東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

山中の池で

2011年08月22日 | トンボ
時刻は午前8時、暑い太陽光線が容赦なく照りつけ灼熱地獄と化した里山。言うまでもなく体力、集中力とも奪われ汗だく状態。河川に逃げ冷たい水に浸かりながら気持ち良く撮影したいところだが先日訪れた時と変わらない様子だろうと読み、お気に入りの中流域は秋まで先送りにした。水分補給と休憩を取った後、山中にある小さな池へと向かった。狙うはタカネトンボ。

樹林に囲まれた薄暗い池を好んで生息し、その体色は金属光沢のような美しい輝きを見せる。ホバリングを混ぜながら池の周囲を縄張り飛翔する雄の姿は撮影意欲を掻き立てられ被写体としても人気が高い。到着早々、薄暗く見え難い中、縄張り飛翔する雄の姿が確認できたので早速撮影開始。

タカネトンボ 雄



3頭ほどの雄が入れ替わり立ち替わり飛来し、雄同士のバトルを繰り広げながらも無事に撮影できた。

こちらは15分位に一度パトロールにやって来るオニヤンマの雄

この時ばかりは邪魔な存在。

タカネトンボの撮影は時間をかけ深追いし過ぎると目の前ではホバリングしなくなる習性なので早めに撮影を済ませたい種である。昨年はD300sで挑んだものの暗くて全く話しにならなかった為、今年は高感度のD700で撮影した。何度か産卵にやってくる雌の姿もあったが雄に見つかり連れ去られたり撮影しようと近寄るも敏感であり産卵行動パターンが全く読めず観察できた程度であった。

全てD700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED+SB-SB600

撮影日:8月14日

撮影地:東京都


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