ゴールデンウィーク後半初日の3日は上京中のK君と都下の水辺を周遊してトンボツアーを楽しんだ。
早朝はサラサヤンマが棲む湿地に訪れ、羽化チェック。しかし、羽化殻だけが残され、早くも羽化は終盤の様子。ここは細流や湿田もあるので、他のトンボの羽化にも期待していたけれど全く羽化殻すら見つからない状況。気候変動、温暖化、降水雨量なのか?その原因はわからないけれど、年々、谷戸全域の水量が減少傾向にあり、その影響が出ているとしか思えない。以前はトンボパラダイスだったのに残念に感じている。見切りをつけて安定した水量を誇る河川に急ぎ、羽化するトンボを探した。すると..
アオハダトンボ ♀(羽化)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/ee/bbe0ff117a6ea5c316bd93b671dad02c.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
逆光により翅脈と透けた腹部が強調された時。
アオハダトンボ ♂(羽化)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/62/38f9b6e6262537dd81a9fe9bef088a99.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
コンクリートバックがイマイチだけれど、清流の女神であるアオハダトンボが羽化の時を迎えていた。
アオハダトンボ ♀(テネラル)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/6d/3a06ef5353e53e91006025f459566bdb.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
飛び立ったところを追いかけて撮影。テネラルのメスの体色は美しい真珠色のピンクパール。成熟した個体は図鑑やネット検索の画像を参考にすれば見られるけれど、このステージの体色は羽化の時を知っている者しか見る事が出来ないので、ご閲覧くださる皆様にはしっかりと見て頂きたい。
アオハダトンボの羽化の観察が終わると、休む間もなく別のトンボが活動スタート。
ホンサナエ ♀(卵塊形成)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/31/6520241f2bdc2a905c3b4e2b6a628b31.jpg)
Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
4月の2週目の週末に羽化の観察をしたホンサナのメスが成熟して水辺に姿を見せてくれた。何年ぶりだろうか、流石のK君の観察力のお陰でホンサナエのメスの卵塊形成シーンを撮影することが出来た。腹先部下側、橙色に見えるのが卵塊。ホンサナエの産卵は水辺に飛来して植物や石、消波ブロックなどに静止し、腹先部下側に卵を徐々に作り溜め、その後、飛び立ち川面に打水して放卵する。打水の瞬間が撮れるのは何時だろうか?この先の課題にしたい。
ホンサナエ ♂
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/b3/bb691f1a40eb1f81a59fbe90dd07b962.jpg)
Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
消波ブロックに静止してメスを待つ縄張り占有の時。
青空に写り込んでいるオレンジ色の物体は、たまたま飛翔していたツマグロヒョウモンのオス。
ホンサナエのオスを広角撮影しているK君。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/3e/26617dff4ae956bed974e8410a385618.jpg)
Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
飛ばれない様にジワジワ、そ〜っと近寄る技術の向上がみられ頼もしい姿。
サナエトンボが日光浴に集まるポイントをチェック。すると...
アオサナエ ♀(未成熟)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/c0/3e4eb42d42170b07a4feb284a49a9193.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
初めて見る色合いで何種か迷ったけれど、よく見たらアオサナエのメスの未成熟。成熟個体には見られない橙色の翅が美しく感銘を受けた。検索してもこのステージの画は出ないよね。当ブログオンリー。
ヤマサナエ ♀
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/b7/aadf144da49fad859eab27e0300dc15d.jpg)
Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
残念ながら惜しくもヤマサナエの交尾態を撮り逃してしまった。
次のトンボ時間に合わせて河川を離れ、秘密の休耕田に訪問。すると...
シオヤトンボ ♀(羽化)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/30/daab627ff4a8d0df9e41ff227cdb073a.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
ここは赤土を含む湿地なので、ヤゴの表面が赤土に覆われている為、羽化殻が赤土色をしている。
シオヤトンボ ♀(テネラル)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/07/481aa7e471a9057d4716037e362fe700.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
左上翅に若干ダメージが見られるけれど、この位なら大丈夫。羽化したての半透明の翅が輝く時。
とっくに活動最盛期を迎えている場所もあるけれど、ここは陽当たりが悪いので、ゴールデンウィーク後半でも、まだ羽化のタイミングに間に合うのが嬉しい。
コサナエ ♀ 羽化
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/59/bc14d06ca2da31fd429b21efbecc1abe.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
谷戸の下流にある小さな沼では正午近い時間にも関わらずコサナエが羽化の時を迎えていた。
分かりにくいけれどトンボ自体が掴まっている真下にあるのが羽化殻。コサナエの羽化は水面ギリギリで行う為、入水時には極力、波を立てずに十分注意して撮影に挑まなければならない。トンボに配慮。
ギンイチモンジセセリ(春型)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/15/1268fe30b2128c4537700d1360afe60f.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
4月上旬から見かけていたけれど、忙しなく飛翔していて静止してくれず、
今回は運よく静止している場面に遭遇できた。
ギンイチモンジセセリはトンボツアーのおまけだけれど、
K君にはお腹いっぱい都下のトンボツアーを満足していただけたようで何より。
撮影日:5月3日
早朝はサラサヤンマが棲む湿地に訪れ、羽化チェック。しかし、羽化殻だけが残され、早くも羽化は終盤の様子。ここは細流や湿田もあるので、他のトンボの羽化にも期待していたけれど全く羽化殻すら見つからない状況。気候変動、温暖化、降水雨量なのか?その原因はわからないけれど、年々、谷戸全域の水量が減少傾向にあり、その影響が出ているとしか思えない。以前はトンボパラダイスだったのに残念に感じている。見切りをつけて安定した水量を誇る河川に急ぎ、羽化するトンボを探した。すると..
