北関東の宮彫・寺社彫刻(東照宮から派生した宮彫師集団の活躍)

『日光東照宮のスピリッツ』を受けついだ宮彫師たち

・柴又帝釈天 帝釈堂胴羽目【第9面】-彫刻師 小林直光

2024年03月30日 | 総論 
第九面の胴羽目 「法華経説話:常不軽受難、法華経功徳」小林直光作 (縦 127㎝、横 227㎝、ケヤキの一枚板)


題材は、
左下半分は、『法華経』巻第七 常不軽菩薩品第二十「常不軽受難」
 石を投げつけられたりしている常不軽(菩薩)
他の部分は、『法華経』巻第七 薬王菩薩本事品第二十三「如寒者得火」「如子得母」「如渡得船」「如暗得燈」

「常不軽受難」

拡大 常不軽菩薩


「法華経功徳」



暖をとる人物


母と子


船頭と渡し舟


松明を持つ人物と導かれる人物


刻銘 小林直光


・模型彫刻(大客殿廊下)  作者 小林直光



・彫刻師 小林直光
 後日 加筆予定(時期未定)

・参考資料
『帝釈天題経寺建造物調査報告書』(葛飾区教育委員会発行、 令和四年)
『帝釈堂 法華経説話彫刻』 (帝釈天題経寺発行)

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