東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

セミ祭り 3

2011年08月19日 | セミ
セミも種類によって好む樹木がある。春に美しい花を咲かせ日本の象徴樹であるサクラは人にもセミたちにも大人気。
公園の外れに植えられていたサクラの根元で樹液を吸っていたセミ群。気づかれないように静か~に寄って撮影。

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED+内臓フラッシュ

ミンミンゼミ 雄雌

D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye+SB-600+Litepanels LP-Micro
個体によって体色の違いを観察するのも面白い。

先日撮影したニイニイゼミもサクラを好む。

D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye

サクラ以外でアブラゼミに大人気であったのがアメリカスズカケノキ

D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
アブラゼミは都心部でも圧倒的に生息数が多く街路樹、住宅の壁、電柱といたるところで鳴いている。虫が多少好きな会社の後輩に近所のセミの調子はどう?と聞いたところ、毎晩21時あたりからスイッチが入りアブラゼミコンサートが始まるらしい。


殆どのセミは陽射しを避けるようにして木陰に静止し鳴いていた。真夏に出現するセミとはいえ、暑い陽射しは苦手のようだ。

個体数の多い場所に訪れているつもりなのだが全く交尾個体を見る事が出来なかった。いったいいつ交尾を行っているのだろうか?今まで観察して来た中でも片手で数えられるほどしか見た事がない。これからは注意して探す事にしょう。

近くでバタバタと翅音がすると思い近寄ってみると、なんとオオカマキリの幼虫にアブラゼミが捕らえられ捕食の真っ最中!

D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye+Litepanels LP-Micro
背景に写るカメラバックをどかす時間も惜しんで撮影に集中していた。

今日、都心部にも久しぶりに雨が降った。この週末の天気予報は雨。フィールドには出られそうにないが都心部に生息する多くの生物にとって待ちに待った雨に違いない。気温も下がるようなのでセミは小休止といったいところか。
昨年と同様に今年も池の水が干上がりかけていたベニイトトンボの生息池もこの雨でギリギリセーフの一安心。きっとマルタンヤンマやギンヤンマも産卵にやってくる姿が見られるに違いない。今から楽しみだ。

撮影日:8月13日

撮影地:東京都区内臨海地区


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