一昨日のメモ記事の続きである。
情報をくれた友人からの折り返しメールで、『排泄量。そんなもんじゃない』との苦言あり。
彼のように都度の計測はできていないが、その後の測定で排泄量は結構多いことが判った。
特に尿量は顕著である。夕食に缶ビールと酎ハイを飲んで、就寝前計測で▲0.6Kg。翌朝一番の検量でも▲0.7Kg。計ってみるとすごい量である。
1Lのメスシリンダをイメージしてその七分目。ビール大ジョッキ一杯、お腹に抱えていた事になる。
夜中に尿意をもたらし、起きないのが不思議なくらいである。
さらに蘊蓄を頂いた。『便は何で出来ているか』。
詳細は大鵬薬品などのページを見てほしいとの事であるが「食べカスがすべて便になる」のではないとの事。
HPを見ると『健康な人のうんち(重量比)は、80%が水分で、残る20%のうち3分の1が食べカス、3分の1が生きた腸内細菌、3分の1がはがれた腸粘膜です。わずか1g(乾燥ベース)のうんちに、約1兆個の腸内細菌が含まれている』との事。知らなかった。
友人はこの事から、健康な排泄量を維持するには、水分量の適正化と腸内環境を整える事も重要であるが、便中に含まれる『食べかす量』を維持する事も必要であり、年を取ると食が細くなるが、これが一番問題との持論を述べている。
健啖家と言われる方が長生きしている例のように、食べかすが多くなる『肉食と繊維成分の多い野菜』を食べる事が必要であり、時々お腹いっぱい食べる事も重要ではとの事。
空腹感がなく、蕎麦やパンだけで食事を簡単に済ませる事は問題ありとの・・とアドバイスをくれた。
たしかに、まだ老ける年齢ではないので、若かりし頃と同じものを食べたい気はするが、少し脂っこいものは意識的に回避する方向にあり、サラダなども、昔ほど食べなくなってきている。定年後、会社での昼食が無くなり、家で毎食となると、少し淡泊になったかもしれない。
最近高齢者向けの食事で、赤身肉やイモ類を推奨しているが、腸内環境をビフィズス菌等で整える事よりも、こちらの方が重要な気もしてきた。
昔、どこかのお寺の和尚さんの講和で『人間、時々は腹いっぱい食べる事も重要』とお聞きしたが、物理的にこの『食べかす』を増加させ、精神的にも満足する事が排便を自然と促す事なのかとも受け取れる。
一昨年、会社生活最後の年、朝いきなり腹痛を起こし、病院で『何らかのストレスで腸の動きが止まっている』との診断がだされ、かなり苦しい思いをした。
この時、担当の先生は『水をたくさん飲むのと、脂っこい好きな物をたくさん食べて下さい。』と、お腹パンパンの患者へ逆療法的な指示を出されたが、お昼の餃子で、夕方にはすっきりする症状となった。
次の朝、予約の胃の検査で再診を受けたが、この先生から『便秘の方で、お腹が張るのが怖くて食べる量を意識的に減らしている場合も見受けられるが、これは逆の場合もある』と聞いたことを思い出した。
快便を維持するため、『イライラしたことを忘れ、食べた事を感じる』事も重要因子でありそうで、『食べかすを増やす』ため、時々プチ贅沢をし、満腹感を味わってみたい。
***以下前メールの追記****
IT、Digital化の時代、測定値がアウトプット出来る体重計は沢山出ているかと探してみたが、個人的にデーターをやり取りして使えそうなものは意外と少なそうである。
人間ドックや健診センターなどの専門機関向けには、ネットワーク対応などで沢山の機器が出ているが、日常生活の中で監視をしてくれる製品、『健康便器』のような物が販売されていないか情報を探してみた。
まず『座ると体重が測れる便器』が見つかった。
『らばQ』さんというポータルサイトでの引用情報であるが、「用を足すたびに、どのくらい体重が減ったかわかるトイレのアイデア」2016年09月19日 11:34 に写真が出ていた。
もしこんな便器が販売されているのであれば、健康管理に役に立つかもしれない。
さらに、大和ハウス工業と東陶機器が共同で『インテリジェンストイレⅡ』を発売(2008年12月)したとの記事を見つけた。
このトイレは、「尿糖値」、「血圧」、「体脂肪」、「体重」の4項目が測定でき、これら健康チェック機能のほか、清掃性、収納性も兼ね備えているトイレ空間との事。
(その後の記事で、発売中止になったようであるが・・)
この設備で測定できる「尿糖値」は、愛知電機が開発の尿糖検査機「ウェルユーⅡ」の改良機が組み込まれたとの記事も出てきた。
