喫煙を考える

「喫煙」という行為について共に考えましょう。
タバコで苦しむのは、喫煙者本人だけではありません。

国立オリンピック記念青少年総合センターに要望書を送りました

2015-07-19 21:06:06 | タバコ問題への取り組み

去る5月30日(土)、国立オリンピック記念青少年総合センター(以下、青少年総合センター)で
開催されたWorld No-Tobacco Day(世界禁煙デー)記念イベント2015
総合司会として参加しました。
下見には行けなかったので、当日青少年総合センターを初めて利用しました。
そこで驚いたのは、
「青少年」総合センターにもかかわらず
センター棟4階のセミナーホールに向かう途中の廊下脇に、喫煙室があることでした。
もちろん、利用者は「青少年」ばかりではありませんので、喫煙者もいるとは思いますが
廊下の往来が激しい場所に、喫煙室を設ける特別な理由があるとは思えませんでした。
そこで、本日、青少年総合センターに
喫煙所の撤去を求める要望書を送り、それに対する回答を求めました。

青少年総合センターは、未成年を含め、不特定多数の利用者が訪れる場所です。
青少年総合センターの現状では、往来の激しい廊下に隣接して喫煙所が設置されており
喫煙所からの出入りによって、喫煙所内の有害物質が廊下に漏れる構造になっているのです。
廊下を通行し、利用する人々を、受動喫煙の被害から守るには、喫煙所の撤去がいちばんです。
また、青少年総合センターは、その名のとおり
青少年教育指導者その他の青少年教育関係者及び青少年に対する研修等を行う
国を代表する施設です。
首都圏のみならず、全国からの利用者も多いことと思います。
利用者に受動喫煙をさせる施設が国の施設としてあることは
国の文化的・知的水準を露呈しているようなものです。
このような施設をわざわざ廊下の脇に設けていること自体
国の施設として恥ずかしいとは思わないのでしょうか。
青少年総合センターの目的は、健全な青少年の育成を図ることと謳っています。
にもかかわらず、廊下に面した喫煙所が、すぐ利用できる環境にあるということは
青少年が喫煙の機会を目にする機会が容易だということです。
喫煙の機会を目にする機会が増えるほど、青少年の喫煙に対するハードルは低くなります。
また、青少年を指導する立場の者が、青少年を前に喫煙している光景を曝すことも
身近な人間が喫煙者であるということで、喫煙へのハードルは低くなります。
青少年が、自分の健康のみならず他者の健康にも配慮できるようにすることも
健全な青少年育成の一つではないでしょうか。
だとしたら、青少年総合センターは、目的に反することをしていると言わざるを得ません。


これからの未来、青少年には、自分の健康だけでなく
他者の健康にも配慮できる人間に育ってほしいと思います。
他者に危害を及ぼす未来の喫煙者を生み出さないためにも
青少年総合センターの喫煙所が撤去されることを願ってやみません。
本日、要望書を投函しました。
どのような返事が来るか、しばし待つことにいたしましょう。


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