![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c7/6e000a749fc40bfe7ad8887851318843.jpg)
アッパレ会の支援で行っている言語文化学科のフィールドワーク授業“静岡の文化”は、右も左も分からない一年生の前期に開講し、前期の間無事受講すれば単位は出る物の、後期までなんだかんだやらねばならぬ事がある。
温度差はまちまちになってしまうんだけれど、今年もそれぞれ仕上げに向けてがんばってくれてる模様。
さて、その中で、前期は予習で終わってしまった“ICORIN”班のイベントの形がやっと見えて参りました。
静鉄春日町の駅から山の方、少し東側に入ったところに教会がある、というのは、知ってる人も多いと思う。
そこの“信徒会館”であるアークホールで行われるコンサートを聴きに言った人もいるだろう。
そこに行けば、カトリックやプロテスタントではなく、正教会だと言うことも判る。
しかし、じゃぁ、正教会って何? と言うことになると、それほど詳しい人はいないんじゃないか。
“ロシア正教”という言葉は知っている。
お茶の水のニコライ堂や、函館や。
“正”は何を意味するのか。
正教会は、キリストやマリアの像を飾らない。
しかし、イコンと呼ばれる絵画を壁面に飾る。
“飾る”という言葉の適否はともかく、その有様は、我々(これも曖昧だなぁ)の識っている“教会”のイメージとはずいぶんと異なる。
それらのイコンを描いた人の中に、山下りんと言う日本人女性がいる。
明治初期、ロシアに渡って絵画を学んだ、日本人で唯一の女性イコン画家なんだそうだ。
彼女の描いたイコンは、日本中の正教会に送られ、現存している。
それにしても。
なぜそこに、正教会があるのか。
なぜ、正教会はイコンを飾るのか。
なぜ、山下りんはロシアに渡ったのか。
なぜ、……。
この企画は、授業の他のテーマ同様、私の興味から出発している。
担当している学生達、5人とも、4月までこの教会も、山下りんも識らない。
それでも、彼女たちのアンテナに、これが引っかかったんだろう。
この半年の間、何度も教会に通い、礼拝にも加えていただいた。
その中には特別なお祭りもあった。
本当に貴重な体験。
当日は、正教会の歴史、特徴、イコン、山下りん、そして、静岡ハリストス正教会のイコンについて、短い時間だけれど、“研究報告”をすることになっている。
それにしても、フィールドワークのなかで、司祭の桑原さんや信徒の方々には、本当に親切にしていただいた(今もなお)。
些細なことのようだけれど会場のアークホールは、音楽会などに有料で貸し出される事があるが、今回は教会の行事として、無料にして下さった。
今回は、桑原さんにも短い講演をお願いしている。
皆さんに感謝。
それから、もう一人、強力な助っ人。
先日の公開講座では中世の食養生について話し、昨年の音楽会連動企画では、中世絵画の中の音楽や踊りについて解説された、久木田直江先生。
彼女は、小さな講座でも恐ろしく周到に準備してくる。
今回も、短い時間なのにずいぶんと画像を集めたり。
休憩時間には聖堂内の見学も出来る。
しかも、こうした先達たちの解説付き。
これは、おそらく空前絶後。
もう一度やってくれ、と言っても出来ません。
まぁ、イベントって、みんなそうなんだけれど。
ハリストス正教会 ~めくるめくイコンの世界~
日時:11月30日(日) 13:00開場
*9:30からの礼拝を見学することも出来ます。
場所:静岡市葵区春日3-9-5 静岡ハリストス正教会 アークホール
入場無料
*申し込みは不要ですが、満員の場合、入場をご遠慮戴くことがあります。
プログラム
【研究発表】
言語文化学科学生グループ“ICORIN” 「イコンと山下りん」
【講演】
静岡大学人文学部教授 久木田直江氏
「継承されるビザンティン美術ーラテン中世から初期ルネサンスへ」
静岡ハリストス正教会司祭 ステファン 桑原建夫氏
「正教会というキリスト教」
定員は80です。
お早めに。
付近に駐車場はありません。
食堂もほぼありません。
早めの昼食ののち、公共交通機関でおいで下さい。
チラシ(PDF)
チラシJPEG画像表・裏
*チラシには開演時間が書いてありません。
13:15頃には開始したいと考えています。
空気次第。
この桑原氏の発想、好きだなぁ。
日本正教会
静岡ハリストス正教会
お茶の水の泉通信:東京復活大聖堂教会の神学生のページ。
*山下りん研究会のページが詳しくて良かったんですが、無くなっているようです。復活するかも知れないので一応リンクしておきます。
現在一番詳しいのはここかな。
温度差はまちまちになってしまうんだけれど、今年もそれぞれ仕上げに向けてがんばってくれてる模様。
さて、その中で、前期は予習で終わってしまった“ICORIN”班のイベントの形がやっと見えて参りました。
静鉄春日町の駅から山の方、少し東側に入ったところに教会がある、というのは、知ってる人も多いと思う。
