ベテラン議員引退の阿尾で他地域の候補も入り街宣
現職10人と新人2人による1人超過の日高町議選(定数11)は早くもきょう31日が中日。前回で地域票構造が定着してきた中、現職勢は前回票を上回ろうと各地で激戦を繰り広げ、萩原、荊木、志賀の現職が上位争いか。安全圏と見られる現職勢とは裏腹に、新人勢は当落上で苦戦を強いられているようだ。今回は投票率の低下が懸念され、浮動票が順位に影響しそうで、各陣営とも取り込みに躍起になっている。
内原地区 転入者や投票権を得た18、19歳の有権者などで前回の選挙より197票増えた。3503票と全有権者の54・2%を占める大票田に現職ばかりの7人がひしめく。
萩原や荊木の大基盤をバックに票を上積みして上位をうかがう2人や、荊木の地盤で票を確保している1人と組織票を固めが盤石の1人が中上位か。
一方で池田の現職は地盤は少ないものの、血縁の多さで運動するが前回より苦戦模様。高家は2人で奪い合う形だが、1人は精力的に動いてすでに安全圏は保ち上積みしている様子で、もう一人は支持基盤が弱いが街頭演説で施策を訴える。2人とも高家は浮動票が多いとされる地域のため、全町的な活動で支持を広げる。
志賀地区 1811人の有権者に対して現職2人、新人1人が立候補。内原地区同様、前回に比べ有権者数が70人増えた。
地元基盤が強い現職は安全圏に位置する上に、団体からの支援も受けるなどして、浮動票が多い地域でも勢力を強めている。もう一人の現職は他候補の影響を受けるため、全町的に展開して若い世代も取り込み、票を確保、上位に食い込めるか。新人は組織作りに出遅れて支持基盤が弱く、厳しい戦いで当選ラインに届くか。
比井崎地区 有権者1144人は前回に比べ92人減ったが、阿尾のベテラン現職の引退票が含まれる。ここに現職1人と新人1人が立候補。現職は安全圏を確保している様子だが、前回上位だったことから、上滑りが懸念されており、他地域へも活動。新人は地元の支援を受けて、組織固めが出来てきており、票を伸ばしている様子だが、出遅れは否めず当選ライン確保へ動く。
期日前投票 初日の30日は午前中に47人が投票した。
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