7/12、13日の金曜土曜日二日間ソウダバレエスクール45周年記念公演と発表会があったので観に行って来ました。
場所は尼崎アルカイックホール、1800席くらいはあるはずですが、初日のジゼル公演はヒューストンバレエのプリンシパルに昇格した飯島望未ちゃんと、ご存じ清水健太様。ノゾはインスタグラムでも知られているし、シャネルのモデルや雑誌の表紙を飾ったりバレエ以外でも活躍していることもあって一階席はほぼ満席。
受付お手伝いしましょかっていうくらいの長蛇の列で、開演は10分ほど押してしまいましたが、逆にこれで済んで良かったねって感じでした。
今回のジゼル、実は18年前にミューズ公演として、康村和恵ちゃん、デレビアンコのドレスデンペアが主役で上演しています。私も当時はミューズ公演に出させていただいてたので終電までリハーサルを重ねてたことが今でも記憶に残ってます。
さて、今回のジゼル、前回と大きく違うのは出演者がスクールかオープンかってところなんです。
大人がするから良いとか悪いとかじゃなくて、オープンクラスってそもそもひとつのクラスで、まぁ、ある意味対等で、その中で実力があるかないかが概ねモノを言うと思うんです。
もちろんレッスンティーチャーと懇意だとかもあると思うけどあの時のミューズのオープンクラスってそれはそれは人数も多くて、オープン自体が珍しい時代だったからとってもエネルギッシュな環境だったと思います。
もちろん当時もスクール生が出演してましたが、一幕は特にオープンメンバー。
だから、たとえ和恵ちゃんでもデレビアンコでもやっぱり大人同士対等な感じなんですよね。
その点、今回はペザントも卒業生ではあるけどジュニア生にしてみればあんまり見たこと無い人。
なんだかそんな距離感が残念ながら垣間見られちゃって勿体なかったです。
とはいえ!
ノゾのポアント音ならな一い!とか、照明超キレイ!とか、アルブレヒト驚異のシス48回!とか。
十分『スゴーイ』を堪能してきました。
その中で1つだけこれ絶対!
田島和実さん演じる、ジゼルのママ、ベルタ。
和実さんのお嬢さんも知っているだけに、
『あー、ゆーはちゃんはこうやって和実さんに愛されてるんだなー』って、母の愛を実感して、ジゼルが死ぬときの、何もしてあげられなくて、救えなかった感じが今でも忘れられず、というか、思い出すだけで泣けてきます。
ジゼルはなんでベルタの手を振りほどいたんだろうね。
それから2日目!
発表会の方。
秀逸というか、久しぶりに日本人でしっかりした体(結構日本人って細すぎたりするから)、柔軟な体を隅々まで使いきって伸びやかでパワフルでスッゴかったのが藤井彩嘉ちゃんのコッペリア。抜群のコントロールで、多分一人でパドドゥ出来る(笑)しかもあと五回くらいは連続で(笑)
オシポワみたいなジャンプするから必見ですよー!
あと、オーストラリアバレエ学校所属の池田紗弥ちゃんのクルミ、スロバキア国立劇場バレエの佐藤玲緒奈ちゃんの振り付けFURERUは出演者全員がコンテを踊りなれていて、作品の意図を理解して踊っているので、長めの作品ながら惹き付けられる作品でした。
テクニックはもちろんのことながら、それだけにとらわれず、作品を表現することが出来る人達に感動。
そして海外で活躍しているみんなを関西にいながらにして観られる凄い機会に感謝です(*^_^*)