日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

『新政権』/ 『政府 コミュニケーション力』 / 『デジタル・ガバメント 計画』 / 『デジタル庁』へ求めるもの

2020-09-27 15:29:16 | 日記
先のメモの続きを進める事としたいが、ある友人から・・
『感染症に対する報道は、政府の責務』
『マスコミは単なるマスメディア』でしかない
『マスコミュニケーション』となっていない・・
真に必要なのは『リスクコミュニケーション』・・ではとの
メールが、翌日届いた。
日本の『感染症対策』で、なぜ政府のトップである『総理』がきっちりとした
説明が出来ないのか・・・
先週の総理の所信表明では『命を守る政策推進』とは話されたが
『私の指示の下』『対策の先頭に立って』と・・明確には聞き取れなかった。
ますます、誰が『感染症対策の総責任者』なのか、疑問が残る・・

イギリスやフランスでは、感染が再拡大する様相が見られる中で・・
首相自ら『危機感の説明』『緊急事態』を発出する映像が流れたが
日本政府も『アクセルを踏みつつ。。ブレーキには足を』の姿勢を、
もっと国民へ理解してもらうために・・・『どうすれば』・・
『リスクの開示』と『対応策』の説明(コミュニケーション) が必要では・・・
とも書かれていた。
・・
同感である。。たしか9月初めのメモで、
『リスクコミュニケーション』のありかたについて少し触れたが
『コロナ禍』が長期化する中で、『危機感』を失わないためにも
『情報の開示』と『今後の対策の見える化』が・・
そして、トップの『危機感』と『政府広報』のありかたが、今以上に
必要となるかと思われる。

こんな事を思いながら、
昨日、旧来の友人たちとの『飲み会』に参加したが ・・・
今回の『新政権』で打ち出された『デジタル庁構想』
国民にとって、『政府情報』が十分にいきわたっていないためか・・・
『デジタル庁創設は唐突な政策』。。『ハンコ廃止は急な議論』・・・
などが話題となった。

中小企業の経理や、町医者、鉄工場の社長、町の商店主などが参加した
『オッチャン会』ではあったが、
・・組閣人事が発表された直後の担当大臣の記者会見を見たが ・・
『デジタル庁』・・ 唐突に言われても 『なにするのや』 
いきなり、カタカナの『DXや「ワンストップ**の推進」など・・』
まくし立てる説明で『よう判らんかった』・・と
シルバー世代の第一声であった。

鉄工場のオッチャン社長からは、『さすが、もと電通マンで・・・
『ワイはようしっとる・・』『お前ら知らんのがあほや・・』
『またワイら『デジタル難民』』で『おいてけぼりになるは』・・と・・
辛辣なコメントもあった。

会計士の友人からは・・『マイナンバーすら普及していないのに』
いきなり『電子申請』や『銀行振込用口座登録』・・なんて言われても
『シルバー世代が半分近くいる日本で、ホンマに進められるの・・・』
『また背番号でもめるのとちゃうの・・』
と現実的な話も飛び出した。
今回の新型コロナでの『定額給付金』も、どの程度給付が進み・・・
この手続きでの問題点が解析出来ているのか・・・
鉄工場の『事業継続支援金』も大変やった・・との事も聞かされた。

スマホは持たない、パソコンも無い。あっても『XP』は使えなくなる・・・
こんな世の中で『デジタル社会』はどうするのかも・・・
『拙速』もいいが・・・『根本』も睨んで・・とボヤキが入った。

昔『デジタル』て聞いたことあるけど・・『ゼロ』と『イチ』だけやん
使えない人は『ゼロ』・・『ピ~』で消されるのか・・と
河内流のチャチャが入り、全員大爆笑 。

『デジタル庁はどないしたいねん』・・
たしかに・・・と思いながら 持っていたタブレットで・・・
ある会合で『ハンコ文化をやめよう』と説明した時に、メモとして使った、
政府や経団連などの業界団体が一丸で進めようと『共同宣言』の資料を見せた所、
ほとんどの方がご存じなかつた。
ニュースでは触れていたが、『コロナ禍』でか『関心毎』に残っていない。
たしか今年の年末までには、結論を得る事になっていたはずであるが・・

(政府内資料から抜粋)

ある方から・・たしか・・この担当大臣が『判子文化継承委員長?』とかで
でもめてたと・・ 記憶の片隅には残っているが、ここまで進めていたとは・・・
河野大臣も、もう少し今までの『行政革新の経緯』や、進捗状況を話した上で
『判子禁止』としないと、国民には『何の事か理解は出来ていないのでは』・・
との意見も出てきた。

そして・・ついでに、タブレットを誰も見てないテレビにつないで・・・
昨年夏、北海道滞在時に勉強のためにダウンロードして置いた
平井大臣が提唱の『デジタル・ガバメント』計画。
この中での 『デジタルファースト』
『ワンスオンリー』 『コネクテッド・ワンストップ』 とは・・・
をみんなで見てみた。





(内閣府 資料より)

これらの検討より、昨年末『デジタル・ガバメント実行計画』は、すでに
昨年末閣議決定しスタートした・・とも追加で説明したが・・
『聞いたことない』『ニュースでやってた??』『新聞では・・』と
全員『記憶になく』・・この後の進んでいる状況は・・
どなたも御存じなかった。
これが『デジタル庁』が『唐突』であり
『マイナンバー』だけではなく、さらに大きく世の中が変わりそう・・
との事が ・・・ある程度理解していただいた。。

