「同行蘭風」富貴蘭との夢おい旅

ひたすらに風蘭と夢おいつつも  
冥土の土産に未だ出会えず  
ここにきて樹上の香りや楽しまん  

芭蕉涅槃図

2016年08月10日 | 町のイベント
今日は午前中、菩提寺の愛染院で施餓鬼供養が行われました。





愛染院は俳聖松尾芭蕉ゆかりの寺で、
いろんな資料が残されています。

今日は住職の計らいにより施餓鬼供養の一環として、
芭蕉関係の寺物が茶室瓢竹庵の一室で公開されました。







珍しかったのは芭蕉涅槃図です。

明治時代のものですが、釈迦涅槃図と同じように、
芭蕉の死を嘆き悲しむ弟子や動物達が描かれていました。



それに曲翠(芭蕉を経済的にサポートした人)に宛てた手紙。
お金の工面を依頼した内容のようです。





はせを故郷塚を建立した長月庵若翁の書簡。



若い頃の山口誓子の句会での短冊。(一番右側)



明治時代三重県庁で公開され、明治天皇もご覧になったという芭蕉像。





伊賀一番のハンサムと言われる芭蕉像



普段は瓢竹庵の仏間に祭られています。



芭蕉とお兄さんの二人の名前が刻まれた位牌。



前述の芭蕉像と位牌



庭からみる瓢竹庵



遺髪が祭られている故郷塚



故郷塚の前には長月庵若翁の句碑



愛染院は今さるすべりが綺麗です。



伊賀にお越しの際は是非お立ち寄りください。