感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

韓国学生運動主体思想の代父と呼ばれた人物

2021-11-12 | 韓国を思う

 

1963年生まれのキム・ヨンファン氏、ソウル大の法学部に在学中にマルクスレーニン主義にふれ、当時聞くことができたらしい北から流れるラジオ(短波)放送の内容を、ニックネームをカンチョルとして書いた”ある社会運動家からの便り”と言う「カンチョル便り」を学生の間に伝播し、学生たちに主体思想をわかりやすく教え、”韓国内主体思想派の父”と呼ばれ人物だと言う。

その時若干23歳であった彼は、救国学生連盟を結成、80年代当時の韓国学生運動(赤化統一)の核心的存在となる。これが、韓国で生まれた北のスパイである。この様な人が韓国国内にごまんといる、と言うのが一般常識の様である。

1991年に北が手配した船に乗って北に密入国し、14日ほど滞在、その間に2回、直接金日成に会っている。また、北の学者たちとも主体思想について激しく討論をかわしたと言っている。

しかし、

頭の良かった彼は、古い考え方に留まる金日成に失望し、主体思想についてほとんどわかっていない学者たちにも失望して、北朝鮮の不都合な現実を目の当たりにすることになる。1930年代のままの考え方、そこには発展はなく、階級が支配する不便な世界であることを認識、韓国に帰って来て数年後、赤化統一を目指した革命家指導者の立場から転身、北の民主化のためにその後の生涯を捧げておられる。

<강철서신>, 김영환 누구인가, 그의 전향, 현재동향

&#x3D;&#x3D;&#x3D;해설&#x3D;&#x3D;&#x3D; 격동의 이 시...

네이버 블로그 | 예지수목원/수도원

 

 

韓国は、複雑な立場の国であることは理解しているつもりだが、やはり、平和な国と言われる日本で生まれ育った私には、本当の意味での理解は難しいだろうと、知人の話を聞くごとに思う。

日本が静岡のあたりで北と南に分断していて、国交はなく、思想も全く逆で、けれども親兄弟、親戚が別れ別れになって暮らしていたりすると、考えたら、少しは実感がわくだろうか…。

UN軍が介入し38度線で半島が分断する時、中国ソ連から下りて来る共産主義によって剥奪、虐殺されることを恐れた富裕階級の人や、信仰を持つ人達、日本と関わった人たち(親日)などが、南に逃げたと言う。故郷を失った人達だ。

北に残ったのは、社会主義による韓国統一を願った人達、普通の人達、そして、貧しく虐げられてきた人達が多く残ったのかなと、想像する。

韓国動乱、韓国では戦争が始まった日をとって”625”(ユㇰイオ)と呼ぶその戦争は、スターリンと毛沢東と金日成が結託して始めた韓国赤化統一のための戦争であった。それらの国の書類にはそう明記されている話だと、金ムンス元州知事が話していた。(キムヨンファン同様に、革命運動家だったが転身した方、ソウル大在学中に北から流れるラジオ放送を毎晩のごとくに聞きながら主体思想こそ正しき国の思想と熱心に活動したリーダー格の人物、ソ連の崩壊を見て、共産主義の間違いを知ったと話している。今は、保守派ユーチューバーとして韓国の自由民主の為に誰よりも熱心に発言、活動を続けている方である。)

元キョンギ道知事キム・ムンス氏

OGPイメージ

キム・ムンス議員よ、北の主体思想派が牛耳る韓国の政治を覆せ - 感動は命の肥し

少し、政治的な話になるが、左よりの考え方に意義を唱える私としては、韓国の政治から目が離せない。金ムンス元韓国キョンギ道知事が、去年の12月に...

キム・ムンス議員よ、北の主体思想派が牛耳る韓国の政治を覆せ - 感動は命の肥し

 

 

「DNAに染み付いた恨みがあるんだよ」

共産主義の思想こそ平和と理想と考える人の気持ちがわからないと話す私に、こう答えてくれる韓国の人もいる。韓国国内が二つの思想で分断している状態で、それも相いれないほどに極と極なのだ。

保守派は、初代大統領のイ・スンマン氏を、韓国を赤化統一から国を守ったヒーローと言えば、左翼に偏った人たちは、韓国をアメリカに売った売国奴と呼ぶ。彼らは反米を叫び反日を叫ぶ。米軍撤退を叫び、民族統一を叫ぶ。

民族が分断され、慕わしさと、憎しみと、色んな感情がまぜこぜになった国。

韓国の左翼活動家の運動のひとつが反日である。私達日本人は、その罠に取り込まれないようにすることが大切だ。左翼があげる反日の報道、’左翼が取り上げる反日のトピック、左翼活動員があげる反日のコメント、そんなものにいちいち、腹を立てたり、振り回されたりしていたら、左の思うままである。

韓国を理解したいと言う気持ちで対したいと、韓国の複雑な歴史を知るほどに思うのである。

 

キム・ヨンファンさんは、北朝鮮の中に地下組織を構成し、北の民主化のために今も命の危険を感じながら、活動を続けているとの事、端正で穏やかな顔立ちからは、想像できない人生を生きておられます。記者がインタビューをした中で、あなたは保守か革新派かと聞かれて、自分は革命家であると答えておられます。芯があります。

 

 

 

 



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