いずれの御時にか、女御・更衣あまた候ひける中にいとやんごとなきにはあらぬが、すぐれて時めき給うありけり。
さて、今日の源氏物語を読むは、若菜 上
鍾愛の女三の宮の将来を案じる(父)朱雀院
朱雀院は病重く、出家を決意するが、
出家する前に、後見役となる婿を決めておきたい。
女三の宮の母は帝と更衣の間に生まれた藤壺女御(藤壺の宮と腹違い)
朱雀院の子供は八人、内、姫君は4人
まだ幼く、大した後見人のいない女三の宮のことが、一番心配である。
おもだった乳母たちと熟考を重ねるうち、夕霧、柏木、蛍の兵部卿などの候補者の中で、適任者は光源氏以外にないと考えるに至った。
蛍兵部卿はひどく柔弱で軽薄な印象が強い。
藤大納言(院の別当)は身分が低く不釣り合い。
柏木は年若くまだ位が低い。
夕霧はやっと夫婦になれた雲居の雁がいる。生真面目なので、女三の宮と雲居の雁の両方に気を使うのではないか。
光源氏は多くの妻妾がいるが、人望があるので良い。
光源氏も女三宮が亡き藤壺の宮(義理の母)の姪であるところから、心動くものがあった。
と、今日はここまで
😀
とにかく、光源氏は父の桐壺帝の妻だった亡き母に似ているという藤壺が大好き!
父の目を盗んで忍んで会いに行き、子供まで成してしまった。
不義密通にて、生まれたのが、令泉帝
令泉帝は後になって、光源氏が本当の親と聞かされ、悩む。
皇位を譲りたいとまで思ったが、結局光源氏に准太政天皇の地位を与えた。
(ほとんど天皇の身分・権力である。)
しかし、絶頂期を過ぎて、光源氏に暗雲漂う。
女三の宮と結婚することを承諾する光源氏
女三の宮は、内親王。当然紫の上より身分が高い。
今まで北の方つまり本妻のように扱われていたのに、女三の宮が北の方として扱われる。
紫の上はつらい立場となる。そのうち病に倒れる。
女三の宮はあまりに幼すぎて、光源氏はがっくり来る。
そこへ女三の宮を垣間見た柏木が、恋い慕ってついに思いを遂げてしまう。
そして、生まれたのが薫の君
柏木からの恋文を隠すすべさへ知らない幼稚な女三の宮
薫が柏木の子供と知った源氏は柏木に冷たく当たる。
柏木は悩み悩み病気になって結局若死にする。
女三の宮にも冷たく当たってしまう光源氏。
思い悩む女三の宮は出家する。
やがて、紫の上が死に、嘆き悲しむ光る源氏も出家 雲隠れ(これはタイトルのみ)生涯を終える。
因果は巡る・・・自分が不義の子をなし父が育て、自分も柏木と女三の宮の間にできた不義の子を自分の子として、育てることになる。
しかし、光源氏の父 桐壺帝は光源氏を決して責めることはなかった。
紫式部はどうやってこういう話を作り上げたのか?
真実と作り話を織り交ぜて。
ドラマ光るの君へ どう描かれるのか、楽しみである。
😅
たまに、自分のブログを読み返してみる。
その時こんなこと思っていたのか;;;思い出して面白い。
つまらない事や、間違ったことを書いていることもあるけど、ふふ
私のブログ 面白いやん♪と思ってしまう。
母の介護中は何時までこんなことが続くんよ。
などと、思っていたのが今は懐かしい。