この記事の後続として、2016年の日経記事『TOTO トイレの臭いで健康チェック(2016/12/29)』では、『TOTOは、健康状態をチェックできるトイレを開発する。排便時の臭いから腸内環境を推測する研究を進め、2020年をメドに実用化を目指す。また病院向けには排せつ後に患者が立ち上がると、看護師に自動で連絡し転倒を防ぐシステムを医療機器メーカーと開発。情報通信技術(ICT)を生かしてトイレの機能を拡張し、健康志向の高まりに対応する。』との展開が紹介されていた。
ここから、TOTOが続けている「未病」の領域での研究開発を思い出した。
『未病』とは東洋医学的な言葉であるが、会社生活時代、次世代の研究開発のネタを探す中で、
長寿世界、健康増進、日常生活、健康管理、身体測定、測定技術
・・などの項で情報を探している中で知った言葉である。
これら『未病対策』を含め、テーマとして『予防医学』の領域という事で開発テーマを括った。
『未病』は、言バンクには色々と説明がなされているが、
日本医学会でも『病気になる前に治す-「未病」とは?-』の紹介がされている。
『未病とは? 発病には至らないものの軽い症状がある状態です。・・軽いうちに異常を見つけて病気を予防するという考え方』『最近では・・さまざまな検査ができるようになり、特に自覚症状がないにもかかわらず検査値異常を指摘され・・生活の質(QOL)は侵されていないが検査値に異常がある未病の場合、その時点で病気を発症させないための治療をしていく「治未病」・・が、今後より重要・・高脂血症、糖尿病、高血圧なども「未病」の1つ・・』
と書かれている。
ちょうどこの頃(2016年)にTOTOが『ウォシュレットの脱臭機構に組み込まれたセンサー』を発表し、測定方法に興味を持ったことも思い出した。
ネットで記事を探してみると、
『TOTOが排便臭のデータをトイレ内で日々取得し、腸の健康状態をモニタリングすることで病気の早期発見や健康維持につなげる取り組みだ。食事などさまざまな生活習慣のデータとクラウド上で結びつければ、大きな価値が見い出せる。情報通信技術(ICT)の発達で、研究は新たな段階を迎えている。・・「排せつ物はゴールデンデータだ」(福田幸弘TOTO上席執行役員総合研究所長)。排便時に発生するガス成分は、およそ1000種類あるという。ガス成分の種類や濃度、比率などのデータを取得し、組み合わせることで腸内環境を推測できる。』
との内容であったが、その後最新情報は出てきていないようである。
TOTOが目指している『未病対策』『予防医療』も、トイレという排泄物での検知センサーや、毎日朝ながめる鏡からも顔色を判断したり、お風呂での浮力測定等での骨密度測定なども可能となるかもしれず、人間に直接センサーをつけなくても、日々の健康の概略は見えてくる可能性がある。
センサーも、バイオ技術の進化で、特定の病気にだけ反応する菌種なども見つかっており、これらとIT技術の組み合わせに期待したい所である。
このセンシング技術で、在職時、この話題が出た時、時代や詳細な内容は忘れたが、家庭内の機器をネットワーク化して『情報をやり取りして快適な生活を過ごす』計画があったことを話したことがある。
過去電灯線に信号を乗せて(PLC)、パソコンとテレビ。さらには、冷蔵庫や電子レンジなどとやり取りをするためのプロトコルを決める動きがあった。
この時、どこかの家電メーカーで未来の家電製品のアイデア募集があり、冷蔵庫内の食材を感知し、ドアーへ内容物を表示する機能と共に、『カレーを作りたい』とのテーマを出せば、足りないものを、家庭内機器にひもついたセンサーで検索し、リストアップできるような電化製品群を開発したい・・との企画書を作ったが、現在では簡単に出来そうになって来た。
最近では電子レンジにも料理を考える機能がついた製品もあるが、Googleの『アレクサ**して頂戴』で冷蔵庫に入っている食材をICバーコードなどを基に探し出し、『お買い物リストはこれです』なんて出来るのではなかろうか。(ひょっとしたら現実にあるかも・・)
これに近未来、トイレの情報から、体調維持のため『今日はこれがお薦めの料理です』・・なんて言う事になるかもしれない。
しかし、このメールの中で書いた、人間の欲求、欲望は、ITでは操れないので、ここへ意思を入れていかないと快適で長生きはできないと思われる。・・
