こ ゆ る り お も ふ

感動を絵と文でお届けするイラストライターこゆりの
体験レポート&日々のひとりごち。
こゆるりとお楽しみください

四條畷のお酒 販促物

2019-05-25 22:11:10 | お仕事告知
平成最後の大仕事
昨年から参画させていただいてる四條畷のお酒
リーフレット〜ラベルデザインを
お手伝いさせていただきました。

歴史を繙き奈良吉野の蔵で造る四條畷のお酒
正が無い(しょうがない)酒
「行」「時」「儀」


去年ハジメフーズの社長
山元佳子さんにご依頼受けたのは
「四條畷と吉野をつなぐ物語を歴史を繙いて漫画で描いて」
というあまりにも漠然とした内容。

私:
歴史〜〜〜〜〜!
わかんない〜〜〜〜〜〜

山元社長:
大丈夫、こゆりんならできる!


で、歴史猛勉強しました(笑)
もちろんそこにはたくさんの方々のご指導を賜りながら。




四條畷にゆかりのある楠親子が関わっている
南北朝時代に特化した内容で
親孝行をテーマに、四條畷のお酒を
わざわざ吉野の蔵で造る理由を意味づけるもの。




そこで、楠三兄弟物語
父の意志を受け継いだ親孝行な息子たち



冊子は全ページるびをつけて
歴史の難しい漢字も読めるようにしました。




お酒のパンフレットには
お酒造りの想い、なぜ四條畷のお酒を吉野の蔵で造るのか
を、A3横短辺2折×長辺巻三つ折の両面印刷で漫画と一緒にまとめました。



ここでは山元社長になったつもりで
ヒヤリングさせていただいた社長の想いを
原稿にまとめました。



お仕事の基本は
お客さまの気持ちを考えて・・・
私の仕事はお客さまはほとんどが社長さまで
どのお仕事もそうですが
社長の気持ちを考えるのは途方もなくエネルギーを使います。
でも、尊敬して大好きな方からのご依頼、愛を持って最後まで頑張りました。





お酒のラベルには書家の浦川よし子先生に字を書いていただきました。
このラベルのこだわりは
背景に施されているうずうず
浦川先生に吉野杉の年輪や水の波紋をイメージして
描いていただいたものですが
このうずの配置は、歴史の地図から
楠親子ゆかりの地を位置して表現しています。



左から、父正成が戦った湊川
真ん中の一番大きなうずは正行、正時が戦った四條畷
右下は三兄弟が守った後醍醐天皇ゆかりの地、吉野





正が無い(しょうがない)酒は
楠正成の息子、正行、正時、正儀から一文字ずついただいたもの。

「しょうがない」を受け入れることで伝えられる想いがある。

敗戦必至の戦に、最後まで忠臣としての道を貫き
命をかけて息子たちにその道を説いた父の想いを受け継いだ
親孝行な息子たち。

「しょうがない」は受け入れる事
「愛」なんですと、山元社長。

本当に素敵なネーミングができました。





企画から半年
2019年5月25日、お酒作りに関わってくださった皆さんと
四條畷神社にお酒の奉納に行ってきました。






完成まで本当に色々ありましたが
このお仕事に関わらせていただけて
私自身もステップアップ出来
素晴らしいご縁ともめぐりあえました!

また、偶然ですが、5月25日は、大楠公、楠正成公の命日なんだとか!
この日に、皆さんと四條畷神社に奉納とお礼参ができたことが
本当に嬉しかったです。




歴史漫画の監修には、
四條畷楠正行の会 代表 扇谷昭氏
歴史家・城郭石垣研究家 吉信勝之氏

このお二方のご指導がなければ
ここまでの完成度にはなりませんでした。

そして、そのご縁を繋いでくださった
国登録有形文化財 辻本家住宅 17代目当主 辻本賢徳氏 



正が無い酒プロジェクトメンバー

吉野の蔵を繋いでくださったお酒造りのキーマン
正が無い(しょうがない)酒「行」「時」「儀」の名付け親でもあり
パンフレット内のお酒のキャッチコピーも考案してくださった
唎酒師の免許も持つ
ナイトー金属株式会社 社長 内藤哲也氏



お酒ラベル
「行」「時」「儀」の文字を書いてくださった
筆手紙道協会 家元
開運美書家 浦川よし子先生



そして、このプロジェクトの立案者
みんな大好き 「空とぶからあげ」でおなじみ
株式会社ハジメフーズ 社長 山元佳子氏




このお仕事でご縁ができた方は他にもたくさん
ご紹介しきれないくらい
たくさんの熱い想いがこもったお酒です。

味は?
もちろん、自分たちが作ったから言うのでなく
本当に、日本酒が苦手な方でもびっくりするくらい
すーっと綺麗な、でも深みもある
誰からも愛される日本酒に仕上がりました。









美吉野醸造さんの蔵で最後の搾り出しに参加させていただきました。
できたては格別!


楠三兄弟物語、お酒について詳しくは
HP四條畷のお酒
をぜひご覧ください。
https://nawatezake.com/





南北朝時代の一部分限定のにわか歴女になりました。
デザインの提案からめんどくさいるびうちまで
最後の最後まで一緒にがんばってくれた所長
いつも本当にありがとうございました。

わたしの無駄の多い仕事のやり方は
なおりそうもないのですが
しょうがないと受け入れて
これからもよろしくお願いいたします。






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