小山市の市制70周年に際し、小山の屋台1台が復元組立てされ、他3町の屋台彫物が公開展示されました、
時期は、令和6年10月14日から11月14日まで、土日祝日は13時から(午後のみ注意)、平日は9時から(最終受付は16時半)、会場は、須賀神社会館(小山市宮本町1-2-4)になります。
栃木県内で最も古い時代(延享五年(1748))の部材を含み、彫物とその後に追加された彫物が加わって完成されたもので . . . 本文を読む
先に紹介した東下ヶ橋地区と同じ旧河内町(現 宇都宮市)の屋台です。宇都宮から奥州街道を北へ進んだ白沢宿の甲部地区になります。
屋台は、天保四年に製作(製作者不明)、明治三年(1870)に修復・彩色がされ、彫工として礒辺義兵衛敬信が関わっています。
口伝では、他所(鹿沼)から屋台を購入した話があるとのことでした。
屋台の前面
前面上部(鬼板、懸魚)
前面 拡大(ブドウにリス)
前面 . . . 本文を読む
宇都宮周辺には、天祭(五穀豊穣、息災を祈願する)のために使用する建造物(天棚)が、多くの地区で江戸時代後期から作られました。天棚は車輪がなく、二階造りが特徴です。昭和になって天祭が行われなくなった地区が多いのですが、この東下ヶ橋地区では、平成28年に64年ぶりに地区の皆さんの尽力で復活し、復活以降は3年毎の開催とし、今回が2回目の開催となりました(令和元年七月二十七日)。
天棚の全体像(東下ヶ橋 . . . 本文を読む
栃木を中心に活躍した彫工・磯辺家について紹介します 。
(注意) その後の調査で、修正点が多く出てきております。現在精査中で、いずれ明らかになりましたらブログで紹介したいと思います。(令和三年十月)
花輪出身の高松又八は幕府お抱えの彫物大工棟梁となり、多くの弟子を抱え、江戸時代後期の石原、石川、後藤、小沢の流派につながっていく。
以前、当ブログ 「上州の宮彫師たち(上州彫工集団)とその周辺」 . . . 本文を読む