東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

秋めいて

2023年09月09日 | トンボ
9月に入ったところで2次発生のミヤマクワガタを狙いに雑木林へ行くも全く観られず。
朝は涼しく感じたけれど日中は厳しい暑さに。そんな中、立ち寄った池にヤンマの姿あり。
それは...

オオルリボシヤンマ ♂

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
基本的にオオルリボシヤンマのオスはホバリングをしない。今回は池の上で縄張り旋回飛翔を繰り返す中、他のオスが割り込んでバトルになった後、再び旋回飛翔に戻るや否やに行う、ほんの数秒のホバリングが撮影チャンスとなった。

オオルリボシヤンマ ♀(産卵)

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
産卵場所は池に落ちた木の枝を利用。このいままでいい取り除く必要はない。
過去最高のヤバ過ぎる猛暑日が続く東京都下で、寒冷地を好むオオルリボシヤンマの飛翔と産卵を、
まさか見られるとは思いもよらず、数年ぶりに観察、撮影を堪能できて嬉しい限り。

カトリヤンマ ♂

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
午後はカトリヤンマの交尾に期待してポイントに入ったが交尾態は見つからず。そんな最中、マルタンヤンマのメスが静止しているのを見つけた!そっとマクロレンズで近づくも...念ながら飛ばれた。。。
まあ、何時もの事。東京の9月はヤンマの活動が盛んになる時期。今回、掲載したオオルリボシヤンマとカトリヤンマ以外にも、平地の池ではギンヤンマ、里山の湿地と小池ではルリボシヤンマ、谷戸の細流ではオニヤンマとミルンヤンマの観察が最良。それらに加えて赤トンボの活動も始まり見逃せない。

撮影日:9月3日


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