先に紹介した東下ヶ橋地区と同じ旧河内町(現 宇都宮市)の屋台です。宇都宮から奥州街道を北へ進んだ白沢宿の甲部地区になります。
屋台は、天保四年に製作(製作者不明)、明治三年(1870)に修復・彩色がされ、彫工として礒辺義兵衛敬信が関わっています。
口伝では、他所(鹿沼)から屋台を購入した話があるとのことでした。
屋台の前面
前面上部(鬼板、懸魚)
前面 拡大(ブドウにリス)
前面 . . . 本文を読む
宇都宮周辺には、天祭(五穀豊穣、息災を祈願する)のために使用する建造物(天棚)が、多くの地区で江戸時代後期から作られました。天棚は車輪がなく、二階造りが特徴です。昭和になって天祭が行われなくなった地区が多いのですが、この東下ヶ橋地区では、平成28年に64年ぶりに地区の皆さんの尽力で復活し、復活以降は3年毎の開催とし、今回が2回目の開催となりました(令和元年七月二十七日)。
天棚の全体像(東下ヶ橋 . . . 本文を読む