福島県内のお寺で盂蘭盆施食会法要の法話をさせていただきました。
開催日は8月15日というお盆も真っ盛りの日取り。
こんなタイミングで余所のお寺に法話に出掛けられるのは、
7月にお盆をお勤めする東京地方のお坊さんくらいしかおりません。
現にそのお寺さんでも、施食会の法話を始めたこの3年間、
毎年、東京からお坊さんを招いているとのことでした。
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本格的な坐禅堂もあるこのお寺さんには、
私自身は今回が初めてお参りをすることになりましたが、
今回のご縁をいただいて改めて確認すると、
師父も、母も、妻も、みんな参拝に伺ったことがあるとのこと。
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大きな模型の船があります。港町で行われる精霊流しの船だそうです。
ご法話そのものは、自分の未熟さを感ぜざるを得ない出来でした。
自己紹介と施食会の豆知識が、檀信徒さん方の反応(ウケ)が良くて話が膨らみすぎてしまいました。
結果、予定稿の半分、前半の小まとめで時間終了…。
その場の雰囲気に流されて話が終わらないのは、
自分の脇が甘いせいです。もっと締まっていかないとダメですね。
そして、福島に行ったのだから…と、陸前高田にまで足を伸ばすことにしました。
陸前高田では、大龍寺がお世話になった方が被害を受け、震災後は昨年4月にも墓参に伺っています。
★東日本大震災【1】 陸前高田へ
★東日本大震災【2】 陸前高田で
★東日本大震災【3】 陸前高田は
★3年前に訪れた陸前高田・気仙沼
福島から一関へ移動して一泊。
翌日の昼には気仙沼を経由して陸前高田へ。
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気仙沼の津波被害地でも、まったく手つかずの地域が、まだまだあります。
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気仙沼から陸前高田へ向かう途中、
鹿折唐桑駅の前に横たわる船の傍を通りました。
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これは昨年8月21日のもの。ほぼ同じ場所から同じ画角で撮影しています。
今では緑の草が生え放題で、被災地の雰囲気を和ませてしまっていますが、
実は、現場の状況はほとんど変わっていない様子が伝わりますでしょうか。
陸前高田の市内に入ってまず目に飛び込んできたのが、
高田松原に唯一津波を耐えて残った“一本松”でした。
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当初の予定では行くつもりはありませんでしたが、
4年前に家族旅行で遊びに来たときは7万本の松原であったのを見ています。
それが津波を受けて一本松を残して全て流されてしまったのです。
運転をしていても、多くの人が一本松の近くにいることがわかりました。
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車を停めて一本松に向かう途中、山積みの瓦礫の間を通っていきます。
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手前から水門、宿舎、一本松を仰ぐ
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撮影している場所は、まさに松原の真っ只中でした…。
小友のお寺さんに向かう途中、田んぼの真ん中でひらめくものがありました。
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耕作のできない田んぼを借りて、鎮魂のイベントをしているとのことです。
風に揺らめくリボンには、様々なメッセージ・願いが書き込まれていました。
私も飛び入りでリボンに言葉を書かせていただきました。
晩には演奏会があるとのことでしたが、帰京予定もあり、お墓参りに向かいました。
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小友のお寺にて。
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昨年4月に伺ったときは、自衛隊がキャンプを張っていて、頭上には桜が咲いていました。
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門前の津波被害地は、草に覆われていました。
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こちらも昨年4月の様子。
墓参の後、碁石海岸近くの仮設住宅に住んでいる方を訪問して帰路に付こうとしましたが、
まさにちょうど、Uターンラッシュの渋滞が起きているとの様子。
ここで急いで帰っても渋滞に捕まるだけ。
そこで、先ほど立ち寄った田んぼの中の催し物リボンスアートリンクに参加することにしました。
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キャンドルへの点灯作業などをお手伝いして、開演時間を待ちました。
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東京からこの日のために駆けつけたヒロミーさん、三線の演奏と、歌唱。
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演奏が終わって、ヒロミーさんと地元の人が世間話をしていましたが、
急遽、マイク・スピーカー無しの生音での演奏が始まりました。
音が届くなら、生が一番いいですね。
その日は陸前高田を発ったのが午後8時過ぎ。
途中、高速道路のSAで5時間もの仮眠をとるなどして、無事帰宅しました。
