エレメンタリー5 ホームズ＆ワトソン in NY #19 「2人の灰」

「2人の灰 / High Heat」

(HPより)

生きたまま火葬炉に入れられたと思われる、2人の遺体の灰が発見された。熱

で溶けた整形外科用ブレースと卒業記念リングから、ひとりは探偵のフレッド

・カービーと判明する。カービーのオフィスから、1987年に起きた裁判所銃

乱射事件の被害者遺族が申し立てた、接近禁止命令の書類が複数見つかる。接

近禁止命令を取ったのはヴァージニア・スパイヴィーで、カービーが犠牲者の

私物を求めて遺族につきまとっていたことが分かる。

(以下、私的感想です)

ホームズの元にN.Y.私立探偵友愛会のダルメシアン・・・じゃなかったガルメ

ンディアが訪ねて来て「我々の会員仲間が捜査してくれて有り難いな」と言う。

身に覚えがなく困惑顔のホームズに握手をする始末。ホームズはカービーが既

に血痕の付着した犠牲者の私物である小冊子を入手していたのを知る。'86年

に起きたチェリノブイリ原発事故が実は人為的ミスが原因でその首謀者4人が

アメリカに入国してその4人が乱射事件の被害者だとカービーは信じていた。

被ばくした4人の血液の付着した冊子を盗んでそれを知人の血液鑑定業者の男

に依頼していた。ホームズが男を追及するとその冊子と鑑定結果を渡す。それ

によると放射能の鑑定ではなく父子鑑定だった。誰と誰の事かは不明だが、ギ

ブソンという人物の名前があった。カービーはこのギブソンという男を恐れて

いたらしい。この男カーターという名前で乱射犯の息子らしく実子かの鑑定を

依頼していたのだが確定しなかった。こいつが犯人かと思われたが自宅は荒ら

されており血痕も複数あった。そして室内を捜査してカーターは犯人ではなく

焼き殺された1人だと断定する。そして彼は不治の病に侵されていたのも判明

する。ホームズの実験で犯人はメジャー級の男だと断定。メジャーと言えば

ヴァージニアの息子ヒューストンは大学で投手。更にカーターとどことなく

似ている。彼の父親がカーターの母親と不倫していてカーターとは異母兄弟

だと推測。カーターと兄弟なら彼の病気もヒューストンにも遺伝している可

能性がある。ましてやカーターが父親の真実を暴いてDNA鑑定の結果等が公に

されたら病気のリスクのある投手をメジャー球団とは契約してもらえない。

彼を犯人として追及するが、彼のコーチが「私がやりました。どうもすんませ

ん」と自首してくる。だがホームズは一蹴。現場近くのゴミ箱に凶器が捨てて

あった。血痕と指紋からやはりヒューストンが犯人だと確定する。追及すると

「弁護士を・・」とお馴染みのセリフを吐く始末。事件解決後、ホームズは

私立探偵友愛会をリニューアルさせ、入会時の試験まで用意してワトソンに

「まずは君が受験する」と言って試験用紙を渡してニヤリ。

(今回は・・・）

ホームズはちゃっかり自分も儲ける組織に再編するのに成功しましたね。ロゴ

までリニューアルしたのには笑えました。では、また