感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

共和党上院議員45人が弾劾裁判を持つ事に反対と表明

2021-01-27 | 2021年アメリカ政治
45人の共和党上院議員がトランプ弾劾裁判に反対票、裁判は違憲であるとの申し立て。

共和党の上院議員45名が、ドナルド・トランプ前大統領の弾劾裁判を米国議会議事堂で持つ事に反対票を投じ、前大統領を弾劾することは違憲だと述べました。
50人いる上院の共和党議員の中で、5人を除く45人が、ランドポール上院議員の提案に賛成したということです。すでに職務を離れ、一般市民となった前任者を弾劾しようとする行為は、違憲であり、するべきではないとランドポール議員が有無を言わせぬ納得のいくスピーチをしたのを受けて、上院でするかしないかの賛否を取った結果です。民主党の50名の議員は、すべて弾劾裁判に賛成の立場でしょうから(わかりませんが)問われるのは共和党の上院議員たち。この場合だと、もし仮に弾劾裁判になったとしても、弾劾賛成が55名になり、全体の3分の2に満たないため、弾劾となりません。

そこで、気になるのが弾劾裁判に賛成した5人の共和党議員が誰なのか。

ミット・ロムニー(ユタ州)、
ベン・サッセ(ネバダ州)、
スーザン・コリンズ(メイン州)、
リーサ・マーカウスキー(アラスカ州)、
パット・トゥーミー(ペンシルベニア州)

ミットロムニーさんは、相当親分の事が気に入らないようです。彼はリンカーンプロジェクトの一員として、ずっと親分の再選妨害運動を続けてきた人ですから、たとえ自身の議員生命に支障をきたすような事になったとしても、引くに引けない立場です。ここで引いてら男が廃るのでしょう。

「スピーチで比喩的に「戦う」という言葉を使用したすべての政治家を弾劾するつもりですか?」とランドポール議員は言ってますが、その通り、こじつけにもほどがあります。しかも、親分はすでに民間人です。

ジェームズ・ランクフォード上院議員(共和党)は、前大統領の裁判の合憲性に関するランドポール議員の提案を支持することに投票した後、次の声明を発表しました。
これは裁判ではありません。これは政治劇です。すでに不在の人を不在にすることはできません。現在の大統領も裁判長もいない裁判です。どの役職にも着いていない人を解任するなど、できない事です。私たちの国が団結する必要がある瞬間に、この裁判はさらに深い分裂を生み出すだけです。」

親分の有罪判決に投票する共和党員は誰でも、保守の間で必ず反撃に直面するでしょう。トランプは党内で非常に人気のある人物であり続けているからです。エリザベス・チェイニー議員(共和党)とトランプを弾劾することに投票した他の9人の共和党下院議員は、弾劾に同意したために、その後溢れる批判と脅威に直面したそうです。

共和党に反対する上院多数党首のチャック・シューマーは、この裁判は違憲ではないと述べ、少なくとも2人の共和党員(ロムニーとマーカウスキー)が彼に同意しています。懲りない人達です…。

何人かの法律専門家、ハーバード法学教授のアラン・ダーショウィッツ氏は、裁判は憲法と主張しています。


次のトピックは、

連邦判事、テキサス州の提訴を受け、新政権がサインした国内に留まる犯罪歴のある不法滞在者の国外追放の凍結を一時的に阻止。

テキサス州の連邦判事は、ジョー・バイデン大統領が発行した特定(犯罪歴のある人など)の移民の強制送還を凍結するという大統領命令を一時的に阻止したと、ニュースが伝えています。


親分が任期中に任命した米国地方裁判所のドリュー・ティプトン裁判官は、1月26日に一時的な拘束命令を出し、テキサス州司法長官のケン・パクストンが法廷で異議を申し立てた後、14日間バイデンの政策を全国的に阻止しました。

この命令は、米国に不法に住む約1,100万人の不法滞在者を合法化する計画を含む、広範囲にわたる変更を提案したバイデン政権の移民政策の後退を意味します。

親分の4年間の在任中、民主党員と移民活動家によって、移民対策法案の中でも、特に国境の壁の建設を阻止の訴訟を起こすことがよくあったとの事です。パクストン氏の訴訟は、共和党が新政権に対して、それと同じことを反対にやり返している事を現わしています。親分が任期中に要所要所にたくさんの保守系裁判官を任命しています。テキサスの勝訴は、その成果が表れた最初の例になるわけです。

パクストン氏はツイッターで勝利を喜びながら、
「バイデンの就任から6日以内に、テキサス州は彼の違法な国外追放の凍結を停止しました。 これは扇動的な左翼の反乱に他ならないものだった。」「そして私のチームと私はそれを止めました。

相手は法廷で、パクストン氏の訴訟に対して、次期政権の権力を縮小することはできないため、執行不能であると主張したとあります。

しかし、パクストン氏は、テキサス州と政府機関の間の合意で義務付けられている、”移民政策を変更する前にテキサス州と協議しなければいけない”責任を果たしていない、と述べ裁判を優位に進めた模様です。

「連邦政府がわが国の移民法を忠実に履行しなかった場合、テキサスのような境界州は特に高い代償を払う」事になるのだと言ってるそうです。

テキサス州はメキシコとの国境を持つ州です。親分が、退任前に国境の壁の前でスピーチを行い、サインをした場所もテキサスでした。

テキサスのこの勝訴で勢いがついた共和党陣営が、この先、強い姿勢で新政権の色々な企てと対立していくであろう事は明白、良い兆しです。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。