そこの“信徒会館”であるアークホールで行われるコンサートを聴きに言った人もいるだろう。
そこに行けば、カトリックやプロテスタントではなく、正教会だと言うことも判る。
しかし、じゃぁ、正教会って何? と言うことになると、それほど詳しい人はいないんじゃないか。
“ロシア正教”という言葉は知っている。
お茶の水のニコライ堂や、函館や。
“正”は何を意味するのか。
正教会は、キリストやマリアの像を飾らない。
しかし、イコンと呼ばれる絵画を壁面に飾る。
“飾る”という言葉の適否はともかく、その有様は、我々(これも曖昧だなぁ)の識っている“教会”のイメージとはずいぶんと異なる。
それらのイコンを描いた人の中に、山下りんと言う日本人女性がいる。
明治初期、ロシアに渡って絵画を学んだ、日本人で唯一の女性イコン画家なんだそうだ。
彼女の描いたイコンは、日本中の正教会に送られ、現存している。
それにしても。
なぜそこに、正教会があるのか。
なぜ、正教会はイコンを飾るのか。
なぜ、山下りんはロシアに渡ったのか。
なぜ、……。
この企画は、授業の他のテーマ同様、私の興味から出発している。
担当している学生達、5人とも、4月までこの教会も、山下りんも識らない。
それでも、彼女たちのアンテナに、これが引っかかったんだろう。
この半年の間、何度も教会に通い、礼拝にも加えていただいた。
その中には特別なお祭りもあった。
本当に貴重な体験。
当日は、正教会の歴史、特徴、イコン、山下りん、そして、静岡ハリストス正教会のイコンについて、短い時間だけれど、“研究報告”をすることになっている。
それにしても、フィールドワークのなかで、司祭の桑原さんや信徒の方々には、本当に親切にしていただいた(今もなお)。
些細なことのようだけれど会場のアークホールは、音楽会などに有料で貸し出される事があるが、今回は教会の行事として、無料にして下さった。
今回は、桑原さんにも短い講演をお願いしている。
皆さんに感謝。
それから、もう一人、強力な助っ人。
先日の公開講座では中世の食養生について話し、昨年の音楽会連動企画では、中世絵画の中の音楽や踊りについて解説された、久木田直江先生。
彼女は、小さな講座でも恐ろしく周到に準備してくる。
今回も、短い時間なのにずいぶんと画像を集めたり。
休憩時間には聖堂内の見学も出来る。
しかも、こうした先達たちの解説付き。
これは、おそらく空前絶後。
もう一度やってくれ、と言っても出来ません。
まぁ、イベントって、みんなそうなんだけれど。
ハリストス正教会 ~めくるめくイコンの世界~
日時:11月30日(日) 13:00開場
*9:30からの礼拝を見学することも出来ます。
場所:静岡市葵区春日3-9-5 静岡ハリストス正教会 アークホール
入場無料
*申し込みは不要ですが、満員の場合、入場をご遠慮戴くことがあります。
プログラム
【研究発表】
言語文化学科学生グループ“ICORIN” 「イコンと山下りん」
【講演】
静岡大学人文学部教授 久木田直江氏
「継承されるビザンティン美術ーラテン中世から初期ルネサンスへ」
静岡ハリストス正教会司祭 ステファン 桑原建夫氏
「正教会というキリスト教」
定員は80です。
お早めに。
付近に駐車場はありません。
食堂もほぼありません。
早めの昼食ののち、公共交通機関でおいで下さい。
チラシ(PDF)
チラシJPEG画像表・裏
*チラシには開演時間が書いてありません。
13:15頃には開始したいと考えています。
空気次第。
この桑原氏の発想、好きだなぁ。
日本正教会
静岡ハリストス正教会
お茶の水の泉通信:東京復活大聖堂教会の神学生のページ。
*山下りん研究会のページが詳しくて良かったんですが、無くなっているようです。復活するかも知れないので一応リンクしておきます。
現在一番詳しいのはここかな。
先生、宣伝ありがとうございました。
久しぶりになんだか行きたくなりました。
先生方の説明つきで無料だなんて、お得過ぎです(笑)。
行けそうだったら、ふらりと行くかもしれません。
よろしくお願いいたします。
もっと前じゃなかったっけ?
コンサートだよね。
今回の企画はほんとに贅沢で、空前絶後。是非。
ICORINメンバーも熱く語れ!!!
すみません、もう痴呆が…(笑)
コンサートの方は行ってませんよ~。
ハリストス教会…ちょっと熱く語らせてください(笑)。
私は宗教や美術に特別詳しいわけではありません。
でも美術館ではなく、たくさんの宗教画に囲まれた空間というのが珍しい。おもしろい。
しかも、今でも信仰されているとか、
外国の宗教の絵を日本人女性が描いたとか、
それらのワードに胸が小躍りいたします。
ハリストス教会という空間は、私の五感に何かを訴えてきます。
あぁ愉しみ。
人工知能さんと一緒に、お邪魔する予定です。
よろしくお願いします。
メインはお寺だったのかな。
今回教会企画が成功したら、次はあそこです。
“春日の美術館 Ⅱ”
もう内諾は得ています。ふっふっふ。