東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

小春日和のトンボ観察

2022年11月24日 | トンボ
この日は秋晴れの青空に期待して都下のフィールドでトンボ観察を楽しんだ。前回の訪問時よりも更に最低気温が低下しているので、そろそろ秋のトンボも終盤かと思いながらポイントに入って見ると...

リスアカネ(交尾)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
広角で撮影できたなら手乗りもイケると思い指を差し出して見たけど、残念ながらサヨウナラ。
アキアカネほど人懐っこくは無いね。でも個体差があるで、またのチャンスに期待したい。

リスアカネ(連結産卵)

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
個体数が多い場所だからこそかも知れないけれど、お盆から産卵活動が継続中とは素晴らしい限り。

リスアカネ ♂

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
止まる場所が悪かった...コセンダングサの痩果のトゲ、ひっつき虫に翅が突き刺さってしまった姿。幾らもがいてももう無理。こんな場面を見るとそろそろリスアカネは終盤に近そう。この様子と陽気ならまだカトリヤンマのホバリングが見られそうに思いカトリのポイントに入ってみた。すると...

カトリヤンマ ♂

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
何だか脚が出っぱなし。。。その様子からすると、そろそろカトリも終盤が近づいている気がする。

カトリヤンマ ♂

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
オスばかりでメスの産卵はどうした?と思っている閲覧者の方が多いと思うけれど、ここの産卵パターンは、ごちゃごちゃの場所に潜り込んで産卵している為、全く絵にならない。ただ、いつか必ず絵になる場所で産卵している個体に巡り逢える時が来るハズ。それまで頑張って観察している最中と言う訳。

冬場の観察に繋げる為、越冬種の動きも観ておかないといけない時期なので、越冬トンボ3種の姿も探してみた。

オツネントンボ ♂

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
枯れた植物にカモフラージュした体色を持ち、周辺の環境に溶け込みながら日光浴する姿は初冬のオツネントンボらしくて好きなシーン。

オツネントンボ ♀

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
ヒメガマの穂に静止していたところにそっと近寄り撮影。季節感を表現できる嬉しい一枚。他の越冬トンボを捜索した結果、ホソミイトトンボは逃げられてしまい撮影出来ず。ホソミオツネントンボは何故か全く見つけられず残念。次回に期待したい。

撮影日:11月19日


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