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道成寺周辺の堂閉川バイパス化で氾濫回避へ 〈2024年11月30日〉

2024年11月30日 08時00分00秒 | 記事


既存河川(写真右方向)南側の市道にバイパスを整備


 道成寺周辺を中心に日高川町鐘巻地区から御坊市藤田町にかけて流れる堂閉川の氾濫による浸水被害を改善するためのバイパス整備計画で、県がこのほど地元の道成寺周辺浸水対策委員会(玉置實委員長)に詳細設計中の計画案を説明。今後、委員会や地元の意見を参考にして、見直しを進め「できれば来年度から用地交渉に入りたい」としている。同委員会も「みんなで協力してやってきた整備事業なので、順調に進んでくれれば」と期待を寄せている。
 堂閉川(2級河川)は、道成寺北東部にある横沈池を起点として道成寺前を通って蛇行するように八幡山付近まで約1キロ流れ、下流の斎川に合流する。ただ、河川幅が狭いうえに勾配も緩やかで、集中豪雨のたびに道成寺山門前などを中心に氾濫し、八幡山方面に通じる県道日高印南線が冠水。家屋の床下浸水などの被害が出て、地元民の大きな悩みとなっている。
 平成28年に、堂閉川の早期改修に向けて日高振興局と日高川町、御坊市関係者、周辺地区長らが、同委員会を発足、整備計画を進めてきた。バイパスは、道成寺山門下付近から農道を西に向かって延長し、約660メートルの河道を南側に新たに整備するもの。川幅は約5メートル、深さは約2メートル。
 今回の説明会では、氾濫時に逆流の恐れがあった堂閉川から斎川に合流する地点を塞ぎ、南側へ流し市道(東吉田八幡線)に沿った河川の整備も行う計画などを説明したほか、決まっていたバイパスルートの詳細設計の概要、地質調査、測量の実施についてなども説明した。


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灯台絵画コンテストで石橋里咲子さん(湯川小)が国土交通大臣表彰 〈2024年11月29日〉

2024年11月29日 08時30分00秒 | 記事


石橋里咲子さんの作品「美保関灯台」


佐々木新之助君の作品「夕日のカットシ岬灯台」


中江翔大君の作品「灯台の投光部」


 公益社団法人燈光会主催の「灯台絵画コンテスト2024」の審査がこのほどあり、日高地方から、石橋里咲子さん(湯川小5年)の島根半島東端の地蔵崎にある灯台を描いた作品「美保関灯台」が最高となる国土交通大臣表彰を受賞。このほか、小学生高学年の部で佐々木新之助君(中津小6年)の作品「夕日のカットシ岬灯台」が金賞、中江翔大君(塩屋小4年)の作品「灯台の投光部」が銀賞に選ばれた。
 同コンテストは海上保安庁が所管する灯台がある風景を描くことによって、航路標識への関心や航路標識業務への周知に寄与するなど海上保安思想の普及のため同会が開いており、「灯台のある風景」をテーマとし、小学生低学年(小学1~3年生)、小学生高学年(小学4~6年生)、中学生の3部門で全国から応募。3部門全体から国土交通大臣賞1人、海上保安庁長官賞1人、燈光会会長賞1人を選出、各部門から金賞1人、銀賞2人、銅賞5人、特別賞1人を選んだ。
 石橋さんの作品は、快晴の青空をバックに、石造りの灯台のゴツゴツした凹凸部分や投光部まで細部をうまく表現しながら、隣にそびえ立つ大木とともに描いた水彩画。石橋さんは小学2年生から阪本由捷さん=御坊市藤田町吉田=が指導する絵画教室に通っており、同コンテストは3度目の出品で、小学2年時の銅賞以来の入賞にして初の国土交通大臣賞。石橋さんは「影の色使いとか難しく、受賞できるとは思っていなく、びっくり。おじいちゃん、おばあちゃんに伝えたい。来年も頑張って出したい」と笑顔だった。
 灯台絵画コンテスト表彰状伝達式は12月1日、田辺市文里の田辺海上保安部で行う。


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入札情報漏えい疑いなどで冨安民浩県議ら3人逮捕 〈2024年11月28日〉

