日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

『関東大震災から100年』/『防災は減災でしかない』/『予防・防災』

2023-09-04 14:57:20 | 日記
先週末、金曜日は『関東大震災から100年』と報じられていたが・・
『国民の危機』としての、議論は、盛り上がらなかったような気がする

午後、携帯へは、府や市からの『緊急事態』の『訓練通報』が流れたが・・
この日、どんな『訓練』が行われ、この『目的』は何なのか・・
先週、届いた市の広報には、『防災の日・特集』の記載はあったが・・
当日の朝の、ローカル番組では、『特番』が組まれる事もなく
遠く『首都直下』『関東』の・・『他人事』の様にも、感じられた

;::
この夜、いつもの仲間たちと『WAIGAYA』でも、この話題となったが・・
2か月前の、6月18日も・・記憶を呼び起こす『報道』ではなく・・
過去の『大災害』を思い起こし・・『危機』に備える事になっていない・・
日本人の多くが・・能登の地震すら、何時だったかを思い出すことはなく
直近では、『東北大地震』が引起した『原発事故』は、取り上げるが
この時の『被害』や、昨年の『福島地震』すら、記憶からは消えている・・
『記憶』にとどめない限り、『防災』という事はできないのでは・・との
『反省』の声が、集まった仲間から、多く聞かれた・・・

たしかに、まわりの方が亡くなったり、住戸を失ったりしない限り・・
『痛さ』を感じないと、『自分事』として『記憶』にとどめる事はできず・・
『防災』の基本である、まずは『身を守る』という事も・・感じなくなる

こんな事で話題が展開する中・・ある仲間から『防災は減災でしかない』
この事をしっかり考えていれば、『誰かが、やってくれる『防災』』ではなく
『自分事』として、もっと『真剣』に考えるはず。

元エンジニアからは、『政府』や『マスコミ』は・・『防災』と一括りだが
この『防災』には・・本来の『災害を防ぐ』という『事前対策』に加え・・・
このベースとなる『減災対策』や、『復興プロセス』からの『予防対策』があり
川の氾濫を防ぐための、堤防の設置などの『ハード「防災」』に加え・・・
最近は『ハザードマップ』などでの『ソフト「防災」』も、進んできているが
『基本』の『キ』である、『自分の身は自分で守る』の、訴えが少ない
『この『Map』さえ学んでいれば・・『命は大丈夫』・・との感がある
適当な言葉が見つからないが・・『予防・防災』という事が、必要ではとも
『予防』は『火災予防』のように、目前で起こる現実を想定し、『対策』・・
そして『防災』は、『地震』『水害』など・・『突発災害』への対応
この『突発災害』『未曽有災害』を、『火事』のように、『目前危機』として・・・
『平時』から、常に『危機想定』を行い・・『対策』する事は少ないのでは・・
そして『洪水対策』として、『堤防嵩上げ』『ダム』設置など・・・
『恒久的対策』に、安心し、頼る事は多いが・・『事態想定』は流動的
昨今『想定』が、『想定内』で,無くなるような、『異常事態』も頻発
常に『リスク』を見直さないと、『減災』すら危うくなってくる・・とも

こんな事から『同義語』でない『防』。『フセグ』を組み合わせたとの事
『Map』から『危機』を読み解き・・自ら『備え』『考え』ないと・・
『自ら』も助からず、まわりの多くの人も救えない・・

『100年に一度』は『想定外』ではない。『想定を想定内にする』・・
そして『危険を危険と、常に感じる』・・この『感性』を研ぎ澄ます事の
重要性を、改めて思い起こさせてくれる『予防・防災』という言葉であった

話しが進む中、この前日だったかの日経に出ていた、『事前復興』という事へ
お盆の前の『ワイガヤ』でも話題となった、『国家ビジョン作り』から
『ぐるぐる回りの政策』でも、話が出ていたが・・・
『防災』も『鶏ー卵』どちらから進めていけば・・より多くの人が助かるか
今日の話の中で出始めた、『防災は減災でしかない』・・
このための、『真の防災』という事に、どうあるべきかとの事に、展開した・・

