TDD掲示板 2017~

TDD山岳会山行の記録

2015冬の霞沢岳 ①

2015-01-27 01:27:12 | 日記・エッセイ・コラム

1月9日午後11時に名古屋を出て、高速松本ICを降りて道の駅「風穴の里」に到着したのは、午前2時30分を過ぎていた。車中で仮眠して朝、沢渡に向かうためでトイレや自販機が利用できるため結構車がいた。テントも2張りありみな同じことを考えているようだ。駐車場は青氷が張っており気を付けないと滑ってしまう。6時過ぎに明るくなってきたので沢渡の駐車場に向かう。車は20台程度でタクシーも客待ちしている。駐車料金がいらないのはちょっとうれしい。用意をしてタクシー1台に4人で乗り込む。(釜トンまで2900円)道沿いは思った以上には雪がなくタクシーの運転手さんも正月以来、雪は降っていないとの事。ワカンはいらないなと思いつつ釜トンに入ったが、真っ暗で路肩を歩くが轟音を上げてトラックが横を通りめっちゃ怖かった。ラテを出す余裕もなくひたすら歩き所々にあるランプ・退避場の照明が頼りの20分であった。トンネルを出るとそこは雪国?のとおり一面白く細かい雪が降り注いで別の世界に来た感じであった。雪道をさらに20分歩くと霞沢岳西尾根の取り付きである松本防災事務所の看板がある。トレースはあるがそんなに深くなくアイゼンを付け装備を整える。その間3人組のパティーが追い越して行った。ラッセルするほどの雪ではないが取り付けから急登が続きアイゼンがないと足場が確保できない登りが続き、高度を上げると間隔をあけて風が強く吹きだしてきた。気温は低く視界も良くない状態のままで明らかに天気は悪い方向に向かっているように思う。1900m地点で2張りのテントを確認。一つは追い越して行った3人組で、もう1張りは不明。(後でわかったが2人組の男性パティーでここから上のトラバースでルート工作をしていた。)テントを通り越し、トラバースに取りついたところ2人の男性が先行してラッセルをしていた。此処は雪が深く足場もすぐ崩れる難所で抜けるのに苦労した。1950m地点でテントを張ることにした。(先行2人組が下にテントを張っていたとは思っていなかったので2000m地点にテント場を張るスペースがない可能性があったため。)狭い尾根に人が歩けるスペースを空け、4人用テントを設営する。風もだんだん強く雪も明らかに積もりだしてきている。風の通り道らしくブロックを切り出す雪もなく防風ブロックなしの設営となった。1900m地点では雪が多くしっかり防風対策が取れると思う。テントに入り水を作りながら、ワインで乾杯。夕食は五目御飯・もち・つまみ・・・。夕方男性2人組が返ってきて通り過ぎる気配がしたが外は雪が降り続き風もだんだん強くなってきている。天気予報も悪天候を示し回復は明後日との事で取り敢えず、朝の状況を見ることとした。シュラフに潜り込んだが足が冷たくザックに足をいれようやく寝ることができた。しかし時折テントのポールが折れそうな風が吹き何度か目覚めてしまった。

 

 


2015冬の霞沢岳 ②

2015-01-27 01:15:28 | 日記・エッセイ・コラム

1月11日翌朝状況は変わらず視界も悪く雪も大分つもっている。停滞か下山して温泉に行くか・・・・。悩んでいると下に泊まっていた2組のパティーが行けるとこまで行ってみると声をかけて登って行ったが…我々は温泉を選び即撤収となった。テント撤収し歩き出してすぐルートを見失う。視界は10mほどで、新雪のためトレースが定かでない。少し戻り反対側へ下っていることが分かった。足場の安定しないトラバースを下り、テント場を過ぎひたすら下るが時折吹く突風が顔に痛い。途中もう2箇所ルートを見失う個所があり、昨日登ってきたルートが判らなくなる経験をした。冬のバリエーションルートは天候によっては非常に難しい。下へ降りるほど新雪は深くなりワカンがいると思ったがそのまま下る。

取付からは雪の降る中、トラックも走っておらず、工事の音も聞こえない静かな道を釜トンまで歩きトンネルからタクシーに電話をしたところ釜トンの出口に待機中との事。釜トンではラテをだし快適に歩いたがトンネルの中の一部が青氷でラテなしで車道を歩いていたら危険であった。タクシーで沢渡へそのまま中の湯に向かいまったりと雪の露天風呂となった。その日は長野県に大雪警報が発令され雪の秘境温泉の趣であった。翌日大雪の中を高山経由で帰名。

