東京葛飾区の柴又は、山田洋次監督、渥美清主演の「男はつらいよ」シリーズで知られている。
柴又の帝釈天は、正式には題経寺(日蓮宗)の帝釈堂に祀られている。
帝釈堂の内殿(別名 喜見城)の外周には10枚の素晴らしい胴羽目彫刻があり、彫刻ギャラリーとして公開されている。
帝釈堂は西を向き。
ギャラリー入口から入ってすぐの南面(内殿右面) 胴羽目は三枚
まわって内殿後面(東面、胴羽目四枚)から内殿 . . . 本文を読む
桐生本町は1-6丁目まであり、各地区が屋台を保有し桐生祇園祭に繰り出していました。保管されていた3丁目の屋台が60年ぶりに組み立てられました。
素木の彫物は花輪の彫工・三代石原常八主利、息子の駒吉(後の高澤改之介)、鶴次郎になります。正面の金箔の龍は他と作風が異なり、以前の屋台の彫物を再利用したと考えられ、彫工は初代石原常八を疑います。
正面
後面
下回り(車輪部)
正面上部
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旧境町(現伊勢崎市)の女塚(おなづか)地区の屋台を紹介させて頂きます。現在は境ふるさと祭りで巡行されます。以前は世良田祇園祭に客屋台として遠征していました。女塚屋台は、明治8年(1875)に焼失し、明治13年(1880)に新調されました。彫物師は、石原常八の末流になる高澤改之助、棟梁は中嶋亀吉になります(伊勢崎市教育委員会『波志江の屋台』34-35頁)。高澤改之助に関しましては、当ブログ2018年 . . . 本文を読む
高澤改之助は、その高い彫技から「明治の左甚五郎」と呼ばれました(文献1)。
・手挟みの「松に鷹」
●高澤改之助の出自
天保四年(1833)花輪生。明治二十四年(1891)没。
父は花輪の三代石原常八(主利)。改之助は、祖父の石原二代常八主信から教わっています。改之助は、明治期に尾島に移り住んで、途中から姓を石原から高澤に変えています。
・石原常八の直系の系譜
改之助の弟の幸作は早逝し、息子 . . . 本文を読む