ある仲間から、『市内散歩』『ベランダ遠望』を書いている別ブログ記事に、
こんな写真を載せていたのを思い出してくれ、大阪北部の基幹国道『171』が
『大規模被災』を受けたら、どうなるのだろうとの、問いかけが・・・
多分この写真だろうと、タブレットから探し出し、今一度、全員で見てみたが
『こんなにたくさん・・』と、驚きの声も・・・


この前年にも、『大阪北部地震』を受け、『電線地中化』の記事を残したが
まだ『工事計画』すら、されていないようである。(下記に、写真等抜粋)

(左側 朝日新聞記事より 千葉 台風被災時 右側 国交省 電線地中化計画)

(国道 171号線 歩道上設置 電柱と幹線(5500V ?) 光ケーブル架設)

 (国道脇 老朽化 空店舗 (倒壊の可能性?) この前にも電柱架設) 

普段、何気なく通っている道ではあるが、千葉の台風被災のように・・・
『電柱倒壊』となれば、当然、国道『通行不可』と共に、『停電リスク』も
そして、この電柱に、安直に架設の『光ケーブル』は、『携帯』へも影響

阪神大震災では、『電柱倒壊』はなかったが、『石橋陸橋』が『破断』した
この時は何か月も、171大渋滞であったが、このあと、中環や、第二名神が
開通し、大阪北部の、西から東への幹線は、いくつかできたが・・・
地上を走るのは、この『国道』『171』のみ。
『電柱倒壊』となると、箕面・茨城あたりが、危うくなる・・との意見も

『もし大災害が起こったら』を考えると・・事前の『防ぐ』はともかく
『初期』の『災害対応』。『初動防災』を考えておかないと、『被災』は
さらに拡大し、『負のスパイラル』となり、『初期対策』処ではなくなる

こんな事から『減災』を考えるには、災害に強い『グランドデザイン』を
見る必要があり、『復興プロセス』から『防災』を考える、一つの手法・・・
『事前復興』という事を、もっと取り入れるべきでは、との意見であった

『都市を強くする』は『インフラ整備・最優先』などと、言われているが
この『国道強化』のための『電柱地中化』など、『鶏⁻卵議論』のなかで
『費用対効果』もあるが、『人命確保』という事で、『未曽有災害』での
『事前復興型防災』の必要性を、改めて認識させられた。

この『171』に沿って『活断層』も並行しており、『リスク』は大きい
『事前復興型防災』では、『リアル被災』と共に、『他被災事例』を学び、
これらを『自分事』として、取入れ、『想定』する事から・・検討は始まる

この夜の話でも、東京や大阪での事例が色々と出てきたが・・・
この『国道』と共に、市内を流れる川にかかる『橋』も話題に・・・
もし、崩落すれば『東西インフラ』は寸断される

先の『東北大地震』での、『帰宅困難者』の『対策』はよく耳にするが・・
『グランドデザイン』としての、『橋』についてはあまり聞こえてこない
多分、どこかで『議論』は進んでいるかもしれないが、東京を取り囲む
『隅田川』『荒川』『多摩川』を越せる『橋』は、数えるほどしかない
大阪も、先の『北部地震』で大混雑となった、『新御』のほかも僅か
もし『同時火災』となれば、『川』を超えての避難は難しくなる・・と
事例を示してくれた仲間がいたが・・『橋』が『市内分断』もありうる
こんな時、『国道迂回』『171通行不可』となれば、『消防活動』も不可
『減災』は、ますます遠のいてしまうのでは・・と、の声も

『被災想定』を基に、『防災対応』。ここからの、災害に強い『街作り』
この中での『グランドデザイン』を考える必要があるが・・・
特に重要なのは、『時間軸』を含めた、『事象解析』を行う必要があり
『発災』から『被害拡大』。そして『初期・緊急対応』『継続対応』と
ともに、『被災対応』『復旧・復興』の記録も必要となる・・との声も

