コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

ビルメン

2012-10-31 13:35:39 | 鞠水
私事になるが、学部生時代は定時バイトを一切しなかった。
その代わりに、学生課の掲示を見て単発のバイトをしたり、今で言えば“派遣”のような、登録して日程調整、と言うのを幾つかやっていた。
そのなかで、一番件数が多かったのが、ビル・メンテナンス、というか、掃除やさんだった。

埼玉県内の様々なオフィス、ショールームなどの窓と床を洗い、磨いた。
お陰で私はポリッシャーを操ることができる。

辻さんという、なかなかアクティブな“社長”さんだったけれど、今はどうしているんだろう。



さて。
今度不思議な御縁で『月刊 ビルメンテナンス』という雑誌に「ビルと私」というテーマの短いエッセイを掲載していただいた。
発行元は、公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会
47巻11号(2012年11月)。
表紙

目次

字が小さくて見えにくいと思うが、目次の一番下に、
「表紙・題字・目次・デザイン/表紙作品 山本美智代

とある。
山本美智代さんは、沢山の装丁を手がけていらっしゃるアーティストである、と、つい最近まで存じ上げなかったのだけれど……。

学生時代にビルメンバイトをしていたこととは全く関係なく、今年の春、教育学部の白井嘉尚先生のホームパーティにお邪魔したとき、ご一緒し、その場で執筆が決まったのでありました。
見ず知らずの若造に、ほんの少し口をきいただけでお仕事を下さるとは、全くチャレンジングな方です。

建物に関することなら基本的に自由、と言う課題で、私としてもちょっと気になっているけれど、論文未満、というテーマがあったので、ありがたく。

と言うわけで、タイトルは、
「様子は残らず奥にて聞いた…… 劇的建物考」
です。
本文中にこの言葉は出てきませんが、芝居好きな方は聞き覚えがあるし、状況も浮かぶかもしれません。

それからもう一つ、最近知り合ったアニメ評論家の藤津亮太さんが、批評集『チャンネルはいつもアニメ』収録の「サマーウォーズ」論のなかで、家の構造を問題にしていたのが、前田愛の空間論を思い出させてくれたということがあり、とりあえずアウトラインを書いてみた、というのがこれです。
発行元からお許しが出ましたので、画像で公開します。

 



ふう。
色々調べたいことがあるんですが、特に演劇関係の方のアドバイスを求む。
こういう“型”ができあがる過程の研究って、有ります?


あ、それから、私はこれによって“唾つけた”宣言をする木は毛頭ありません。
誰か面白そうだと思ったら研究してください。
一生ネタには困らないので。

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