東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

園路際の草地に潜む

2013年05月24日 | トンボ
連絡をいただいて午後からは東京港野鳥公園に訪れた。なにやらトラフトンボがいるという園路際にあるちょっとした草地を覗き込むと、そこには...

ハラビロトンボ ♂(未成熟)

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
確かにトラ模様だが...残念ながらトラフトンボではありませんでした。

ハラビロトンボ

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
未成熟期はオスメスともに同じような体色を見せているので見分けるのが難しいものの、じっくり観察するとその名の通りメスは腹部全体の幅が広く、その部分で見分ける事ができる。

ハラビロトンボが好む生息環境の一例 (野鳥公園ではありません)

D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
水深のごく浅い湿地や水が殆どなく乾燥傾向にある放棄水田などに多く見られ、イトトンボと同じく発生水域から大きく移動する事は少ないとされている。野鳥公園ではレンジャーの方に伺ったところ、一般開放されていないバードサンクチュアリ内に水深の浅い湿地環境があり生殖活動をおこなう姿が見られているとのこと。どうやらそこから分散した個体が生態園内で観察できているようだ。
ハラビロトンボ

D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye


撮影地:5月19日

撮影地:都立東京港野鳥公園


最新の画像もっと見る