日曜日は午前中から曇りとの予報であったため、成虫の観察は無理と判断し、再びアオヤンマの羽化状況を調査しようと生息池へ向かった。
アオモンイトトンボ (右が♂、左が♀)
D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
この時期は、池の周囲を囲む草地を歩くと、足元からたくさんのアオモンイトトンボが飛び出し姿を見せてくれる。
以前に何度かこの場所の管理者の方と、ここに生息する昆虫類と環境の事でお話しする機会があり、この日もその方とお話ししたところ、池と周囲の草地環境は適度な手入れにて保持してくださるとお話ししていただけた。
区部のフィールドでは多様性を脅かすほど、過剰に草刈りをされている場所が多く、撮影に訪れた際にバッサリと草刈りがされていてガッカリさせられる事が多々ある。
景観を重視される事はいた仕方なく、この池のガマや周囲の雑草も伸び放題であり、そろそろバッサリと刈られてしまうのではと思っていたところ、管理者の方からこういったお声をいただけるとは思いもよらず。正直、涙が出るほどに嬉しかった。
アオモンイトトンボやアオヤンマを含め、池沼の生息種に限らず、トンボが生活していく上で必要なのは、池のみならず池に隣接した場所にある草地の存在も重要で、朝露や雨水を残す草地は乾燥から身を守り、摂食の場にもなる為、草地環境はトンボが生活していく上で必要である事を知っていただきたい。
見惚れるほどに植生豊かな池であっても、池の周辺部に草地が全く無ければ、その池に生息するトンボの種類は少ない。
羽化している横を飛翔通過しているのはおそらくシマハナアブ。周囲の草地にたくさん見られていた。草地があればトンボのエサとなる昆虫も豊富なのだ。
ヨツボシトンボ ♂
D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED+内臓フラッシュ
個体数は少ないながらもここでは数年前からヨツボシトンボが確認できるようになり、産卵場面も見られ定着しつつある様子に伺える。
比較的、多摩方面では良く見かけ、珍しい種類ではないが、区部での定着となると別格。アオヤンマよりも区部では希少なトンボである。
いずれの管理下にある区部のフィールドでは、この先も観察、撮影をしながら昆虫の生息環境について管理者の方々と理解を深める努力をしていきたい。
撮影日:5月19日
撮影地:東京都区部
アオモンイトトンボ (右が♂、左が♀)
D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
この時期は、池の周囲を囲む草地を歩くと、足元からたくさんのアオモンイトトンボが飛び出し姿を見せてくれる。
以前に何度かこの場所の管理者の方と、ここに生息する昆虫類と環境の事でお話しする機会があり、この日もその方とお話ししたところ、池と周囲の草地環境は適度な手入れにて保持してくださるとお話ししていただけた。
区部のフィールドでは多様性を脅かすほど、過剰に草刈りをされている場所が多く、撮影に訪れた際にバッサリと草刈りがされていてガッカリさせられる事が多々ある。
景観を重視される事はいた仕方なく、この池のガマや周囲の雑草も伸び放題であり、そろそろバッサリと刈られてしまうのではと思っていたところ、管理者の方からこういったお声をいただけるとは思いもよらず。正直、涙が出るほどに嬉しかった。
アオモンイトトンボやアオヤンマを含め、池沼の生息種に限らず、トンボが生活していく上で必要なのは、池のみならず池に隣接した場所にある草地の存在も重要で、朝露や雨水を残す草地は乾燥から身を守り、摂食の場にもなる為、草地環境はトンボが生活していく上で必要である事を知っていただきたい。
見惚れるほどに植生豊かな池であっても、池の周辺部に草地が全く無ければ、その池に生息するトンボの種類は少ない。
アオヤンマ ♂(羽化直後)
D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
羽化している横を飛翔通過しているのはおそらくシマハナアブ。周囲の草地にたくさん見られていた。草地があればトンボのエサとなる昆虫も豊富なのだ。
ショウジョウトンボ ♀(羽化直後)
D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
ヨツボシトンボ ♂
D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED+内臓フラッシュ
個体数は少ないながらもここでは数年前からヨツボシトンボが確認できるようになり、産卵場面も見られ定着しつつある様子に伺える。
比較的、多摩方面では良く見かけ、珍しい種類ではないが、区部での定着となると別格。アオヤンマよりも区部では希少なトンボである。
いずれの管理下にある区部のフィールドでは、この先も観察、撮影をしながら昆虫の生息環境について管理者の方々と理解を深める努力をしていきたい。
撮影日:5月19日
撮影地:東京都区部