2024年11月28日 08時30分00秒 | 記事

 和歌山県警は26日、県発注土木工事の一般競争入札に関する情報を参加業者などに漏らしたとして、地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで元県日高振興局建設部長の柳岡太(やなおか・とおる)容疑者(61)=御坊市島=、漏えいを依頼したとして同法違反(そそのかし)の疑いで県議冨安民浩容疑者(76)=日高町高家=ら計3人を逮捕した。同日、日高振興局を家宅捜索した。

 冨安容疑者は1991年県議に初当選し、2009年6月から10年6月まで県議会議長を務めた。岸本周平知事は「捜査の進展を見守りたい」とのコメントを出した。
 他に逮捕されたのは、土木会社の元経営者清水達成容疑者(61)=日高川町船津=。県警は3人の認否を明らかにしていない。
 逮捕容疑は、柳岡容疑者は23年5月30日、県発注の道路工事入札1件で最高評価値入札者と次点入札者を清水容疑者に伝え、同9月5日に別の2件の入札情報を同様に冨安容疑者に漏えい。清水、冨安両容疑者は情報を漏らすようそそのかした疑い。柳岡容疑者は当時、建設部長だった。
 県によると、3件の工事入札は清水、冨安両容疑者が経営に携わっていない別の業者が落札。入札は、価格の他に技術力なども加味する総合評価方式で行われた。

日高、日高川町の県道改良で
最高評価値入札者等の情報を
 警察の調べによると、冨安容疑者は昨年9月5日、県日高振興局建設部が発注した広川南IC方面に通じる県道井関御坊線の日高町原谷~萩原区間2件の道路改良工事の総合評価落札方式条件付き一般競争入札に関して秘密事項にあたる、最高評価値入札者と次点の入札者を教えるよう、当時、県日高振興局建設部長だった柳岡容疑者に電話でそそのかした疑い。一方の清水容疑者は昨年5月30日、県道御坊美山線の日高川町高津尾地内、株井峠付近の土砂災害対策道路工事入札で、最高評価値入札者と次点の入札者を教えるよう柳岡容疑者に電話でそそのかした疑い。柳岡容疑者はそれぞれ職務上知り得た秘密を漏らしたとして、地方公務員法違反の情報漏洩及びそそのかしの疑い。

自民ベテラン議員逮捕に衝撃
知事や同僚議員「誠に遺憾」
 現職自民ベテラン議員の逮捕に県関係者や同僚議員、地元にも衝撃が走った。
 岸本知事は「日高振興局建設部の元職員が、地方公務員法違反で、逮捕されたことは誠に遺憾であり、捜査の進展を見守りたいと思います。県としては、当然ながら警察の捜査には全面的に協力してまいります」とコメント。鈴木太雄県議会議長は「現職議員が逮捕されたことについて、容疑内容が事実であれば、大変遺憾なことであり、県民の皆様はじめ多くの方々にご迷惑とご心配をおかけしていることを深くお詫び申し上げます。今回の県議逮捕という事実を重く受け止め、今後とも厳粛で規律正しい県議会運営に当たってまいりたいと思います」。
 自民党県支部連合会幹事長で御坊市選挙区選出の中村裕一県議は「党所属の県議会議員が逮捕されたことは誠に遺憾です。今後の推移を見守りたいと思いますが、県民の皆様にご迷惑をおかけしお詫び申し上げます。県連としては今後かかることが二度と起こらないよう清潔な政治活動に努めてまいります」、同党で日高郡選挙区選出の玄素彰人県議は「ただただびっくりしている。地元に多大な貢献してきた議員だけに信じられない。今は推移を見守るしかない」、同じく坂本登県議は「誠に残念です」と話した。


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青山学院が明治神宮大会初優勝で大学四冠 西川史礁選手、プロ入りへ弾み 〈2024年11月27日〉

