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雪の医王山

2014年12月30日 | 日記
今年も後4日となった28日、久しぶりの陽気に誘われて、すっかりお気に入りの散歩コースとなった犀川公園に出かけました。
例年になく、12月から結構な雪になりましたが、金沢は心配されたほどには積もらず、スノータイヤに履き替える時期が早まったくらいで、生活に支障がでるほどではありません。冬はこれからが本番ですからまだまだ気を許すわけにはいきませんが。

掲載の写真は、犀川公園から眺める医王山です。金沢で中学生時代を過ごした人なら必ず全校生徒参加で登る1000mに少し足らないくらいの山ですが、市内のどこからでも見え、振り返って仰ぎ見、その様子を見て住民は季節の変化を知るといった山なのです。少なくとも当時はそうだったと私は勝手に思っています。

中学高校とスキー部で鳴らした私の中学生のころ、秋も深まると、下校の途次に正面に見える医王山に雪が来たか来ないかが最大の関心事でした。雪が見えるようになると平地でも待望の冬はすぐそこなのです。
当時は雪は今よりはるかに多く、38豪雪もまさにその時代でしたが楽しい思いしか残っていません。医王山自体にも何度もスキーに出かけましたが、帰りにはバスが不通になり、バスでは15分位の距離を、中学生だけで道なき道をスキーで3時間ほどかけて滑り降りてきたこともありました。今では整備されてリフトもかかる市民憩いのスキー場(写真正面少し右に見える雪のついた斜面)も、その当時はただの坂というか斜面で、適当に滑り降りるのが楽しくて楽しくて・・・よくも無事に今を迎えられたものだと今更ながらに思います。

犀川公園から雪のある医王山を見ていると、当時のことが次々と思い出されました。
雪が少ないままに春が迎えられますことをひたすら願っている今の自分を思うとき、時の流れに愕然とします。(すぐにその衝撃は忘れますけどね)
雪よかしは本当に腰に響きますからね。




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