たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★福井と中野で首座法戦式

2023年11月25日 | まなび
先輩住職の結制修行、次世代僧侶の立身出世、更に若いお小僧さんのデビュー。
そんな多世代の奮闘を見守る老僧。儀式に加担するご縁のある僧侶もたくさん!
様々な年代の僧侶が集まり、2日間に渡る法要儀式が近所のお寺さんで修行されました。



このような盛儀は本山などの道場では年に2回行われていますが、
多くの一般寺院ではひとりの住職が生涯に1回(つまり数十年に1回くらい)計画され修行をしています。
ご縁のある住職さんのお手伝いをするため、荷担するようお声がけいただくことも度々あります。



今回、法要の進行を司る役をいただいてみたら、一緒に裏方をしてくれる方がみんな年下でした。
多世代での行持だということが、これまでにないほど骨身にしみて感じられ、
一役を任されてお勤めをさせていただけたことが何より嬉しく感じました。






そして同様の首座法戦式が行われる永平寺にも、
ご縁をいただいたお寺のお檀家さんたちとの参拝旅行にと一緒に行ってきました。
令和6年3月16日に北陸新幹線が敦賀まで伸延されるのが待ち望まれますが
いまは鉄道の場合、東海道新幹線で米原駅経由か、北陸新幹線の終点金沢駅経由です。





永平寺を拝登して、一泊二日のプチ修行。
その間には、檀信徒の方たちのため、永平寺の雲水さんによる諸堂拝観をいただきました。






首座法戦式のために行きましたが、肝心のその時の写真がありません。
パチパチと撮影するよりも、生のママで見ていたい、見まもりたいのです。
我に返って、お祝いのお膳のみ撮りました。




本山に入ってしまえば、あちらの雲水さんの指示に従うことになりますので、
1日目の福井から永平寺までの30分と、帰路となる翌日の30分をいただいて、
同行僧侶4人による法話の時間とさせていただきました。
本来、話をするべき住職さんから半座をいただくという習慣は、
修行道場だけではないということに気付かされました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★聲のちから 祈りのちから | トップ | ★本本本寺。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

まなび」カテゴリの最新記事