2024年11月27日 08時30分00秒 | 記事


大学野球4冠を達成し、胴上げされる西川史礁


 第55回明治神宮野球大会大学の部の決勝が25日、神宮球場で行われ、青山学院が創価(関西5連盟)を7―3で下して初優勝。春秋の大学野球日本一とともにリーグ戦を含む史上6校目の大学4冠を達成した。千葉ロッテのドラフト1位、青学の西川史礁選手(4年)=丹生中、龍谷大平安高出身=はケガから復帰後で代打出場だけに終わったが、大学4冠の栄光を胸にプロの世界へと飛び立つ。
 準決戦と決勝戦は、西川とともに佐々木泰(広島1位)のドラ1コンビがスタメンを外れたが、選手層の厚さで創価を寄せ付けずに初優勝を飾り、昨年の準優勝の悔しさを晴らした。
 秋季の東都大リーグ戦も4番に座ってスタートした西川は、リーグ序盤に死球を受けて右手人さし指を骨折。それ以降はスタメンを外れ、ケガが回復した今大会は、大事を取って代打だけの出場に徹した。9回に代打で登場し、見逃しの三振で大学生活最後の打席を終えたが、昨年はあと1歩(準優勝)で逃した大学4冠の快挙に「4冠を目指して新チームをスタートしたので、素直に嬉しい」と話し、チームメイトから胴上げされて歓喜を味わった。
 ドラフト前の選手では初めて大学生の侍JAPANトップチーム入りを果たすなど、大きく飛躍した大学野球生活に終止符を打ち、プロの道に進む。広島1位で4年間ともに過ごした佐々木主将は「西川史礁が打席に立つ姿を見られて本当に嬉しかったです。彼がいたからこそ、ここまで来られたと感じます」と語り、西川は「大学生活で経験したことを生かしたい。プロの球を弾き返せるように、打撃面を見つめ直したい」とプロでの活躍を誓った。


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日高高校野球創部100周年事業 〈2024年11月26日〉

2024年11月26日 08時30分00秒 | 記事


三度の甲子園出場経験OBらが思い出話を語った


 日高高校野球部の創部100周年記念事業は23日、同校で行い、OBや学校関係者、現役部員ら約300人が節目を祝った。記念式典では選抜出場を果たした3世代の選手や元プロ野球選手、俳優のOB5人がトークショーで当時の模様を語り現役部員を激励、100年の歩みを振り返るとともに、伝統の継承へ思いを込めた。平成4年の選抜出場時に秋季大会で対戦した郡山高校(奈良)を迎えて記念交流試合も行った。
 記念式典は体育館で御坊市在住のタレント、坂尻夏海さんの司会で行った。浜崎正人実行委員長が「次の100年に向けてますますの活躍を祈念しています」、津村仁志後援会長は「心と体を鍛え上げる人間形成という野球部の伝統を引き継いでほしい」とあいさつし、記念映像が流され、100年史を振り返った。
 昭和31年、平成元年、4年に選抜出場した入江喜一さん(85)、山村武さん(53)、谷村和也さん(49)、元プロ野球選手の大久保勝信さん(48)、俳優の鈴木蓮清さん(20)の5人がトークショー。入江さんは「テレビのない時代で、町の人は甲子園というどえらいところに行くと思って、万歳三唱で見送ってくれた。甲子園につくと『北海道の学校や』『目高(めだか)高校』などと言われた」、山村さんは「近畿大会で甲子園で2試合戦ったが、選抜は異様な雰囲気。開会式直後の試合だったこともあり緊張しすぎて入場行進から何も覚えていない」、谷村さんは「制球難が奏功して帝京(選抜優勝校)を無失点に抑えていたが、突然振ってくれなくなり頭が真っ白。押し出しで1点を与え負けた」と甲子園出場のエピソードを披露。大久保さんは「甲子園メンバーの谷村さんら2つ上の先輩と一緒に野球ができたのが一番の思い出。梅村先生の誘いで日高で野球を選択した人生でよかった」、鈴木さんは「個性的なメンバーばかりで、キャプテンはチームをまとめるのが本当に大変だったと思う」と思い出を語った。5人は「3年間を常に全力で楽しんでほしい」「1日1日を大切に高校生活を」「何事も『やらされる』より『する』気持ちが上達の近道」「100年間の伝統を次の100年につないで」「100年間続いている野球部に誇りをもってほしい」と思いを託した。
 記念事業はOB会(中村幸嗣会長)を中心に計画し、実行委員会が主催。式典会場には選抜旗が披露され、秋季大会と選手権大会のスコアや野球部に関する写真や地方紙の記事など多数展示され、出席者らは当時を懐かしんでいた。


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御坊中で県北方領土問題教育者会議主催の授業研修会 〈2024年11月23日〉