これが結論である。
情報をくれた友人からの折り返しメールで、『排泄量。そんなもんじゃない』との苦言あり。
彼のように都度の計測はできていないが、その後の測定で排泄量は結構多いことが判った。
特に尿量は顕著である。夕食に缶ビールと酎ハイを飲んで、就寝前計測で▲0.6Kg。翌朝一番の検量でも▲0.7Kg。計ってみるとすごい量である。
1Lのメスシリンダをイメージしてその七分目。ビール大ジョッキ一杯、お腹に抱えていた事になる。
夜中に尿意をもたらし、起きないのが不思議なくらいである。
さらに蘊蓄を頂いた。『便は何で出来ているか』。
詳細は大鵬薬品などのページを見てほしいとの事であるが「食べカスがすべて便になる」のではないとの事。
HPを見ると『健康な人のうんち(重量比)は、80%が水分で、残る20%のうち3分の1が食べカス、3分の1が生きた腸内細菌、3分の1がはがれた腸粘膜です。わずか1g(乾燥ベース)のうんちに、約1兆個の腸内細菌が含まれている』との事。知らなかった。
友人はこの事から、健康な排泄量を維持するには、水分量の適正化と腸内環境を整える事も重要であるが、便中に含まれる『食べかす量』を維持する事も必要であり、年を取ると食が細くなるが、これが一番問題との持論を述べている。
健啖家と言われる方が長生きしている例のように、食べかすが多くなる『肉食と繊維成分の多い野菜』を食べる事が必要であり、時々お腹いっぱい食べる事も重要ではとの事。
空腹感がなく、蕎麦やパンだけで食事を簡単に済ませる事は問題ありとの・・とアドバイスをくれた。
たしかに、まだ老ける年齢ではないので、若かりし頃と同じものを食べたい気はするが、少し脂っこいものは意識的に回避する方向にあり、サラダなども、昔ほど食べなくなってきている。定年後、会社での昼食が無くなり、家で毎食となると、少し淡泊になったかもしれない。
最近高齢者向けの食事で、赤身肉やイモ類を推奨しているが、腸内環境をビフィズス菌等で整える事よりも、こちらの方が重要な気もしてきた。
昔、どこかのお寺の和尚さんの講和で『人間、時々は腹いっぱい食べる事も重要』とお聞きしたが、物理的にこの『食べかす』を増加させ、精神的にも満足する事が排便を自然と促す事なのかとも受け取れる。
一昨年、会社生活最後の年、朝いきなり腹痛を起こし、病院で『何らかのストレスで腸の動きが止まっている』との診断がだされ、かなり苦しい思いをした。
この時、担当の先生は『水をたくさん飲むのと、脂っこい好きな物をたくさん食べて下さい。』と、お腹パンパンの患者へ逆療法的な指示を出されたが、お昼の餃子で、夕方にはすっきりする症状となった。
次の朝、予約の胃の検査で再診を受けたが、この先生から『便秘の方で、お腹が張るのが怖くて食べる量を意識的に減らしている場合も見受けられるが、これは逆の場合もある』と聞いたことを思い出した。
快便を維持するため、『イライラしたことを忘れ、食べた事を感じる』事も重要因子でありそうで、『食べかすを増やす』ため、時々プチ贅沢をし、満腹感を味わってみたい。
***以下前メールの追記****
IT、Digital化の時代、測定値がアウトプット出来る体重計は沢山出ているかと探してみたが、個人的にデーターをやり取りして使えそうなものは意外と少なそうである。
人間ドックや健診センターなどの専門機関向けには、ネットワーク対応などで沢山の機器が出ているが、日常生活の中で監視をしてくれる製品、『健康便器』のような物が販売されていないか情報を探してみた。
まず『座ると体重が測れる便器』が見つかった。
『らばQ』さんというポータルサイトでの引用情報であるが、「用を足すたびに、どのくらい体重が減ったかわかるトイレのアイデア」2016年09月19日 11:34 に写真が出ていた。
もしこんな便器が販売されているのであれば、健康管理に役に立つかもしれない。
さらに、大和ハウス工業と東陶機器が共同で『インテリジェンストイレⅡ』を発売(2008年12月)したとの記事を見つけた。
このトイレは、「尿糖値」、「血圧」、「体脂肪」、「体重」の4項目が測定でき、これら健康チェック機能のほか、清掃性、収納性も兼ね備えているトイレ空間との事。
(その後の記事で、発売中止になったようであるが・・)
この設備で測定できる「尿糖値」は、愛知電機が開発の尿糖検査機「ウェルユーⅡ」の改良機が組み込まれたとの記事も出てきた。
