花のあと 2011-02-19 | 人物、映画、本、漫画、ドラマ 私が、特に好んで読む短編集のひとつがこの本だ。 とりわけ、表題作「花のあと」が大変おもしろい。 …「いかにも江口孫四郎でござる。」風貌も身なりも、どことなく朴訥な感じがする若者はそう名乗って眼にかすかな笑いをうかべた。… この二人の出会いと別れが何とも良い。この主人公の女性が剣の使い手で、一度心を寄せた男の為に後、敵を取る話が気持ちよい。脇に出てくる夫たる人物がまた味がある。 …はやい話が、顔はお . . . 本文を読む