2024年11月23日 08時30分00秒 | 記事


教育関係者が視察する中、現地研修の様子を伝え、考察する生徒



 県北方領土問題教育者会議主催の令和6年度授業研修会は21日、御坊中学校で開き、同校生徒10人が去る8月上旬に北海道根室市へ訪問した現地研修での活動を振り返りながら、授業。県下の校長や教諭、教育委員ら教育関係者約30人が視察し、研究協議した。
「北方領土返還運動に参加しよう!」と記したハチマキを頭に巻き、3年1組21人が4グループに分かれて「元島民の方のメッセージを理解し、発信しよう!」を目標にワークショップ。北方領土返還祈念シンボル像「命の架け橋」を訪れたり、北方領土返還要求根室市民大会へ参加した様子などを映像や画像を通したり、各グループで現地研修に参加した生徒が経験をもとに紹介した。
 歯舞群島の一つである勇留島(ゆりとう)で暮らしていた角鹿金太郎さんが残した句「煮えきらぬ 北方の話 夜は長し」と「想い出の 島や流氷の 果に見ゆ」の意味を考察しながら「解決するは 我が世代」「いつか近づく 明日の未来」などと下の句を返した。
 他人事ではなく、自分のこととして考えていこうと、北方四島返還のためにできることを「話し合い 罪なき人の 思いくみ 武力使わず 解決すべき」「分かり合う 領土問題 手を取り合い 国が違えど 我らの未来」などと短歌で表現して締めくくった。
 同会議は北方領土学習の研究を通して、県下での学習進展へ向け平成16年5月に設立。記念講演会開催、指導者や中学生らの現地研修会等を行っており、北方領土問題や現地での取り組みを周知するため、今回のような授業研修会を開いている。この日の授業後、研究協議もあり、教材開発や指導方法等について話し合った。


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美浜町が管内初、地域調和で太陽光発電条例制定へ 〈2024年11月22日〉

2024年11月22日 08時30分00秒 | 記事


議会全協で条例案の概要説明


 全国的に住民トラブルなど問題が発生している太陽光発電事業に関し、美浜町は同事業と地域との調和、自然環境の維持を図ることを目的とした独自の条例案を12月定例議会に提案し、来年4月施行を目指している。町への届け出、説明会の開催、隣接者の同意書を義務付けるほか、事業禁止区域や抑制区域を定め、条例に反した場合等は指導や勧告、命令を行えるようにする。県下では8市町が条例を制定しており、日高地方は美浜町が初めて。

 20日に開いた議会全員協議会で、12月定例議会に提案する「太陽光発電設備の適正な設置及び管理に関する条例案」の概要を説明。全国的に山林や急傾斜地を開発した太陽光発電施設が増加したことで防災上の問題が生じたり、住民が居住する周辺に設置されることでトラブルが発生する事例が増えていることから「地域との調和、自然環境の維持」を図ることを目的に独自の条例をつくる。
 条例の適用範囲は町内に設置されるまたは設置されている太陽光発電設備で、土地の上に設置されるものは発電規模の大小に関わらず、すべて対象(建物や照明、案内板等に設置されているものは除く)。事業禁止区域には土砂災害特別警戒区域、砂防指定地、保安林を設定。抑制区域には土砂災害警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域、県立自然公園区域、国登録・県指定・町指定文化財が所在する区域、農用地区域(第1種農地等)などを設定する。
 許可制ではなく、届け出制の条例で、事業者は町と事前協議を行うこと▼地域住民等に対し、説明会を開催すること。説明会を行う20日前までに周知すること▼事業区域の敷地境界に隣接する土地所有者等から同意書を得ること▼工事着手の60日前までに同意書を添えて町に届けること▼事業終了後の措置(設備の撤去、廃棄物の適正処理、費用の確保)を行うこと――などを義務付ける。
 町職員の立ち入り検査や事業の適正な実施のための指導、助言を行える条文を盛り込むほか、指導に正当な理由なく従わないときや必要な届け出・報告等を行わないときなどは事業の停止、設備の除去、違反を是正するための措置について命令を行うことができるとする。命令に従わないときは氏名、住所等を公表できるようにし、その内容は国、県に報告する。
 抑制区域は事業者に協力を求めるお願いベースだったり、勧告や命令には法的効力がないなど万全なものではないが、条例で一定程度規制の網をかけることで無秩序な事業を抑止、抑制できると期待している。議員から条例施行後、施行前の事業にも適用できるかとの質問に執行部は「事業が動いているものに遡及させるのは困難」と答えた。
 町内で再エネ特措法に基づく認定件数は9月末現在で163件(50キロワット未満162、同以上1)、未完成未供用認定件数2件。町内での最終認定日は令和2年2月。


