昨年父親が半年ほどの闘病生活の後、他界したが、集めていた絵画や陶芸品を
どう処分すべきか、そろそろ真剣に考える必要が出てきた。
父が最も大事にしていた伊藤清永先生の牡丹の絵は、幸いにも出石にある清永
美術館で寄贈を受けてもらえたが、私にとっては他の作品も本当に大事にしてい
る方へ渡ればと願っている所だ。
その中でも、何枚か小生が預かっている作品もあり、晩年鳥小屋で過ごしたとい
われる高間惣七先生の『インコ』(SM)などは、どこかの美術館で展示していた
だいてもいい、力作のようにも思えるのだが。
染工場で長年色を愛し続けた父が買い求めた美術品は、一貫性はないが、それ
なりに色つかいや、やさしさのあるものであり、画商へ持っていくと、値段だけたた
かれると思われ、この父親の意思をついでもらえる方に引き取ってもらえることが、
父親への最大の供養になるのではとも思う。
もう少し、情報を集めて結論付けをしたい。