8月2日、3日東京はBunkamuraオーチャードホールで上演されたエトワールバレエガラ2014を観てきました♪
2日はまずBプログラムで、翌日3日にAプログラムが上演されました。
出演者はバンジャマン・ペッシュやイザベル・シアラヴォラをはじめ、ドロテ・ジルベールやマチュー・ガニオ、エルヴェ・モローに加え、今回怪我などでキャンセルのダンサーの代わりにアマンディーヌ・アルビッソンという、エトワールになりたてというダンサーも出演。
他にプルミエールのオードリック・ベザール(ビックリするくらい脚が長い!!)や、スジェのローラ・エケ(スジェとは思えないテクニックと貫禄!!)のオペラ座チームに加え、ハンブルクバレエからプリンシパルのシルヴィア・アッツォーニとアレクサンドル・リアブコ。
そしてこれまた代役で急遽決定のシュツットガルトバレエ団プリンシパル、フリーデマン・フォーゲル。
11名のトップダンサーで上演されました。
今回二日間観て、世界バレエフェスティバルより面白いなと思いました(笑)
まずはAプログラムから。
バランシンのジュエルズ、マクミランのマノン、ノイマイヤーのマーラー交響曲、ヌレエフの白鳥、クランコのオネーギン、ローランプティのアルルの女、ジェロームロビンスのインザナイト。
いわゆる古典のグランパドドゥは1つもありません。
もちろんグランパドドゥでも見応えもあったかもしれませんが、これだけのレパートリーを一度の舞台で観られる方がうんと楽しい☆☆☆
特に『アルルの女』や『イン・ザ・ナイト』は初めて観て、大好きになりました!!
どれもこれも並みのテクニックではやれない作品ばかりなのにみんな流れるように踊っていて、これぞまさに世界最高峰の踊り\(◎o◎)/!
しかも『イン・ザ・ナイト』は贅沢に3組全員がオペラ座ダンサーなので、テクニックはもちろん空気感も揃っていて、珠玉の一作でした。
Bプログラムを実はさきにみたのですが、本当にバレエガラか?というくらい、装置がほぼすべての作品についてありました。
『眠れる森の美女』よりローズアダージオ、バリエーション、2幕デジレ王子のバリエーション、3幕グランパドドゥ。
これ全部違うキャスト!
しかもローズと3幕で後ろのドロップ変えてる!
さらにさらに、『牧神の午後』を、ニジンスキーバージョンとジェロームロビンスバージョン続けて上演!もちろん装置は転換!!!
さらにさらに、『シェリ』という作品では使うことのないベッドを設置。
『アモヴェオ』では後ろに映像を映し出すなど、作品は勿論舞台装置にもこだわったプログラムでした。
また『こうもり』や『お気に召すまま』などこれまた珍しい作品も観ることが出来て、こちらも充実したプログラムでした。
11人で三時間飽きさせることなく、誰一人劣ることない実力にただただ感動。
ヨーロッパの洗練されたテクニックとセンスが醸し出す芳醇な空気に会場全体が
酔いしれていた気がします。
夢のようなひとときでした☆
因みにどちらかのプログラムはテレビ放送もするようなので見逃した方は是非チェックしてくださいね♪