郡上八幡を超えた途端快晴となり今朝の雪景色が信じられない空であった。

 1/10 沢渡 7:45発 ⇒ 釜トン 8:05 ⇒ 取り付き 9:04 ⇒ テントサイト(1973m) 12:57

 1/11 10:00 テントサイト ⇒ 取り付き 12:37 ⇒釜トン 13:24 ⇒ 沢渡 13:42

 


恵那山に行ってきました。

2015-01-23 00:20:41 | 日記・エッセイ・コラム

12月8日(月)祥子さんと祥子さんの親戚で喫茶店のマスターの竹ちゃんと私(金田)で恵那山に行って来ました。空気の澄んだ冬には自宅付近から大きく見える恵那山は、気になる山の一つであったため、前日の祥子さんから誘いに体調不良(38℃オーバー)にも係らず、ひとつ返事で参加することにしました。 

雪の積もった駐車から林道沿いに歩き、広河原ルートの取り付きまで歩く。沢を渡り尾根に取り付くがいきなり急登から始まる。途中から南アルプス方面の視界の開けた緩い尾根となり青い空、白い樹氷と最高の景色でした。雪は50センチほど積もっていたが作日のトレースが残っており、ラッセルもほとんど無く登ることができた。

恵那山の頂上は樹林帯の中のため三角点にある展望台からも周りの景色が見えないが、頂上付近の木々は雪と樹氷で真っ白でとても美しかった。10分ほど行った避難小屋の裏の岩山から北アルプス方面を何とか望むことができた。

避難小屋の中で昼食をとった後、下山開始、林道を歩くころには暗くなりだし、ラテ無しでギリギリ駐車場に到着することができた。

昼神温泉で疲れを流したあと一路名古屋へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


TDD親睦会イン「きららの里」

2014-10-21 00:50:38 | 日記・エッセイ・コラム

10月11―12日の両日、豊川市の野外施設「きららの里」でTDD親睦の会を開催しました。参加者は、金ちゃん・水野さん・金田記代子さん・鈴木みち子さん・金ちゃんの弟さん・親戚のよね子さん・私今野の7名でした。テーマは[自然薯とヘボ]です。名古屋を早くたち豊川経由で奥三河の山に10時ぐらいに到着、金ちゃんの弟さんと合流し早速[ヘボ』取りに挑戦しました。「ヘボ]とは、蜂の事で主に黒スズメバチが対象となるが、黄色スズメバチ・大スズメバチもおいしくないが地域によっては捕獲対象となるそうです。木の棒の先に魚や鶏肉のエサを着け蜂がエサを持ち帰る後を追っかけ地中にある巣を見つける。しかして、蜂は現れずあえなく失敗!金ちゃんと水野さんが予め取ってきた『自然薯』のみで我慢することになり、きららの里へ。スパゲティーの昼食後ビールを飲みながら、炭をおこしのんびりすごしました。親戚のよね子さんが、差し入れで黄色スズメバチの『ヘボ料理』や煮物・漬物を持ってきてくれました。夕方、外でBQQとビールで盛り上がり、暗くなり寒くなってからはケビンのなで『自然薯パーティ』日本酒『空』をはじめ、41度の米焼酎・琥珀色の高級焼酎・・・・

最後まで飲んでいたのは、みち子さん・水野さん・私でした。翌日はゆっくり起きて栗ごはんとお味噌汁・・台風も心配なため、ハイキングは取りやめて早々に帰宅となりました。もちろん、食べきれない料理は内にお持ち帰りです。ちなみに黄色スズメバチのから揚げは、水野さんが嬉しそうに持って帰り「みんなに見せる。」と言っていました。以上

