大前(おおさき)神社の本殿、拝殿は平成30年12月に国の重要文化財に指定されました。本殿は、地元の名主文書(柳幸一氏蔵、文献①)から、造営事 . . . 本文を読む
*その後、本格調査で変わった点があり、加筆修正したものを2023年1月9日に改めて投稿しました。
2018年10月19日付けで、文化審議会が大前神社を国の重要文化財に加えることを文部科学大臣へ答申した。
大前神社が、選ばれた理由として、「壮麗な彫刻が施されている」点が挙げられた。
江戸時代の宮彫に対して、熊谷の妻沼聖天山(国宝)に続いて評価されたことは、今後の宮彫(寺社彫刻)への興味が高まる機運 . . . 本文を読む