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県学校美術展郡市審査 応募5166点、県特選80点決まる 〈2024年11月21日〉

2024年11月21日 08時30分00秒 | 記事


塩路光莉さんの作品

西田りいささんの作品

湯川瑛大君の作品

三橋由衣花さんの作品


 令和6年度県学校美術展日高・御坊郡市児童生徒作品審査(日高地方図工美術教育研究会主催)は19日、美浜町体育センターで行い、県特選80点、郡特選120点、郡準特選322点が決まった。
 今年度は3歳児から中学3年生まで5166点の応募があった。この日は、応募の中から地区審査を通過した1261点を日高地方の図工・美術教諭らが審査した。
 県特選展は23、24日に紀の川市の粉河小で開き、県内全特選640点(全8地区各80点)が展示される。日高地方の県特選、郡特選作品展は来年2月1、2日に印南町公民館で開催する。県特選は次の皆さん(郡特選は後報)。
 県特選は次のみなさん。
【県特選】幼・保3歳児=いくたゆいと(上南部こども園)久保田はな(いなみこども園)▼同4歳児=塩路光莉(同)立花美樹(御坊幼稚園)▼同5歳児=市川晴翔(同)しばりつと(みなべ愛之園こども園)▼小学1年=やまもとみお(和佐)湯川楓莉(三百瀬)三原侑大(同)長井優弥(志賀)宮所一喜(御坊)まつもとゆいあ(切目)さとうかい(印南)やまねちひろ(同)中田海緒(清流)。
 同2年=橋本みなと(野口)楠本めぐ(同)木本奈緒(松原)北谷音彩(川辺西)原見茉日(和佐)辻桜(志賀)小森りく(南部)江向夏月(岩代)▼同3年=島本紗奈(切目)柴田剛(同)石井美瑚(同)木村快成(同)酒本蒼来(御坊)つるそうた(同)西田りいさ(同)森口みりあ(松原)▼同4年=塩路碧龍(内原)嶋田悟之(志賀)西岡和奏(同)林絢斗(清流)熊代礼真(川辺西)竹中結咲(同)西川桜央(同)湯川瑛大(三百瀬)。
 同5年=坂本龍治(美山)石橋里咲子(湯川)山本旺汰(和佐)火縄侑生(切目)南田琴音(同)楠本さき(野口)橋本愛奈(同)佐藤碧巴(同)▼同6年=三原奈々(三百瀬)藤原寧々(中津)露口結彩(清流)島本彩葉(切目)小早川葉梛(御坊)橋本帆叶(同)橋本沙和(同)小林花蓮(同)楠本ひかり(野口)▼中学1年=岡田にこ(中津)熊代侑真(南部)五島樹(清流)寒川心乃珠(美山)谷口瑛(湯川)岩橋花歩(日高)今田愛瑠(大成)瀬川実瑚(同)。
 同2年=小西真利那(名田)小早川琉依(中津)栗林明里(丹生)舩山美波(高城)片山凛花(稲原)宮崎悠(南部)平井和佳(河南)岩城結(同)▼同3年=藤崎愛実(湯川)岡田空月(中津)山本夢乃(由良)上門あかり(同)三橋由衣花(同)小池愛菜(大成)小竹春妃(日高)青木美織(同)。
三橋由衣花さんの作品


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日高川漁協が日高川町小熊の造成産卵場にアユの親魚放流


県高校柔道新人大会女子無差別級で中田彩音さん(紀央館)優勝 〈2024年11月20日〉

2024年11月20日 08時30分00秒 | 記事


全国、近畿大会出場を決めた紀央館の
村井さん、中田さん、中尾さん、佐多さん(左から)