この記事の後続として、2016年の日経記事『TOTO トイレの臭いで健康チェック(2016/12/29)』では、『TOTOは、健康状態をチェックできるトイレを開発する。排便時の臭いから腸内環境を推測する研究を進め、2020年をメドに実用化を目指す。また病院向けには排せつ後に患者が立ち上がると、看護師に自動で連絡し転倒を防ぐシステムを医療機器メーカーと開発。情報通信技術(ICT)を生かしてトイレの機能を拡張し、健康志向の高まりに対応する。』との展開が紹介されていた。
ここから、TOTOが続けている「未病」の領域での研究開発を思い出した。
『未病』とは東洋医学的な言葉であるが、会社生活時代、次世代の研究開発のネタを探す中で、
長寿世界、健康増進、日常生活、健康管理、身体測定、測定技術
・・などの項で情報を探している中で知った言葉である。
これら『未病対策』を含め、テーマとして『予防医学』の領域という事で開発テーマを括った。
『未病』は、言バンクには色々と説明がなされているが、
日本医学会でも『病気になる前に治す-「未病」とは?-』の紹介がされている。
『未病とは? 発病には至らないものの軽い症状がある状態です。・・軽いうちに異常を見つけて病気を予防するという考え方』『最近では・・さまざまな検査ができるようになり、特に自覚症状がないにもかかわらず検査値異常を指摘され・・生活の質(QOL)は侵されていないが検査値に異常がある未病の場合、その時点で病気を発症させないための治療をしていく「治未病」・・が、今後より重要・・高脂血症、糖尿病、高血圧なども「未病」の1つ・・』
と書かれている。
ちょうどこの頃(2016年)にTOTOが『ウォシュレットの脱臭機構に組み込まれたセンサー』を発表し、測定方法に興味を持ったことも思い出した。
ネットで記事を探してみると、
『TOTOが排便臭のデータをトイレ内で日々取得し、腸の健康状態をモニタリングすることで病気の早期発見や健康維持につなげる取り組みだ。食事などさまざまな生活習慣のデータとクラウド上で結びつければ、大きな価値が見い出せる。情報通信技術(ICT)の発達で、研究は新たな段階を迎えている。・・「排せつ物はゴールデンデータだ」(福田幸弘TOTO上席執行役員総合研究所長)。排便時に発生するガス成分は、およそ1000種類あるという。ガス成分の種類や濃度、比率などのデータを取得し、組み合わせることで腸内環境を推測できる。』
との内容であったが、その後最新情報は出てきていないようである。
TOTOが目指している『未病対策』『予防医療』も、トイレという排泄物での検知センサーや、毎日朝ながめる鏡からも顔色を判断したり、お風呂での浮力測定等での骨密度測定なども可能となるかもしれず、人間に直接センサーをつけなくても、日々の健康の概略は見えてくる可能性がある。
センサーも、バイオ技術の進化で、特定の病気にだけ反応する菌種なども見つかっており、これらとIT技術の組み合わせに期待したい所である。
このセンシング技術で、在職時、この話題が出た時、時代や詳細な内容は忘れたが、家庭内の機器をネットワーク化して『情報をやり取りして快適な生活を過ごす』計画があったことを話したことがある。
過去電灯線に信号を乗せて(PLC)、パソコンとテレビ。さらには、冷蔵庫や電子レンジなどとやり取りをするためのプロトコルを決める動きがあった。
この時、どこかの家電メーカーで未来の家電製品のアイデア募集があり、冷蔵庫内の食材を感知し、ドアーへ内容物を表示する機能と共に、『カレーを作りたい』とのテーマを出せば、足りないものを、家庭内機器にひもついたセンサーで検索し、リストアップできるような電化製品群を開発したい・・との企画書を作ったが、現在では簡単に出来そうになって来た。
最近では電子レンジにも料理を考える機能がついた製品もあるが、Googleの『アレクサ**して頂戴』で冷蔵庫に入っている食材をICバーコードなどを基に探し出し、『お買い物リストはこれです』なんて出来るのではなかろうか。(ひょっとしたら現実にあるかも・・)
これに近未来、トイレの情報から、体調維持のため『今日はこれがお薦めの料理です』・・なんて言う事になるかもしれない。
しかし、このメールの中で書いた、人間の欲求、欲望は、ITでは操れないので、ここへ意思を入れていかないと快適で長生きはできないと思われる。・・
これが結論である。