季節が進んで
遊歩道の梅の木に
ほこらしげに実が生った。
中を覗くと結構密な状態で
思わず「梅ジュース」が浮かび
二度も舌を鳴らした。
誰の悪戯か 隣りの木は枝が折れて
皮だけでぶら下っていた。
その災難にもめげず こうして実をつけたことに
「おめでとう。ガンバレ!」と
声をかけながらカメラを向けたが
もしかしたら
熟す前に朽ち果てるかもしれない。
今年はどうした訳か
車道の淵に
ズラリと咲きだした
ヘラオオバコ
もはや
遠くまで撮りに行く必要がなくなった。
なんと有難いことよ。
あちらから会いに来てくれたのだ。
新幹線
昨日のマツバウンランといい
今日のヘラオオバコと言い
あちらから わが住まいの近くまで
飛んで来てくれたという
この感激で
瞼の奥にある涙の池が
揺さぶられる。
花言葉がまたいいですね。
「惑わせないで」
「素直な心」
新幹線
八重咲きのヤマブキ
と言えば次の歌ですね。
「七重八重 花は咲けども 山吹の
実のひとつだに なきぞかなしき」
後拾遺和歌集 兼明親王(かねあきらしんのう)
山道の一軒家に 雨宿りを願った
武将の 太田道潅に 、
貸す蓑(みの)すらない その家の娘は、
八重の山吹を差し出して
兼明親王のこの短歌を詠んだという話は
有名ですね。
田舎の貧しい娘ながら
なんと知性と教養のあることよ。
山吹の娘 | 太田道灌とは | 太田道灌 (doukan.jp)
絵があって分かりやすい。
団地のハナミズキ
全ての木が咲き終わった。
今は花びら一つも見ることは無し。
この日のために撮っておいた二枚の写真を
眺めたりトリミングしたりしながら
改めて一日中懐かしんだ。
そして ふと思った。
この歳まで生かしてもらったけど
来年もまた見れるかなあ。
必ず見たいなあって。
昼12時過ぎてから
「ちょっとだけでも歩いて来ようか」
と 独り言を言いながら
遊歩道に出た。
二つ目の陸橋を超えて間もなく
「栃ノ木」に花が見えたので
カメラを持って出たのが正解だった。
時間が時間だけに誰もいないし
暑くてまぶしい中で
栃の木を独り占め出きたのは
良かったかな。
上方の花も
背伸びしながら自分の春を謳歌している。
今日は晴れ。
陽光のまぶしさに目を細めながら
バッタリ出合ったのが
この花。
待ってましたとばかり数枚撮った後、
気分に任せて住宅街に逸れると
今度はフェンスからはみ出した
白いシャクナゲから
「撮って撮って」という騒がしい?声が・・
人間でいえば純真無垢な10歳前後
きれいだね。
久しぶりのクイズです。
答えはコメント欄にあります。