■追加■ リボンスアートリンクの当日撮影した動画をご覧下さい。
開催日は8月15日というお盆も真っ盛りの日取り。
こんなタイミングで余所のお寺に法話に出掛けられるのは、
7月にお盆をお勤めする東京地方のお坊さんくらいしかおりません。
現にそのお寺さんでも、施食会の法話を始めたこの3年間、
毎年、東京からお坊さんを招いているとのことでした。
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本格的な坐禅堂もあるこのお寺さんには、
私自身は今回が初めてお参りをすることになりましたが、
今回のご縁をいただいて改めて確認すると、
師父も、母も、妻も、みんな参拝に伺ったことがあるとのこと。
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大きな模型の船があります。港町で行われる精霊流しの船だそうです。
ご法話そのものは、自分の未熟さを感ぜざるを得ない出来でした。
自己紹介と施食会の豆知識が、檀信徒さん方の反応(ウケ)が良くて話が膨らみすぎてしまいました。
結果、予定稿の半分、前半の小まとめで時間終了…。
その場の雰囲気に流されて話が終わらないのは、
自分の脇が甘いせいです。もっと締まっていかないとダメですね。
そして、福島に行ったのだから…と、陸前高田にまで足を伸ばすことにしました。
陸前高田では、大龍寺がお世話になった方が被害を受け、震災後は昨年4月にも墓参に伺っています。
★東日本大震災【1】 陸前高田へ
★東日本大震災【2】 陸前高田で
★東日本大震災【3】 陸前高田は
★3年前に訪れた陸前高田・気仙沼
福島から一関へ移動して一泊。
翌日の昼には気仙沼を経由して陸前高田へ。
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気仙沼の津波被害地でも、まったく手つかずの地域が、まだまだあります。
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気仙沼から陸前高田へ向かう途中、
鹿折唐桑駅の前に横たわる船の傍を通りました。
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これは昨年8月21日のもの。ほぼ同じ場所から同じ画角で撮影しています。
今では緑の草が生え放題で、被災地の雰囲気を和ませてしまっていますが、
実は、現場の状況はほとんど変わっていない様子が伝わりますでしょうか。
陸前高田の市内に入ってまず目に飛び込んできたのが、
高田松原に唯一津波を耐えて残った“一本松”でした。
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当初の予定では行くつもりはありませんでしたが、
4年前に家族旅行で遊びに来たときは7万本の松原であったのを見ています。
それが津波を受けて一本松を残して全て流されてしまったのです。
運転をしていても、多くの人が一本松の近くにいることがわかりました。
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車を停めて一本松に向かう途中、山積みの瓦礫の間を通っていきます。
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手前から水門、宿舎、一本松を仰ぐ
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撮影している場所は、まさに松原の真っ只中でした…。
小友のお寺さんに向かう途中、田んぼの真ん中でひらめくものがありました。
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耕作のできない田んぼを借りて、鎮魂のイベントをしているとのことです。
風に揺らめくリボンには、様々なメッセージ・願いが書き込まれていました。
私も飛び入りでリボンに言葉を書かせていただきました。
晩には演奏会があるとのことでしたが、帰京予定もあり、お墓参りに向かいました。
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小友のお寺にて。
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昨年4月に伺ったときは、自衛隊がキャンプを張っていて、頭上には桜が咲いていました。
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門前の津波被害地は、草に覆われていました。
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こちらも昨年4月の様子。
墓参の後、碁石海岸近くの仮設住宅に住んでいる方を訪問して帰路に付こうとしましたが、
まさにちょうど、Uターンラッシュの渋滞が起きているとの様子。
ここで急いで帰っても渋滞に捕まるだけ。
そこで、先ほど立ち寄った田んぼの中の催し物リボンスアートリンクに参加することにしました。
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キャンドルへの点灯作業などをお手伝いして、開演時間を待ちました。
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東京からこの日のために駆けつけたヒロミーさん、三線の演奏と、歌唱。
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演奏が終わって、ヒロミーさんと地元の人が世間話をしていましたが、
急遽、マイク・スピーカー無しの生音での演奏が始まりました。
音が届くなら、生が一番いいですね。
その日は陸前高田を発ったのが午後8時過ぎ。
途中、高速道路のSAで5時間もの仮眠をとるなどして、無事帰宅しました。
■追加■ リボンスアートリンクの当日撮影した動画をご覧下さい。