ハードロックを聞いていた私は、本当に音楽評論家やレコードライターになろうかと思っていた。
今では考えられないが、FMラジオの全盛期でもあり、そこら中に音楽評論家がいて、なんとなく食っていけそうな感じがしていた。(そのころFMfanなる雑誌を定期購入していて、そこにも多くのライターが寄稿していた。また、レコードを買うとレコードマンスリーという雑誌をもらえそこにも有名無名のライターが寄稿していた。本当に音楽雑誌が巷にあふれていた。)
で、そのころはやっていた洋楽がセックスピストルズなどのパンクロックだった。時代は、ハードロックとプログレが全盛期でお金がかかる音楽が主流、これに徹底的に反抗するという感じで、パンクが台頭してきた。その時代背景が分からなくもなかったが、私はなじめないというか、好きになれなかった。その次にアメリカで出てきたのがネオロカビリーを標榜するストレイ・キャッツだった。これがまた私の好みではなかった。
「もう流行りは捨てて時代遅れと言われてもいいや!」と思うようになり、プログレにのめりこんでいった。
最初、プログレを意識したのは、FMから流れてきたyesというバンドで「不思議なお話を (Wonderous Stories)」という曲だった。それまで聞いていたハードロックとは違い、ジョン・アンダーソンのハイトーンのボーカル、テクニシャンだが前面に出ることのないスティーヴ・ハウのギター、再加入したリック・ウェイクマンのキーボードと、ハードロックとは全く違うサウンドでこれは聞くに値するロックジャンルだと思った。
今では考えられないが、FMラジオの全盛期でもあり、そこら中に音楽評論家がいて、なんとなく食っていけそうな感じがしていた。(そのころFMfanなる雑誌を定期購入していて、そこにも多くのライターが寄稿していた。また、レコードを買うとレコードマンスリーという雑誌をもらえそこにも有名無名のライターが寄稿していた。本当に音楽雑誌が巷にあふれていた。)
で、そのころはやっていた洋楽がセックスピストルズなどのパンクロックだった。時代は、ハードロックとプログレが全盛期でお金がかかる音楽が主流、これに徹底的に反抗するという感じで、パンクが台頭してきた。その時代背景が分からなくもなかったが、私はなじめないというか、好きになれなかった。その次にアメリカで出てきたのがネオロカビリーを標榜するストレイ・キャッツだった。これがまた私の好みではなかった。
「もう流行りは捨てて時代遅れと言われてもいいや!」と思うようになり、プログレにのめりこんでいった。
最初、プログレを意識したのは、FMから流れてきたyesというバンドで「不思議なお話を (Wonderous Stories)」という曲だった。それまで聞いていたハードロックとは違い、ジョン・アンダーソンのハイトーンのボーカル、テクニシャンだが前面に出ることのないスティーヴ・ハウのギター、再加入したリック・ウェイクマンのキーボードと、ハードロックとは全く違うサウンドでこれは聞くに値するロックジャンルだと思った。