 令和6年度県高校柔道新人大会はこのほど、白浜町立総合体育館で開き、女子無差別級で紀央館2年、中田彩音さんが優勝し、来年3月19、20日に日本武道館で開く全国大会の出場を決めた。中田選手のほか、紀央館女子団体、同校個人女子3選手、日高同1選手が近畿大会に出場する。
 女子無差別級は4人がトーナメント戦で競い、中田さんは初戦で箕島の選手と対戦し、払い腰で技ありを奪ったあと抑え込み合せ技で一本勝ち。決勝は紀央館2年の村井理瑚さんと対戦。大内刈で技ありを奪った中田さんが優勢勝ちで同校対決を制した。
 中田さんは「決勝で自分の実力を出しきれなかった。得意の払い腰で1本勝ちしたかった。全国大会では1勝できるよう頑張りたいです」。枠谷逸平顧問は「個々の力を出しきれなかったので、これからの練習で改善できれば。決勝の紀央館対決は、どっちが勝ってもおかしくない試合だった」と話した。
 女子個人で無差別級で村井さん、57キロ級で中尾由那さん(紀央館2年)、52キロ級で木村百花さん(日高2年)が2位、63キロ級で佐多千紗咲さん(紀央館1年)が3位に入賞し、優勝の中田さんとともに来年1月25日に兵庫県立武道館で開く近畿大会に出場する。女子団体で紀央館が3位で2月1日、2日に京都市武道センターで開く近畿大会に出場する。


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山﨑茂樹氏(日高川町)が農事功労者で緑白綬有功章を綬章

日高町の内原小150周年記念行事 人文字撮影や楠のベンチ披露

優良河川愛護団体表彰 管内から王子川、山野、比井

県中学校柔道新人大会 切目中の井口苺心礼さん、蛯子聖莉奈さん優勝


17日 印南町、日高町で多彩なイベント開催 〈2024年11月19日〉

2024年11月19日 08時30分00秒 | 記事


人気を呼んだかつお節削り大会(印南町)

ジャグラーみぞんさんが、スピード感ある
ディアボロで会場を魅了(日高町)


 第12回印南かえるのフェスティバルや第26回日高町ふれあい祭が17日に開かれた。印南町ではかつお節削り大会、日高町では「大道芸界の若獅子」と呼ばれるジャグラーみぞんさんの演出など多彩なイベント、わさび葉寿司や「さばコロッケ」等の地域の特産品販売もあり、多くの家族連れでにぎわった。
 日高町ふれあい祭 町中央公民館周辺で開催。屋外ステージでは、ジャグラーみぞんさんが、ダイス・スタッキングに始まり、ボールなどを使ってジャグリングを披露し、大道芸界随一と言われるスピード感あふれるディアボロを操ると、会場から拍手喝采。「いけちゃん」こと、池崎安基男さん=同町産湯=さんの皿回し、ビンゴゲームでも盛り上がった。
 なた豆茶や「なたまめあいす」、寿司、どらやき、焼き鳥等の産品販売ふれあいテント市や軽トラ市、フランクフルトや綿菓子、うどん、花市、ご当地コロッケ日本一決定戦で特別賞を受けた「さばコロッケ」、ベトナムコーヒーやバザー、木工作品づくりや各種体験など各種コーナーでにぎわい、射的や輪投げなどゲームコーナーやスライダー型エアー大型遊具は人気で子どもたちが殺到。
 芸能発表は、歌謡、大正琴、舞踊、フラダンスなど、文化展は小中学生の絵画や書、保育所園児の絵画、日本画、水墨画、切り絵、手芸、黒竹の民芸品、生け花などの文化協会加盟団体らの作品を前日から展示。お茶席や黒竹民芸体験コーナー、無料の牛乳入り豚汁提供などもあった。
 印南かえるのフェスティバル 印南漁港内ヶ浜埋立地周辺で開催。地元農産物をはじめ、かきまぜご飯、わさび葉寿司などのほか、被災地の能登地方特産品など販売され大盛況。発祥の地にちなんだかつお節削り大会やウスイエンドウの皮むき大会などの体験イベントが行われたほか、特設ステージでは天音太鼓保存会による太鼓演舞やよさこいチーム「乱痴気」のダンスショー、ゆるキャラ大集合、町出身アーティストShihоさんのライブなどあり盛り上がった。餅まきや漁船クルーズ、子ども向けの工作イベントなどもあった。


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由良町ウオークラリー大会 18チームが課題解き散策