海外移住関係のサイトが少なくなった。 (2)

　日本もお金持ちの人は増えている。また、経済的に余裕のない人も増えている。
　経済的な格差はますます広がっているということだ。

　では、海外移住関係のサイトが少なくなった理由は、海外移住を目指す人が減ったからである。
　かつての日本は、1億総中流と言われていた。20年前はその名残があったと思う。つまり、グラフで書くとベルカーブである。

　しかし現在は、ロングテールであろう。グラフのカタチについては別のサイトを参考にしてほしい。

　当時の海外移住を目指す人は、物価や家賃が格安の国に行けば、年金の範囲内でも十分に暮らせるといううたい文句を信じて夢を持っていた。

　しかし、将来もらえる年金に不安があり、一生働けという見えざる圧力を現在感じる。昔移住を考えていたレベルの人は減ったし、プレッシャーで移住をあきらめたのではないか？
　お金持ちの人は、移住などせず、言葉の通じる安全で楽しい生活を日本で過ごせばよいのだ。

日本は格差が広まっていく。

　格差拡大については、数量的検証がほかのサイトに載っているのでそちらを見てほしい。
　私は肌感覚を書く。

　私の散歩コースには2つのテニス場がある。一つは地方公共団体の運営するテニスコート。
　もう一つは、大企業の付属テニスコートである。

　これら二つのテニスコートはいつ通りかかっても、満員である。
　しかも、地方公共団体のほうは平日10時から15時あたりは、60歳ぐらいの人が多い。

　大企業のほうは50台の女性のようだ。

　いずれにしても生活に余裕があるのだろう。（スポーツをするのはとても良いことだ。それを否定するつもりはない。）
　
　そうではない人も多くいる。いや、多くなっている。