湿地に群れる小さなアカネ

午後からは以前に喜多さんから教えていただいた東京都内では貴重なヒメアカネが多産する湿地へと足を運んだ。
先日、長野県の高原湿地へ訪れた時にこちらでも多数のヒメアカネが交尾や産卵といった生殖活動を盛んに行う姿が見られたのでそろそろ東京都内のこの場所でも生殖活動期を迎えているのではないかと思い訪れた。湿地を覗き込むと雄の縄張りが多数見られ期待できそうな雰囲気。

ヒメアカネ 雄

D300s+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
マイコアカネやマユタテアカネにも似るが両種よりも小型で成熟した雄は額がうっすらと青みを帯び、胸部前面にあるアルファベットの ｉ の字模様が特徴的。

ヒメアカネ 雄（縄張り飛翔）

D300s+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
僕の気配に気づき、静止していた箇所からパッと飛び上がりその場で見せるホバリングが魅力的な雄。

ヒメアカネ（交尾）

D300s+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

タンデム飛翔

D300s+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

ヒメアカネ 雌（単独産卵）

D300s+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
連結産卵も行うがこの日みられたのは雌の単独産卵だけであった。

ヒメアカネ 雄（静止姿）

D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
昨年よりも二週間早めの観察であったが、たっぷりと時間をかけてヒメアカネを堪能することができた。

撮影日：９月２４日

撮影地：東京都