東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

春のヤンマたち

2013年05月21日 | トンボ
シオカラトンボとシオヤトンボを堪能した後、水性植物(サンカクイ)が繁茂する小さな池へと移動。ここで以前から何の植物か気になっていたところ横倉君にこの植物は?と問いかけるとサンカクイですと教えてくれた。彼はトンボだけを観ている訳ではなく、昆虫に関連する植物、水性植物ともに詳しく勉強熱心で頼もしい。そこで縄張り占有を見せていたのは春を代表するヤンマの姿。

クロスジギンヤンマ ♂(飛翔)

D700+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
あまりホバリングをしない種ではあるが、風に逆らいながら飛翔する時に見せる数秒間のホバリングが狙い目。
少しひねりが入り背部と翅が強調され、いかにもヤンマの飛来らしい瞬間をとらえる事ができた。

次に向かったのはサラサヤンマが好む湿地環境。ヤナギに囲まれた薄暗い湿地に入り、サラサヤンマのオスが縄張り占有に好む空間を解説していると、突然、そこにサラサヤンマが現れホバリングを見せ始め驚いた。

サラサヤンマ ♂(飛翔)

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED+SB-700
ホバリングの撮影を楽しむ最中、メスらしき個体が湿地内に入り産卵場所を探している様子を見せていたかと思うと、そこにオスが交尾を仕掛け連結したまま旋回して頭上3Mあたりに静止。そこでD80とサンヨンをカメラバックから取り出してセット。

サラサヤンマ (交尾)

D80+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED+SB-700 トリミングあり
運よく背景が抜けの良い場所に静止してくれたのでトリミングはしたものの何とか綺麗な形で撮影する事に成功。

サラサヤンマ ♂(静止)

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED+SB-700


次回はもう少し明るい場所での飛翔撮影と産卵を狙いに訪れたい。

撮影地:5月18日

撮影地:東京都多摩西部


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