日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

宅配便/路上駐車問題/現実との間で

2018-02-10 12:54:10 | 日記
先のブログ『あおり運転 その裏の裏にあるものは』で、あおり運転を受けた経験から、あおりを発生させた原因まで考える必要があるのではとの意見の中で、宅配便の路上駐車について少し厳しい事を書いてしまった。
このブログを見た運行管理者である友人から、いくつかの記述間違いの指摘と、ぼやきを聞く事になった。

一つ目は、厳格な交通法規での『駐車』『停車』と現実
二つ目は、最近の運送、特にドライバーさん事情 

一つ目については小生の認識の低さがある。
免許の更新のたびに交通法規の改正点を書いた『安全運転BOOK』を頂き、交通法規の再確認を行う事になっているが、現実あまりよく見ておらず、『駐車』『停車』の定義、『駐停車禁止区域』も再チェックすると全部は回答できなかった。
指摘を受けた交差点から50mはあきらかに記載ミスであったが、もう一度確認する意味で法規を整理してみた。

<駐車と停車の意味>
手元にある交通の方法に関する教則では
『18.駐車とは、車が継続的に停車する事や運転者が車から離れていてすぐに運転できない状態で停車する事をいいます。人の乗り降りや、5分以内の荷物の積み下ろしのための停車の場合は駐車になりません。19.停車とは、駐車にあたらない短時間の車の停止を言います。』
との記載である。
これをネットの中で解説しているサイトで見てみると
「駐車」 ◾客待ち・荷待ち
     ◾5分を超える荷物の積み下ろし
     ◾運手者が離れていてすぐに運転できない状態での停止
「停車」 ◾人の乗り降りのための停止
     ◾5分以内の荷物の積み下ろし
     ◾運手者がすぐに運転できる状態での停止
と整理し書かれているが、友人もこの『5分』『運転者不在』が、宅配では『ギリギリ』の選択となるとの事。
クロネコさんでは、二人ドラーバー等で対応している所もあるとの事であるが、コストを考えるとかなり厳しいとの事。
また、最近の再配達問題で、訪問先でどのくらい待てるか。不在通知を書くだけの時間は、宅配ボックスがあれば入れ込みの時間は。さらには、集荷の場合、個数が多いと伝票処理に時間を要するなど、車を止めておける場所と時間との勝負となり、運転手への負担も大きくなっているとの『ぼやき』も聞かされた。

このため、おのずと車も交差点から『ギリギリ』の位置で停車せざるを得ないとの事。
駐停車禁止場所についても、各都道府県警察本部のHPやその他広報に図示されていたりするが、今回小生が問題とした宅配車が止められていた所はどうなのであろうか。
駐停車禁止場所(抜粋)を法規からみると
 ◾駐車禁止の標識・表示がある場所
 ◾坂の頂上付近や勾配の急な坂
 ◾交差点とその端から5メートル以内の場所
 ◾道路の曲がり角から5メートル以内の場所
 ◾横断歩道や自転車横断帯とその前後5メートル以内の場所
 ◾バス停や路面電車の停留所(柱)から10メートル以内(運行時間中のみ)
との記載がある。

友人へ、ある交差点での宅配車の停車写真を送り、見てもらった。


コメントとして、
停車位置としてはトラックのサイズからみて駐停車ギリギリOKではないか。
パトカー隊員によっては、再計測される事もあるかも。(横断歩道の端から5m確保)
周辺のバス停や、消火栓の位置関係でOUTかも。

さらに『ぼやき』として、これが現実とも言っていた。
駐停車時間の確保と共に、細い路地では車はとめれない。
荷物は出来るだけ手軽に運びたい。時間もほしい・・
となると、この位置しかない。

ただ、写真を見ると日本のトップを走る宅配業者さんであり、会社の看板を背負って走っているプロであれば、もう少し考える必要があるのでは・・とも言っていた。

このあたりが二点目の『最近の運送、特にドライバーさん事情』との事。
小生がブログに書いたような問題は、毎日のようにクレームとして運送会社の管理部へは届いているようであり、会社でもコンプライアンス確保のために厳正な対応を取らざるを得ないとの立場ではあるが、ドライバーの確保という点もあり『あめと鞭』以上に難しいとの事。
人の感性の問題ではあるが、これをどう高めるかも課題との事。
いかに安全を確保をしてもらいながら社会性を高めていく事が大変かとも聞かされた。

あおり運転の問題が宅配便へ展開してしまったが、高速道路でのあおり要因も、いくつかはトラックドライバーに起因している事も否めないと友人は話しており、まだトラックでの追っかけ問題や、逆に最近では、定速で走っていると、前へ割り込みをかけられたりする事もあり、先のブログで小生が書いた、ヒヤットした事や危険な行為があった時には『先の先まで』解析が必要(この友人は運行管理者の言葉で根っこの根っこと言っていたが)なことには賛同してくれた。
社内の安全活動などで活かしてくれるようである。

今後さらにネットでの顧客への直接販売や高齢化対応での直接配送が増えると、いろいろな種類の宅配も増えてくる可能性があり、中国での共同配送の仕組みではないが、どこかへまとまった集中宅配ボックスを作り、ここへまとめて取りに来るか、各社でまとまった荷物を配送するなどの仕組みが必要になるかもしれない。

そう言えば、昔は町に小さな運送屋さんがあり、大きな荷物は、トラックターミナルへ取りに行ってもらい、配送してもらうような事もあったが、配送保証や代引き等が増えると難しいのかもしれない。

最後に、何れにしても今回の話の発端である、宅配便の車が交通事故や子供たちの怪我の原因を引き起こす事がないように祈るばかりである。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本でも大きな地震が起こら... | トップ | バレンタイン/ネジチョコの思... »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事