喫煙を考える

「喫煙」という行為について共に考えましょう。
タバコで苦しむのは、喫煙者本人だけではありません。

近隣住民の喫煙による悩み

2014-04-04 19:34:49 | 近隣住宅受動喫煙被害

本ブログへのコメントからもわかるように、近隣住民の喫煙によって
大きな悩みを抱えている方も多いのが実情です。
悩みの内容も、受動喫煙症のような健康被害により日常生活に支障を来すことや
近隣住民との関係悪化により、住みにくさを感じるようになってしまったり
場合によっては、家族の無理解により、家庭内で孤立してしまうことにもつながります。


そもそも、事の初めは、喫煙者にとっては楽しみなのであろう1本のタバコから起こっているのです。
喫煙者にとっては楽しみであろうことが、他人に苦痛を与えているわけです。
他人に苦痛を与えてまでも自分の楽しみのためにしたいこととは、なんだろうと考えてしまいます。
私は生来体が弱く、小学生の時には肺炎や気管支炎を繰り返し発症していました。
呼吸器系の弱い娘(私)が泣いて頼んでも、タバコをやめなかった父のことが思い出されます。
「お願いだから、苦しいからタバコをやめて。」
そう懇願しても、父はタバコをやめようとはしてくれませんでした。
今でもひどい父だと思っていますし
私の病弱さは受動喫煙の影響が少なからずあるのではと考えています。
人の苦痛を承知の上での楽しみ…。
それのどこが楽しみなのか、理解に苦しみます。
喫煙とはそういう行為だと知っても、タバコを吸い続けるのは
喫煙者は加害者ではなく、タバコによって操られている被害者だ、という考え方もあります。
もしかしたら、喫煙者は、他人に苦痛を与えていると気づいていないのかもしれません。
そうだとしたら、やはり自分は苦痛を被っているのだと、喫煙者に知らせる必要があります。
人の苦痛を承知の上での楽しみ…。
楽しみかどうか、難しいところですが
私も、安い労働力によっって生産された品物を廉価で購入したり
紛争が勃発して貧困にあえいでいる人々のことを承知で
現在の恵まれた生活を享受しています。
しかし、私が自分を幸せだと胸を張って言えないのは
自分の境遇がどうであれ、そうした人々の存在を知っているからです。
喫煙者には、その1本のタバコによって苦痛を被り
日常生活に支障を来すまでになる人がいることにも、想像力を働かせてほしいと思います。


私も、住まいとしているマンションの近隣住民の喫煙によって苦痛を被っています。
今日、マンションの管理組合に、ベランダ等共用部分の喫煙に対する要望書を出しました。
以前、同様の要望書を出したことがあるのですが
「近隣の迷惑にならないように喫煙してください」(
というような掲示にならざるをえなかったらしく
そのような掲示では一向に効き目がなく、状況は改善されませんでした。
要望書には、私が住まいとしているマンションの、規約に対する考え方から入り
受動喫煙・三次喫煙(残留受動喫煙)が引き起こす様々な健康被害や
受動喫煙症といった疾患を患う可能性に言及しました。
また、2012年12月13日に名古屋地方裁判所で、マンションのベランダでの喫煙に対し
損害賠償命令が出された判決が確定していることと
判決では、マンションの規約や使用細則でベランダでの喫煙が禁止されていなくとも
喫煙行為が不法行為を構成することがありうると判断されたことも盛り込みました。
それらを、管理組合がどのように受け止めるか、まずそこを見てから考えようと思います。
マンションの場合、管理組合という、いわば間に入ってくれる機関があり
先の判例があるということで、一戸建てにお住まいの方よりは話が進めやすいかもしれません。


いずれにしても、「知らない」「気がつかない」という状態を作らせないことです。
「喫煙という行為は、人の苦痛を承知の上での楽しみなのだ」
と、お知らせしましょう。


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