だんだん、酔いがまわり『ぐるぐる談義』となって来てしまったが・・・
『防災は、最大の対応ではない』『せいぜい、減災のための物である』
『ただ、この中で『今すぐにすべきこと』を明確に探る必要はある』
そして『命は自分で守るもの』『防災では、助けてくれない』
『防潮堤や河川氾濫のためのダムや止水対策は、完全ではない』
『自然災害は、想定を必ず越して、飛来する』『複合化もある』
こんな事を考えると・・・『自分は自分で守るしかない』
『ただ・・多くの情報は、いろいろな所から得ることが出来る』
『これを、理解し、実践するのは、個人』
『そして・・何より必要なのは・・『危機意識』』
『このためには・・繰り返しの『訓練』が必要であろう』

『防災』の基本である『安全確保』のための『グランドデザイン』
『治水対策』では、『越水受け田んぼ』など、過去からの『知恵』もあり
あらたな『電柱倒壊』などの、『新事象』も加わり、対策が広範囲化した
所もあるが、『想定を想定内』ではなく、あらたな『非現実想定』なども
必要なのかもしれない。
そして、これまでの『被災』から、『防災』を、少し違う視点で見る事も
重要そうである。

*+*+*
土曜日の夜、NHKで10年前の『関東大震災から90年』が、再放送されたが
この中で、被害拡大の原因は『プレート境界型・直下型地震』と,共に
『火災旋風』などでの『死傷者』が多かったとの事を再認識したが、まだ
多くの国民は『活断層』という事が頭から離れないようで、これも主原因
ではあるが、『東南海地震』への備えも必要であり、流された『映像』の
中にあった、小田原付近での『列車土石流被災』など、少し、記憶の外に
出てしまった『被災』から『想定範囲』を広げ、この『グランドデザイン』
を考える必要があるのではと・・あらためて感じた。
+***
この夜の、何気ない『国道風景』ではないが・・・
『なぜ』『どうして』から、『どうなる』。そして『どうすれば』まで
導き出せれればいいのだが・・・

『白黒写真』を『カラー化』することも進められ、ここからの『火災因子』
なども見つかってきているが・・
『危険を危険と見抜く』『感性』も重要となる。

こんな課題も、この『WAIGAYA』の仲間たちからは出されていた。
最近は『感受性』が低いのか・・せっかくの『BCP』も『死蔵』
普段からの『会話』の中で・・『あぶない』という声が聞こえない・・事も

『阪神大震災は何年前・・』『熊本の地震は・・・』
そして『会社経営者』は・・『自社での重大事故は・・何年前・・』

こんな事を、思い越すイベントが必要なのかもしれない
『日航機事故ではないが・・安全の原点』『見えるメモリアル』が

『時々、思い出さないと・・忘れてしまう』
『これがないと・・『予防』が薄れ・・その先の『防災』は作れない』
こんな意見も出ていた・・・老エンジニアの『冷や水』と言われるかも

とりあえず、まだまだ纏め切れないが、今日はここまで。

;:::
+***+
このメモを書いた後、Wikipediaで『防災』を調べてみると・・
狭義には災害予防及び災害応急対策をまとめた概念である。
これに災害復旧(被災前の状態に戻す意味)を含める場合もある
つまり「防災」には、
災害を未然に防ぐ被害抑止のみを指す場合もあれば、
被害の拡大を防ぐ被害軽減や、被災からの復旧まで含める場合もある。
さらに地域防災計画などでは、
被災地に新たにより良い社会を創出する復興まで含める場合もある。
災害の概念は広いので
自然災害のみならず、人為的災害への対応も含めることがある。
類義語として、防災が被害抑止のみを指す場合に区別される
減災、防災より、やや広い概念である危機管理などがある。
+*++*
・・確かに『防災』という『言葉』自体があいまいであり・・・
『具体対策』『事前対策』『初動対策』『事後対策』などが・・
『関連対策』として『全体像』が見えてこないのかもしれない・・・

こんな事から・・元エンジニアが発した・・『予防・防災』は
『予防対策』『予防保全』で『防災の前段』・・かもしれない
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『負動産』 / 『限界マンショ... | トップ | 『路線バス・廃業』 / 『ど... »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事