アオハダトンボ ♀(羽化)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/ee/bbe0ff117a6ea5c316bd93b671dad02c.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
逆光により翅脈と透けた腹部が強調された時。
アオハダトンボ ♂(羽化)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/62/38f9b6e6262537dd81a9fe9bef088a99.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
コンクリートバックがイマイチだけれど、清流の女神であるアオハダトンボが羽化の時を迎えていた。
アオハダトンボ ♀(テネラル)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/6d/3a06ef5353e53e91006025f459566bdb.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
飛び立ったところを追いかけて撮影。テネラルのメスの体色は美しい真珠色のピンクパール。成熟した個体は図鑑やネット検索の画像を参考にすれば見られるけれど、このステージの体色は羽化の時を知っている者しか見る事が出来ないので、ご閲覧くださる皆様にはしっかりと見て頂きたい。
アオハダトンボの羽化の観察が終わると、休む間もなく別のトンボが活動スタート。
ホンサナエ ♀(卵塊形成)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/31/6520241f2bdc2a905c3b4e2b6a628b31.jpg)
Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
4月の2週目の週末に羽化の観察をしたホンサナのメスが成熟して水辺に姿を見せてくれた。何年ぶりだろうか、流石のK君の観察力のお陰でホンサナエのメスの卵塊形成シーンを撮影することが出来た。腹先部下側、橙色に見えるのが卵塊。ホンサナエの産卵は水辺に飛来して植物や石、消波ブロックなどに静止し、腹先部下側に卵を徐々に作り溜め、その後、飛び立ち川面に打水して放卵する。打水の瞬間が撮れるのは何時だろうか?この先の課題にしたい。
ホンサナエ ♂
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/b3/bb691f1a40eb1f81a59fbe90dd07b962.jpg)
Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
消波ブロックに静止してメスを待つ縄張り占有の時。
青空に写り込んでいるオレンジ色の物体は、たまたま飛翔していたツマグロヒョウモンのオス。
ホンサナエのオスを広角撮影しているK君。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/3e/26617dff4ae956bed974e8410a385618.jpg)
Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
飛ばれない様にジワジワ、そ〜っと近寄る技術の向上がみられ頼もしい姿。
サナエトンボが日光浴に集まるポイントをチェック。すると...
アオサナエ ♀(未成熟)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/c0/3e4eb42d42170b07a4feb284a49a9193.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
初めて見る色合いで何種か迷ったけれど、よく見たらアオサナエのメスの未成熟。成熟個体には見られない橙色の翅が美しく感銘を受けた。検索してもこのステージの画は出ないよね。当ブログオンリー。
ヤマサナエ ♀
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/b7/aadf144da49fad859eab27e0300dc15d.jpg)
Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
残念ながら惜しくもヤマサナエの交尾態を撮り逃してしまった。
次のトンボ時間に合わせて河川を離れ、秘密の休耕田に訪問。すると...
シオヤトンボ ♀(羽化)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/30/daab627ff4a8d0df9e41ff227cdb073a.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
ここは赤土を含む湿地なので、ヤゴの表面が赤土に覆われている為、羽化殻が赤土色をしている。
シオヤトンボ ♀(テネラル)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/07/481aa7e471a9057d4716037e362fe700.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
左上翅に若干ダメージが見られるけれど、この位なら大丈夫。羽化したての半透明の翅が輝く時。
とっくに活動最盛期を迎えている場所もあるけれど、ここは陽当たりが悪いので、ゴールデンウィーク後半でも、まだ羽化のタイミングに間に合うのが嬉しい。
コサナエ ♀ 羽化
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/59/bc14d06ca2da31fd429b21efbecc1abe.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
谷戸の下流にある小さな沼では正午近い時間にも関わらずコサナエが羽化の時を迎えていた。
分かりにくいけれどトンボ自体が掴まっている真下にあるのが羽化殻。コサナエの羽化は水面ギリギリで行う為、入水時には極力、波を立てずに十分注意して撮影に挑まなければならない。トンボに配慮。
ギンイチモンジセセリ(春型)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/15/1268fe30b2128c4537700d1360afe60f.jpg)
Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
4月上旬から見かけていたけれど、忙しなく飛翔していて静止してくれず、
今回は運よく静止している場面に遭遇できた。
ギンイチモンジセセリはトンボツアーのおまけだけれど、
K君にはお腹いっぱい都下のトンボツアーを満足していただけたようで何より。
撮影日:5月3日