逆に、コンチャン『なんでそんなに知っとんや』・・との問いがあり
『政府のデジタル化の動きが気になって』・・時々、内閣府などの
ホームページ等を見ていたから・・と答えたが・・
普通の方が調べても、なかなか行きつかないかもしれない・・・

政府の『コミュニケーション力』が問われている
・・と感じた一面である。

次の飲み会で『判るように教えてや』との要請もあり。。
今一度政府が目指す『デジタル社会』とは ・・を考えて見る事とした。

+******
●政府が目指す『デジタル化政策』とはとのニュースで、
『デジタル庁』の業務内容につき、政府内で議論を進め、
総理から以下の取り組みを行うとの説明あり   ・・と流れた。

まだ『デジタル庁』のイメージがわかないためか、各報道機関でも捉え方が
少し異なり、いくつかの報道を纏めなおしてみた・・
【『デジタル庁』の目指す所 】・・勝手な集約です
 ・『マイナンバー』の取得推進と連携範囲の拡大
  (マイナポイント獲得、運転免許証、健康保険証代替)
 ・支援金、給付金等の支払業務 迅速化、簡素化
  (「マイナンバー」と『個人口座の紐付け』」
 ・オンライン診療の推進   
   (「健康保険証」のデジタル化⇒ 「マイナンバー」と合体)
   (デジタルカルテ ⇒ 保健所業務??)
 ・デジタル教育の推進
   オンライン事業推進??  デジタル業務担当者育成?? 
 ・国と地方自治体の情報共有 (システム統一)

具体的な進め方については、今月末までに『デジタル庁設置準備室』を解説し、
具現策と来年度予算化で動く様であるが、なにか得体が判らないままである。
関連する法整備も、IT基本法から、内閣府での『情報管理』関連、さらには
『マイナンバー』までとなると、この見直しも必要となるであろう。

議事で検討された資料は以下の様であるが、これまでに進めている
『デジタル・ガバメント』推進や、『政府CIO』での『IT戦略』
さらには、情報担当相の権限範囲など・・・
もう少し『見える化』をしてほしいものである。





コロナ対応で厚労省のHPの記事が『グチャグチャ』と書いた事があるが、
内閣府のHPは『見えない化』とも思われる。

*+*+***
先週末、別の『飲み会』で、サラリーマン時代『前車統合業務パッケージ(ERP)』の
初期導入に携わった友人と、久しぶりに会う事ができた。
Ver Up時に、幻とはなったが、同業との合併を睨んでの作業で大変な思いをした
懐かしい話題で盛り上がり ・・このとき、昔とった杵柄ではないが・・
『政府のデジタル化』とは・・『本当に進めるのであれば』・・と
かなり突っ込んだ話となった・・・

この時の内容については、詳しく読めえていない政府の『デジタル化』推進の中
 『デジタルガバメント及びマイナンバー制度について(H31年3月4日付) 』や、
閣議決定された『デジタルガバメント実行計画』(令和元年12月20日)
さらに『経済対策と改革の基本方針2020(令和2年7月17日)(閣議決定)』などを
精査し、まとめてみたいが・・・

営業部門と、生産工場、さらには物流部門での『全社システム統合』や『合併前提
システム構築』を、担当者として経験から事から
 ●『キー』となる番号をまず正確に把握し、決める
  ・国の場合『国民番号』『企業番号』
  ⇒ 『マイナンバー』、『納税者番号』等、既存の『採番』の転用促進
    ⇒ 憲法上の解釈、法律の改正 等が重要なのかもしれない
 ●システム統合は自ら行う必要がある
  ・システム会社へ依存しない
  ・自部門の業務解析(処理手順、データーの流れ)
  ・データーに紐つく『キー』の解析
 ●システム会社は出来るだけ統一
  ・旧来のシステム統合は負荷が大きくなる
  ・システム会社間での仕様のつなぎ合わせが大変
  ・システム会社間での縄張り、分担の切り分けが困難
  ⇒ 既成の『統合パッケージへ体を合わせる』事も重要

初期の『営業部門へのパッケージ導入』では、パッケージへ業務を入れ込むために
『システムハウス』を介して業務解析を行い、なんとか仕上げたが、
Ver、UPでは、社内でシステム担当者を増強し、自らで業務解析を進め、製造部門や
物流など、細かい流れを含めた『統合』をした記憶が残っているが・・・
まずは『現場主義』が重要ではないかと思われる。

この点、河野大臣が『目安箱』で得た『改革の必要性』を、その担当する行政官庁の
現場として『業務解析』を、『だれが』『どのように』するか。
民間へ丸投げ委託ではなく、『その部門自ら』が重要かと思われる。

今回の『コロナ禍』でも『保健所業務の目づまり』が議論され、『システム化』が急が
れるが、データーの流れを解析し、そこでの課題事項と共に、秘匿性の確保など・・・
『現場』の方が自ら解析を行い、構築していかない限り難しいかと感じている。
厚労省が一本化しようとしている処理方式へ書き込むための『データー』は、すべて
『デジタル』ではないはずである。この流れを、促進するための『業務解析』は、担当
者と、部門外の専門家がタッグを組まない限り難しいが、まずは『自己業務解析』を・・

こんな事を・・『飲べ~談義』で、長々と話しこんでしまった

長くなったので、別途メモで書き加える事としたい。

自民党の総裁選で敗れた石破氏が政策案として掲げられた
各省庁を横串で束ねた『防災省』構想も、昨今の災害多発の中で
急ぐ必要があると感じているが ・・・
これも『自部門業務解析』を行う事で、有用な手立てが見つかるかもしれない

今政府や公共機関に求められているのは・・
『自らの解析力』なのかもしれない・・

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