在るものが無くなる寂しさ
毎日、当たり前に見ていた階下のゲル住人の引っ越し作業
二つあったゲルの解体が始まり2時間余りで解体作業完了
住み慣れた場所から簡単に居なくなった
無関係だけど寂しい
ゲル住人の引っ越し
さよならという言葉もないまま、立ち去って行った
二年近く風邪を引いていなかったのでかかると脆い
体が弱くなると人間気弱になる
傍に優しくしてくれる人がいてくれたらなぁ・・なんて
散々、悪い事ばかりしてきたから今更なにをですが
身に沁みます世間の風が
せめて弱った時ぐらい
温もりのある優しいものが欲しくなる
無関係だけど
鼻をズルズル、喉の痛みを抑えて
何て物悲しく寂しんだろう
元気な時は独り身の嬉しさに酔いしれる毎日だが
寂しい!
普段、邪魔と思うものが恋しくなる
天候までが
弱った体で散歩に出かけるかと腰を上げると
西の空が真っ黒になりこちらへ迫ってくる
砂塵の発生
窓を慌てて締め切り黄砂の去るのを待つ
人間の非力さと虚しさを思い知らされる
気弱な体力に打撃を加える自然
急変
2時間ほどで砂塵が静まる
出かける時間が遅くなった分
帰宅も遅くなるか
早く元気になり
強気な爺さんに戻りたい