東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

越冬種も活動開始

2016年04月14日 | トンボ
ホンサナエの羽化撮影を堪能した後、ロケーションを変えてダビドサナエの羽化が多く見られるポイントに入ったが、強風により撮影条件が悪く断念。
そうこうしている間に早くも時刻は午後に突入。
撮影に集中していると時間の経過はあっと言う間。
羽化の撮影は諦めて、越冬種の撮影もギリギリかと言う時間帯ではあったが、
風裏になる場所なのでそれらの様子をうかがいに訪れた。

すると...

オツネントンボ

水辺から少し離れた生い茂るブッシュの中で見つけた個体。

ホソミオツネントンボ(連結)

地味な越冬色から春らしい爽やかなブルーに変色、成熟したホソミオツネントンボ。
こちらは連結産卵の最中、カメラを構えてゆっくりと接近したものの、気づかれてしまい水際に静止したところ。
まるでブラッシングしているかように腹部先端付近を振り上げて翅に擦りつけ、クリーニングをおこなう様子を見せてくれたメス。
再びこのペアが産卵に戻ることを期待していたが、さっと連結を解き水辺から離れて藪の中へと姿をくらませてしまった。
ならば他のペアをと思い水辺を覗くが、他の個体もいつの間にか姿を消していてタイムアウト。
今回は残念ながら交尾産卵の撮影は叶わず終い。

この時期のトンボは、羽化も越冬種の活動もほぼ同じ時間帯。
次に間に合うかいなやギリギリの駆け引きで各水域を廻るのもまた楽しい。

全てD800E+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

撮影地:東京都

撮影日:4月9日


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