コタロウとママのつれづれ日記

パピヨンコタロウとママの日々のあれこれ
そしてコタロウが命いっぱい生きた記録です。

肥満細胞腫の子を持つ方へ

2019-10-05 | 肥満細胞腫
コタロウは
肥満細胞腫と宣告されてから2年という月日を
元気に迎えることができました。

2年前、私は肥満細胞腫という病気があることさえ知りませんでした。
コタロウがこの病気になって、私なりに病気のことをたくさん調べました。
病気がどんな性質のものか、治療法や、お薬や、完治できるものなのか、
・・・余命も。

そして、肥満細胞腫のワンちゃんのブログもたくさん見てきました。
私にとって、動物病院のサイトより、病気についてのQ&Aより
支えになったのは、飼い主さんが書いているブログでした。

手術をしての経過、抗がん剤を行っての経過、
食事や、サプリメントや代替療法。
参考にさせていただいて、コタロウにしていることもあります。

同じ病気でも、年齢や病気の進行度によって治療方法も違うし
これが正解、というものがないのが本当のところです。

病院が行う標準的治療は手術、抗がん剤で、まあ一つなんですけど、

私はそれを簡単に受け入れられずに
他の道を求めて苦しみ、それは今も続いています。
ただ、今は2年前よりも少しおだやかな心を持てるようになりました。

2年。
私が拝見してきた同じ病気の子たちのおよその闘病時間です。
もちろん、私が見つけられないだけで
もっと長生きの子や、もしかしたら寛解した子もいるでしょう。

でも、私にとって2年という時間は
越えたくて、でも進んでいくのが、近づくのが怖い
そんな時間でした。

無事にこの2年という時間を過ごして、
私がしてきたことは、
たった一つの正解ではないけれど
そうそう悪い道ではなかったのよね、と思えたので
どんなことをしてきたのか書いてみようと思いました。
2年前の私と同じ思いでいる方に
少しでも寄り添うことができたら幸せです。
(前置き長っ!



 ご飯はできるだけ手作り

 自分が口にできる素材で作る安全なものを食べさせてあげることは大切だと思うので、
 本当は完全手作りをおすすめします。
 しかしながら、うちは「完全手作り」ではないです
 栄養バランスに自信が持てないのと
 非常時に手作り食ができない時のことを考えて
 カリカリもあげています。
 コタロウがカリカリも喜んで食べてくれるから、というのが大前提です。
 
 参考までにわが家のメニュー

 コタロウは3kgのパピヨン。1日2食です。

 1.カリカリ「みらいのドッグフードのガン療法食」5g
  コタロウはのどごしで食べるので(笑)半分はおもちゃに入れて遊びながら食べさせ、
  半分は歯磨き効果もあると言われる?マウスクリーンパウダー(乳酸菌)を
  まぶしたものを手から数粒づつ与えています。

 2.手作り食
 ・茹でささみ(又は生秋鮭や生たらを茹でる)15g
 ・豆腐 5g
 ・ブロッコリースーパースプラウトひとつまみ
 ・大根おろし 7g
 ・さつまいもやかぼちゃ 7g 
  が主なもので、もやしやブロッコリーを代わりに入れたりもします。
  肉魚を少し減らしてK9ナチュラルビーフを加えることもあります。
  
  そこにサプリをトッピング。
 ・コセクイン
 ・ダイジェストエイド
 ・ニューヌクレオエンジェルかアンチノール
  全部混ぜて1食35~40g
 
 3.メシマコブスープ
  ファンケルのメシマコブを白湯に溶いてあげます。
  かつおぶしやササミジャーキーの粉などで風味をつけて。
 
 4.ヨーグルト1さじ

 カリカリ~手作り食~メシマコブスープ~ヨーグルトのコース料理です
  
 流れ作業でやるとそれほど時間もかからないし、
 コタロウは毎度毎度めちゃくちゃ喜んでくれるので
 楽しみながらやっています。

 ただし、サプリは本当に微量で。
 ワンちゃんにとって最大級に嬉しいイベントであるご飯が
 サプリ味にならないように。
 過ぎたるは猶及ばざるが如し、とも言いますしね。 
 
 ご飯が合っているかは、うんちの状態で確認するとよいかと。
  
 そして、何より大切にしていることは
 「喜んで食べてくれるか」です。
 どんなに身体によいと言われるものでも、コタロウが喜ばないものは出しません。
 たとえガンが治ると言われても、コタロウが顔をそむけるようなら
 泣きながらあきらめます。
 大喜びで食べるご飯だからこそ、栄養として身体に取り込まれると思うから。
 
 ※ご飯については模索中で、まだ改善の余地ありと考えています。

 マッサージ

 マッサージというよりボディタッチかしら。
 腫瘍の部分は触ってはいけないけど、
 優しく撫でるように、全身をよく触っています。
 よく、コタロウを私のゴッドハンドで落としてます
 「手当て」には効用があるともいいますし、
 なんちゃらビームが出ているような気がするのです(笑)
 何より気持ち良さそうにウットリしている姿を見たら
 私がやめられません

 へそ天で転がったらお腹にハーッと息を吹きかけて温めながらさすってあげると
 白目で天国気分になります(コタロウだけか・・・)

 ストレス軽減につとめる

 ・ストレスの種を減らす。TVや話し声の大きな音、急な動作
 ・無理強いしない。苦手なことに慣れさせようとしない。
  慣れなくてはいけないことなんて、それほどないから。
 ・怖いものから守ってあげる(花火や雷の時は抱っことか?)
 ・できるだけ一緒にいられる時間を増やす
 ・甘えさせてあげる。犬の甘えなんて可愛いものです。
  決して増長なんかしないし、可愛い顔つきになります  


まとめると、

美味しいご飯で喜ばせ
ボディタッチでウットリさせ
怖いものから守ってあげて
できるかぎりストレスの少ない生活を叶えてあげること。
 
でしょうか。

そして、

これは問題発言かも、なので小声で。
動物病院を妄信しない。
病院と密接になりすぎない。


自分が納得できないことはしない。
が大切かなと思います。
とても不安だし、怖いから、知識のある先生の言う通りにした方がいい気がするけど、
その方が少し気持ちが軽くなると思うけど、
自分がしっかり受け止めて、よく考えることが大切かな、と。

どう病気と闘うか、と考えると、この子の身体に負担をかける治療を選ぶことになり、
どうしたら治るのか、と考えると、完治という道はほとんど見当たらない。
この子とどんなふうに一緒に生きていきたいか、
その道々はどんな生活をさせてあげたいか、
という考え方にしてみると、厳しい現実の中でも
少し心おだやかになれるような気がします。

こんな生活をしながら、
コタロウは
手術も抗がん剤もせずに
2年を過ごすことができました。

同じ病気のワンちゃんたちが
美味しく楽しく幸せな毎日を
大好きな飼い主さんと一緒に送ることができますように



長文、失礼しました

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