いつも不思議なんですけど、同じ芸術枠でも音楽と絵画ってめっちゃ解説番組多いじゃないですか。
私の好きな『ぶらぶら美術博物館』なんて、毎回めっちゃ分かりやすく面白く解説されてて、全然興味のない分野でもついつい見ちゃって、凄く楽しい!
しかも、下手だよねとか、平気で言っちゃうから、密かに何が良いんだろって思ってたものとか、あ、やっぱり(笑)って
もう1つ好きなのが『関ジャム』です。
こちらはポップスがメインですが、この曲の何がすごいかとかをアレンジに着目したり、アルバムに着目したり、これまた毎回豪華なゲストが解説してくれます。
で、そもそもバレエってあんまりこういうの無いなと。
解説もスゴイスゴイばっかりだし、ビミョーな作品もあるはずなのに面白くないよねとか、言ってくれない。
ちょっと話は逸れますが、昔ローザンヌコンクールの解説を、当時パリオペラ座バレエ学校校長のクロードベッシーさんがされていたことがあったんですが、ほんとに面白かったんですよ。
彼女は唯一無二のバレエダンサーであるシルヴィギエムをはじめ、マニュエルルグリやパトリックデュポンなどオペラ座の黄金期を育てあげた審美眼を持ってる方なんですが、まぁ毒舌(笑)
きれいに踊ってるな➰と思っても『見どころないですねー』とか『容姿も取り立てて…』とか言っちゃう(笑)
『彼の脚があと10センチ伸びることを祈りましょう』とか。
『髪型が…』とか。
あー、全部のバランスなのねって思うし、個人的な好みも言って良いのねって思った記憶があります。
バレエを難しくなく、愛を込めて批評するっていう番組がそろそろ出来てもいいんじゃないのかな。
バレエとオペラとオーケストラ。
もう少し笑える解説があっても良いのになと思う今日この頃でした。
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