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TDD秋山は西穂~奥穂~槍ヶ岳 その2

2014-09-30 00:45:39 | 日記・エッセイ・コラム

 700に西穂【2701m】に到着。天気は快晴で360度遮るものなし。此処からいよいよ核心部で、地図での距離は短いがコースタイムは630・・厳しいコースが続くアップダウンも気力を削ぐレベルの連続で息が上がる。間ノ岳・天狗の頭・ジャンダルム・ロバの耳を通過して奥穂高【3190m】に到着したのは1500。天気は一日快晴で、非常につかれたが十二分に楽しめた一日であった。写真を撮り奥穂高山荘に向かう。山荘が見えてテント場を見るとまたまた満杯状態。結局ヘリポートにテントを張ることとなった。それにしても人が多い。今回8月の悪天で山に来られなかった人が一気に押寄せて来た様だ。朝4時に西穂を出て奥穂のテント場についたのが16時で、12時間のハードな工程でわたくし完全にへばってしまいました。ビールも飲めず食事もとれない状態となり・・・ここで今回は此処までとし明日、白出沢を降りることとなりました。(寄る年波と、トレーニング不足!) 下山と決まれば、明日は温泉で一泊と話がまとまり早々に就寝。風があり露結した氷の粒が顔にかかる中熟睡。(私以外はあまり良く寝られなかったようだが・・)翌朝はゆっくり起床朝日をテントな中から眺める。スープと行動食のパンで朝食をとりテント撤収。今日も天気は快晴で多くの登山者が行列を作り奥穂に登っていく。私たちは小屋裏から白出沢を下っていく。日陰でまだ薄暗いが石畳みの道が両側に迫った崖の間を縫うように下っていく。2時間ほどで石畳みの道は終わり沢の壁につくられた鎖のある道となり最後は尾根通し樹林帯の道となった。4時間で白出沢出会いとなるが、登ると7時間かかり変化の乏しい道のため、登る事はないと思う。後は沢沿いの林道を1時間20分で新穂高温泉バスセンタ-に到着。観光センタで今日の宿を紹介してもらう。今日の宿は中尾温泉「民宿滝沢」となりロープウエイで車を取に行った水野さんを待つ。しかしいい天気だ。宿には2時過ぎに入り露天風呂・内風呂に入り缶ビールで乾杯を繰り返した。6時の食事が待ち遠しく、飛騨牛・イワナのおつくり、マスの笹焼き等々御馳走に箸が進む。(このころには、今野の食欲回復)その夜は早く就寝、夜明け前に露天風呂に行きゆっくりと名古屋に帰ってきた。槍~奥穂は次回に回し人のあまり来ない時期にしようと話した。今後とも安全第一で楽しい登山を続けていきます。

今野 記

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TDD秋山は西穂~奥穂~槍ヶ岳 その1

2014-09-30 00:25:27 | 日記・エッセイ・コラム

今回,日本で屈指の縦走路「西穂~ジャンダルム~奥穂~北穂~大キレット~槍ヶ岳」を目標に920日朝6時に名古屋を出発、新穂高に9時ごろ到着しました。早く出発したのは、登山者用無料駐車場に入るためでしたが入り口に係員が居てNG。臨時有料駐車場(1300)を案内されました。無料駐車場が空くのは昼過ぎで止められる可能性が上がるとの事。待つ気はなく有料駐車場へ。歩いて5分で第二ロープウエイ乗り場到着。草々に西穂山荘へ向かう。1時間30分で到着するもテント場が一杯で唖然とする。ヘリポートへの露営も覚悟するが、無理やり設営。(先週同様大混雑!)早々にテントに潜り込みアルコールを入れる。食事も早く終わり7時には寝袋の中に入りましたが、近くのテントに酔っぱらったおじさんがハイテンション状態でうるさく困ったものだと思っていると、「少し静かにしてください」と声が上がった。おじさんは「8時までいいんだ!」反論したが、リーダーの女性が「すいません」と答えるとおとなしくなった。2時起床3時にはテントをたたみはじめ4時前には西穂を出発したが前にも後ろにもラテの灯りが続く。丸山・独標と順調に通過し700に西穂【2701m】に到着。天気は快晴で360度遮るものなし。

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立山三山縦走 その2

2014-09-28 01:29:15 | 日記・エッセイ・コラム

 

