南の空に
夏の祭典も終わり
首都市民は気が抜けた風船の如く
自然の風に成されるがままの
虚脱状態(金も使い果たし)
天気までが無風で澱んだ感じである
矢張り貧富の差が社会を蝕みつつある
夏の祭典も盛り上がりに欠けている
何年か前まで何処の会場も異様な空気が流れ
人息と草息で息苦しさを覚え
誰もがはしゃぎ酔いしれ楽しんでいた
二日目に競馬場へ行ったが人も少なく異様な空気がなかった
写真だけ写して渋滞に会わない前に首都へ戻ってきた
雨雲
跨線橋から道草食いながら首都中心を東西に横切る
幹線道路まで出てきた(昨日、下車したバス停)
午後9時前の西の夕陽と雨雲
夕立が来る前に冷たい風が流れゴミを巻き上げる様相
雨に打たれる前に3地区まで登らなきゃと急ぐ
微妙な位置・場所を散歩している
真夏の夜
夕立に遭わずに跨線橋まで戻ってきたら
跨線橋が賑やかしい
三組の人たちが手前・真ん中・反対側の端に
陣取り何やら賑やかしい
手前は大学生らしい乙女が地鶏をしている
塩焼きにして食べると美味しそう
地鶏焼きメニューに載せる写真を写している
中央では年頃、頭の経った男女が潮騒の逢引?
私が跨線橋の真上に来て地鶏メニュー写真の
撮り方をレクチャーしていると二人は安宿街へと去った
すれ違いに消毒薬エタノール臭が強烈に鼻へ突き刺さった
男には月見て一発というところか
女は脂が付き過ぎた皮というところか
跨線橋の奥側の二人はよく見ると出歯亀の端くれども
何処の国にも暇で金無しで青春を不燃焼で過ごした
哀れとしか言いようの無い初老の元青年の姿である
潮騒の逢引を楽しんでいた二人の囁きでも聞いていたのか
彼らがいなくなるとつまらなそうに後を追うように立ち去った
地鶏ちゃんたちはまだ、納得しがたい様子で撮り続けていた
さり気ないメニューの方が高価に売れることを知らない
姿メニュー焼きじゃ一串100円以下でしか売り出せませんよ!
学習能力も将来への展望もない乙女ちゃんが可哀想
最高の笑顔でLINEへ堂々と流す度胸は大和なでしこには出来ない
結末は地獄です
モンゴル中から遭いたいと言うLINEが来るのは言うまでもない
見ず知らずの男といきなり会い事故・事件に巻き込まれる
この国の乙女は強烈に強い男が好きなんです
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