Think Globally, Act Regionally:『言葉の背景、カルチャーからの解放、日本人はどこへ往く』

身のまわりに見受けられるようになった「グローバル化」と生きる上での大事な「こころの健康」。さまざまな観点から考えます。

●第2回「日本での国際ニュース報道の乏しさ」

2007-04-06 18:04:17 | ■カルチャからの解放

●第2回「日本での国際ニュース報道の乏しさ」

これだけ、海外への旅行客がふえ、海外在住者数が増加しているのに、国内向けの国際ニュース報道関連では、「NHK海外ネットワーク」くらいしか見当たらない。(「アジアクロスロード」などBSを除く)

BBCやCNN、Fox、SkyNewsといった全世界向けの国際報道だけでなく、当地のABC(オーストラリア放送協会。公共放送局)などの国内向け国際報道と比較すると、その報道量や編集面に、日本人国内向けへの国際情報には、国内報道に較べて、さほど重きがおかれていないように思われる。尾身財務相の大リーグ情報への発言も、このコンテクストからと考えられますが。(個人的には、日本人の活躍報道は、海外在住者ほどメリットがあると思いますが)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070406-00000004-yom-ent

情報輸入過多とは、よく言われることですが、国内向けへのニュース報道の面から見れば、輸入過多とはいえないようです。今後ますます、海外とのつながりが、ビジネス面だけではなく、生活面でのかかわりがふえてくると思われますので、より積極的な国際報道(世界各地域での出来事を日本国内の日本人に報道すること)が望まれます。なお、海外向けの英語放送の充実については、言を俟ちませんが、諸外国との格差がより激しい印象がぬぐえません。特に、昨今の中国の国際放送を見ていると、日本の国際放送の乏しさを実感します。

※海外への旅行客数は、2005年で約1,740万人(観光白書)、一方、海外在住者数は、2005年10月で101万2547人(外務省海外在留邦人数調査統計)。
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●第1回「英語の流暢さ」

2007-04-06 16:39:46 | ■ことばの背景(英語と日本語の備忘メモ)

●第1回「英語の流暢さ」


周りのインド人、メキシコ人、香港人など、流暢に英語をしゃべる留学生が多い。一方、日本人や中国人の中には、流暢ではない人たちがいる(多い)。

なぜなんだろう、と観察(傾聴)する。

シラブル言語とストレス言語の違いと言う人もいる。日本語は、一語一語シラブル(音節)単位でしゃべるために、同じリズムで文章が長ければ長く話すけれど、ただ、発音の高低さがあることが特徴。反対に、英語は、ストレス(強勢)を単語や文章の重要部分に置くため、あまり抑揚がなく、文章が長くても、短くても、時間的にはさほど変わりがないため、日常のネイティブの話は聞き取り難い、と。

なんか、根本的に、英語のしゃべりを誤解していたようです。その誤解とは、「英語の強勢は、強弱ではなくて、高低のように思っていたらしい」、「英語の流暢は、はっきりとした発音で淀みなく話す」等など。

キャンパスで得られたSpeakingのtips。
今のところ、「抑揚をつけず平板でもいいから、重要語を強く(たまにはゆっくり)発音する」「とにかく、話すスピードを加速させること」で、他人に分かりやすくなるのでは、と実践中です。
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