大汝休憩所(薫小屋)は、映画の影響で登山者が小屋の前で記念撮影をしており映画で使われた「薫小屋」の看板も玄関横に置いてあった。小屋から3分で大汝山(3014m)に到着、立山の最高地点で記念撮影をしたあと黒部湖を見下ろし小屋へ帰る。後は、折立富士まで3000mの縦走路をのんびり歩く。富士ノ折立(2999m)より真砂岳へ向かい200mほどの下りを一気に下り、室堂に降りる大走り分岐に到着。此処から真砂岳(2861m)まで10分そして内蔵助山荘まで5分で到着するが景色がもったいないので真砂岳頂上で剱をしばらく眺めていた。16:00に小屋で受け付けをすますが、今日は布団10枚に16名との事.(超満員で食事も3回に分けての交代制!)山荘で食事までの2時間のんびり寝転がる。(のんびりできる場所は、外か自分のねる場所だけ。) 年配のカメラグループ・単独登山者・男女のグループ・フランス人とその彼女?等々一夜限りの同居人が次々とやってくる。フランスの人は布団が小さいと思われるが・・。食事をすまし布団にもぐりこむ。部屋は暑く布団がいらないくらいであったが8時には寝てしまった。翌日は4時ごろから人が動き始め御来光を見に5時ころ外に出る。寒い中朝焼けを眺め、530分朝日を拝む。富士山・南アルプスをながめ朝焼けに染まる富士の折立に感動しつつ、朝飯に山荘に戻る。今日は別山経由であったが大走りから直接室堂に降りるほうが良いと判断7時に山荘を後にして真砂岳経由で大走り分岐を下る。途中登山者と多くすれ違ったが老夫婦の登山者と話したことが記憶に残った。(働きながら山に登るほうが、隠居して山にのぼるより体調・気力も充実している。と言っておられた。)雷鳥沢のキャンプ場についたが川に橋がなく近道するつもりで石を渡ってみたが見事に滑り靴の中を濡らしてしまい、よけい時間を食ってしまった。「急がば廻れ」昔の人はおっしゃった。急ぐ理由はないので靴下を変えてキャンプ場を通り、雷鳥荘・みくりが池温泉へ石の階段を上るが、今回の山行で一番キツイ登り?と感じた。後は「温泉」と「生ビール」しかないと温泉受付直行した。目的を全て達成し、バスターミナルへ到着したのは、11時のバスが発車した後で、立山蕎麦(白エビ天ぷら付)800円を食べバス待ちの行列に並ぶ。立山駅について車のところについたのは13時前で後はのんびり名古屋に向けて安全運転で帰った。今回は天気に恵まれたのんびり山行となりました。おしまい!

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立山三山縦走 その1

2014-09-28 01:13:24 | 日記・エッセイ・コラム

9月の連休に立山三山(浄土山+立山(雄山+大汝山+富士ノ折立)+真砂岳)を歩いてきました。13日の夕方に名古屋を出て立山駅には23時頃到着したが、駅前のマイカー駐車場は満杯状態・・・奥に3台分の空きを見つけ何とか駐車し仮眠に入りました。朝5時に立山駅に行くともう50人以上ならんでおり、次発の6時00分の切符を確保。室堂には7時30分に到着したがターミナルは観光客・登山客が多く行き来していた。そのまま外に出てゆっくり『浄土山』へ向かって歩き出した。天気は快晴でこれ以上の天気はない状態で石畳みの道を少し行くと立て看板があり(山小屋はどこも満員に近い状態で必ず予約電話をするように)との表示があり、携帯電話で内蔵助山荘へ電話する。ちょうどキャンセルがありOKとの返事をもらい一安心。それから整備された道を1時間ほど歩き室堂山展望台へ,五色ヶ原~薬師岳遠く槍ケ岳までよく見える。少し道を戻り浄土山への急登に入る。結構急な道で息が上がる。稜線へ上がると頂が2つあり一方に慰霊碑があり、もう一方には大学の観測棟が立っているが、浄土山の表示がない。休憩後一ノ越へ向けて下るが室堂から一ノ越そして雄山まで人の列が切れ目なしに続いている。一ノ越から雄山山頂までコースタイムは1時間であるが、結局2時間近くかかってしまった。登山者は運動靴をはいた子供から老若男女・・・。頂上も人であふれていて座る場所もない状態でとても3000mの頂上とは思えない。が霊山としてありがたい神社と思えば・・・。で500円の祈祷料をおさめ頂上の社で神主さんのお祓いを受け安全登山を祈願してきた。早々に雄山を後にし、大汝山へ向かう。道は整備されており室堂のカールを見下ろしながら3000mの縦走路を満喫して大汝休憩所(薫小屋)へ到着。【ここはこの春公開された映画「春を背負って」の薫小屋に見立てられた小屋で緊急以外の宿泊以外はなく普段は休憩所として使用されている。】

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